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株式会社コアミックス

【エンタメ物流】納品形態から二人三脚で作り上げた唯一無二の物流体制とは

更新日: 2024年12月20日

株式会社コアミックス
事業内容: 単行本・電子書籍の出版およびグッズ販売
サイトURL: https://www.coamix.co.jp/

導入のポイント

  • シャッフル加工などエンタメ商材特有の要望に応える物流柔軟性
  • 国内外のカートシステムとWMSの連携による自動出荷の実現
  • 信頼できる担当者とのスムーズなコミュニケーション

事業紹介

株式会社コアミックスさまは、「漫画の発展に寄与する」という理念のもと、「北斗の拳」「シティーハンター」などの名作の著作権を管理しており、「月刊コミックゼノン」をはじめとする雑誌発行や、単行本・電子書籍の出版などを行っています。

近年では「終末のワルキューレ」など話題作を次々と輩出。

出版にとどまらず、映像化・ゲーム化など、作品のメディアミックス展開にも注力。国内外へのライセンスアウトやイベント企画など、多角的な事業を展開しています。

今回はそんな多角的な事業の1つであるグッズのEC事業全般をご担当されている、出版事業部販売課の太田さま、吉田さまにインタビューしました!


EC事業を始められたきっかけを教えてください。

弊社では、これまでコミックスの出版をメイン事業として展開してきました。近年、電子媒体が伸びていたのですが、時代の変化で紙媒体の売り上げが伸び悩む状況にあり、新たな収益源の確保として始めたのがきっかけです。

当初は書店様への新たな商品提供という観点から、自社ライセンスグッズを制作・販売していましたが、さらなる拡大のためEC事業を開始するに至りました。

EC事業は、出版社である当社にとって全く新しい取り組みです。一方で、弊社のカルチャーとして、変化を恐れず新たなことにもどんどんチャレンジしていくというものがあります。ECノウハウはゼロからのスタートで、他社の事例を参考にしながら、まずはECカートシステムとして「BASE」を活用しながら自分たちではじめました。

ウルロジを導入する前はどのような状況でしたか?

EC事業を開始した当初は、どれくらいの注文が来るのかが読めなかったということもありますが、なにより実務をまずは自分たちで行うということを大切にしていたため、物流業務も含めてすべて自社で対応していました。

梱包方法や発送手続きなど、物流業務に関する知見がなく、自社の一角を倉庫代わりに使いながら手探りで作業を進めていましたね。

物流委託を検討されるにあたって、重視されていたポイントを教えてください。

EC事業を始めるにあたり、当初から物流業務を外部に委託することを想定していました。

在庫管理や棚卸しなども自社で行っていたのですが、在庫管理こそが物流を委託するうえで最も重視するポイントだと判断しました。自分たちでシステムを構築するのは困難ですし、管理するには限界があります。こうした在庫管理の面で弊社ECシステムとの相性や柔軟性を軸にまずは検討していました。

あとは物流品質も重視していました。弊社が扱うエンタメ商材は、本来なくても生きていけるものです。お客様は皆、自分の生活に必ずしも必要でないにもかかわらず、お金を出して買ってくださっています。弊社の扱う作品が好きだからこそです。万が一、物流部分でミスがあれば、作品本体のイメージダウンに繋がる可能性もあります。

そのため、梱包品質や届くまでのスピードは非常に重要です。

実際、弊社の役員には漫画家がいます。ゆえに作品、そしてそのグッズの取り扱いや商材を届ける物流品質に対する思いは強いです。特に、SNSでの情報拡散が速い現代においては、些細なミスが大きな影響を与える可能性があることを強く認識しています。99点ではなく、100点を取らなければ作品は守れないと考えています。

最後は安心して任せられるか、ですね。

商品は弊社にとって資産ですので、その物流では倉庫側との細かなコミュニケーションが大切になってきます。レスポンスの速さはもちろん、こちらの要望を聞き入れていただける柔軟性があるかは重要です。ここは商談をしていても中々わからない部分で、ウルロジさんとは別のサービスでお付き合いがあったこともあり、かなりふみ込んで話し合えたのもポイントでした。

他社業者の方が価格面では魅力的でしたが、システム連携や当初から描いていた海外展開の話をした際に、いただいたご提案から長期的にお付き合いできると思えたこと、担当の鈴木さんの対応力の高さでウルロジさんに委託を決めました。


ウルロジを導入されてからどう変わりましたか?

まず、BASEと在庫管理システム(WMS)との連携により、リアルタイムで在庫状況を把握できるようになり、発送業務や在庫管理業務に発生していた時間を大幅に減らすことができました。

在庫管理においては、ランダム系グッズの出荷では大変お世話になりました。過去の実績からも、ランダム系グッズが最も売れることは分かっていたので、ECでも同様に展開したいと考えていました。

しかし、ランダム系グッズの販売は、物流の難易度が高いです。基本的にバーコードを読み取って商品を一つずつ管理するため、ランダムにしてしまうとミスが発生しやすくなります。ランダムだけでなく、そのランダム商品のコンプリートセット版なども別で用意したいと考えていました。状況によって出荷方法が都度変わってくるため、物流オペレーションがより複雑になります。

 

ランダム系グッズの販売は、メーカー側もミスを考慮して敬遠しがちだったので、物流側のウルロジさんが引き受けてくださったので助かりました。

 

鈴木さんには弊社の叶えたい要望と、現場での実現可能性のバランスを調整していただきました。
最終的には、鈴木さんと納品形態から二人三脚で試行錯誤しながら我々にとって最適な物流の形を作り上げていきました。

当初、コアミックスさまには日野倉庫を利用いただいていましたが、その商材特性も考慮して、早期の段階で国立倉庫に移管していただいています。

国立倉庫ではコアミックスさまのようなエンタメグッズに特化した物流体制を構築しており、より様々なご要望に対応できるようにしています。

弊社経営層の考え方として、システム化されている部分と人の手で行う部分を組み合わせることで、お客様へ柔軟に対応できるようにすべきだという考えがあります。そのため、物流の作業工程を細分化し、その中で人がやるべき部分と機械がやるべき部分をそれぞれの良さが最大化することで相乗効果が生まれるような体制を構築しています。

コアミックスさまのシャッフル加工では、すり合わせの段階で実際にシャッフルしている様子を動画で都度撮影して送るなど、どうすればご要望にお応えできるかを物流現場の担当者と話しながら検証していました。

(弊社担当:鈴木)


今後の事業展開について教えてください。

今後は、国内だけでなく越境EC事業も展開していきます。
越境ECの第一弾としてタイでの展開をディーエムソリューションズさんに依頼しました。コミックスを海外で販売するには、翻訳や流通など様々なハードルがありますが、グッズは翻訳を必要としないため比較的容易に進められるというメリットがあります。

 越境ECにはShopifyを利用しています。ウルロジさんは国内のBASEに加えて、Shopifyも対応しているので、国内と海外のECをまとめて管理できるため、非常に便利です。

 海外展開で難しいのは、やはり宣伝方法です。国内ではアクリルスタンドが人気ですが、ヨーロッパではアパレルの方が売れるなど、国によって人気グッズの種類が異なります。これはエンタメ商材ならではの特徴と言えるでしょう。

 ディーエムソリューションズさんには、現地に精通したチームメンバーがいるため、タイで売れ筋のグッズ情報の提供や、効果的な宣伝方法などでもサポートいただく予定です。

今後も、タイを始め様々な国や地域への展開を視野に入れ、世界中のファンに喜んでいただけるようなグッズを販売していきたいと考えています。

インタビューのお時間をいただき誠にありがとうございました!
コアミックスさまの会社HPは下記になります。是非ご覧ください。

株式会社コアミックス
公式サイト:https://www.coamix.co.jp/

 

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