越境ECでオーストラリア進出!初心者でも失敗しない5つのステップと事例紹介
2025.05.01物流・フルフィルメント「オーストラリアに向けて商品を売りたいけど、何から始めればいいのか分からない」「関税や法律ってどう対応すればいいの?」そんなお悩みを抱えていませんか?
近年、日本の商品はオーストラリアでも高い人気を集めており、越境ECを活用して販路を広げる事業者が急増しています。しかし、海外市場、特にオーストラリア独自の規制や文化的背景、配送の壁など、多くのハードルが存在するのも事実です。
本記事では、2025年最新の情報をもとに、オーストラリア市場向けの越境ECを「これから始めたい人」がつまずかないよう、必要な準備から成功のコツ、注意点までを分かりやすく解説します。この記事を読むことで、オーストラリアEC市場の全体像を把握し、失敗を回避しながら着実に販売をスタートするための道筋が見えてきます。
今回の記事内で使用されているスライドに関しては以下の越境EC完全ガイドから使用しております。各地域の人気商品から市場規模、越境ECを始める上での問題点など、これから越境ECを始める方には必見の内容となっています。
越境EC完全攻略ガイド
目次
【2025年最新】オーストラリアのEC市場規模とトレンド
オーストラリアのEC市場は2024年に約305億米ドル(約4.6兆円)に達し、2025年から2034年にかけて年平均成長率(CAGR)5.3%で成長が見込まれています。この成長は、消費者のオンラインショッピングへの移行やデジタル決済の普及、モバイルコマースの拡大などが要因とされています。
引用元:Australia E-Commerce Market Size, Share, Growth 2025-2034
人気のECプラットフォーム比較
ECプラットフォームは国ごとに違いがあるため、事前知識としてある程度知っておくことで、越境ECのハードルや日本企業がどれほど参入しているのかなどを把握することが可能となっています。
Amazon Australia(amazon.com.au)
Amazon Australiaは2017年に国内展開を開始して以降、オーストラリア最大級の流通ネットワークを築いており、月間約6,240万件のユニークビジター数を誇ります。越境ECの窓口となる「Amazon Global Selling」プログラムを通じて、日本からの出品は多言語・多通貨対応のアカウントを利用し、物流は現地のFulfillment by Amazon(FBA)を活用することで、最短で3~5営業日以内に配送が可能です。また、売上が一定基準(年間A$75,000)を超える場合はGST(10%)登録が必須となりますが、FBA利用で税務処理のサポートを受けられるため、初めてのオーストラリア参入でも手続きの負担を大幅に軽減できます。
AmazonFBAと出品者出荷の違いやFBA利用までの流れなどをわかりやすく知りたい場合は、ぜひこちらをご覧ください。
>>【FBAと出品者出荷】Amazon物流システムの仕組みとは?
eBay Australia(ebay.com.au)
eBay Australiaはオークション形式と即決形式の両販売を併用できるマーケットプレイスとして、月間3,680万件以上のアクセスを集めています。日本企業はeBay Storesにストアを開設し、日本語対応のカスタマイズ可能なストアページから出品が可能です。実際に多数の日本人セラーがラグジュアリー中古品やアニメ関連グッズなどを3日程度で直送して高評価を獲得しており、越境先進事例として注目されています。加えて、国際配送網を使った「Global Shipping Program(GSP)」により、eBay側が関税・輸入税の前払い代行を行うため、購入者負担の不安を解消できるのも魅力です。
eBayを利用しているEC事業者が海外へ発送する方法や手段、越境ECの物流における注意点を詳しく知りたい方はこちらも一緒にお読みください。
>>eBay発送ガイド:越境EC向け物流におけるポイントと注意点
Catch.com.au(catch.com.au)
Catchはオーストラリア発の総合ECサイトで、ファッション・家電・雑貨など幅広いカテゴリを取り扱い、月間3,400万件超のトラフィックを持ちます。Catchの「Marketplace」機能では、国境を越えた出品が可能で、国際セラー向けに最大10営業日以内の配送期間を設定できるほか、在庫保管と物流業務を代行する「Fulfilled by Catch」サービスを利用することで、現地倉庫からの迅速な発送が実現します。日本企業は専用のセラーインターフェースで商品登録から価格設定、プロモーション管理まで一元的に行えるため、ローカルの販売ノウハウがなくともスムーズにオペレーションを開始できます。
これらに加えて「WooCommerce」や「BigCommerce」などのプラットフォーム構築サイトもオーストラリアではメジャーとなっています。
オーストラリアの消費者が求める商品カテゴリー
オーストラリアの消費者が求める商品カテゴリーについて、バラエティストア(雑貨)、食品・酒類、ファッション・アクセサリー、そしてエレクトロニクスが人気のカテゴリーとなっています。それぞれのカテゴリーについて、市場規模や消費者動向のポイントを整理してご紹介します。
バラエティストア(雑貨)
バラエティストアのカテゴリーは、約105億米ドル(約1.6兆円)の大きな市場規模を誇っています。文房具やキッチン用品、ギフト雑貨、ペット用品など、幅広い商品を一度に購入できる「ワンストップショッピング」が人気の理由です。オーストラリアの消費者は「手軽さ」と「お得感」を重視しており、頻繁にセールや割引クーポンを活用する傾向があります。
食品・酒類
食料品やアルコール類のオンライン市場は、現在約88億米ドル(約1.3兆円)にまで成長しています。特に都市部では、自宅まで届けてくれる宅配サービスや、定期的に商品が届くサブスクリプションボックスが人気です。オーストラリアポストの調査によると、多くの消費者が「安定して」「定期的に」食料品を受け取りたいと考えており、週単位・月単位の定期購入を選ぶ人が増えています。
ファッション・アクセサリー
ファッション関連のオンライン市場は約64億米ドル(約9,600億円)と大きく、特に若い世代を中心に伸び続けています。Statistaのデータでは、2024年に最も人気のあるオンライン購入カテゴリーが「アパレル」と「ファッションアクセサリー」でした。トレンドに敏感な消費者が、季節ごとの新作やエコ・サステナブル素材の商品を積極的に選んでいます。また、ライブ配信で商品を紹介するライブコマースや、InstagramなどのSNSを通じた販売も好調です。
エレクトロニクス(家電・ガジェット)
家電やガジェットなどのエレクトロニクス分野も人気が高く、特にテレワーク需要の増加により、PC周辺機器やスマートホーム関連製品がよく売れています。具体的な市場規模は調査によって差がありますが、オンライン売上全体の約25%をこのカテゴリーが占めていると言われています。また、高価格帯の商品が多いため、「今すぐ購入して、あとで分割払いができる」BNPL(Buy Now, Pay Later)という支払い方法が広く利用されており、消費者の購入ハードルを下げる要因となっています。
越境ECの今後のトレンド|ライブコマースやSNS販売の拡大
1. ライブコマースの急速拡大
ライブコマースは、配信者と視聴者がリアルタイムで双方向コミュニケーションを行いながら商品を紹介する新しい販売手法です。
- “臨場感”の提供
配信者が実際に商品を手に取って見せたり、視聴者のコメントに即座に回答したりすることで、ECサイト上の静的な商品説明では得られない「リアルな情報」を提供できます。 - 購買単価の向上と返品率低減
視聴者が商品のイメージをつかみやすくなるため、購買単価が平均で20~30%向上するといった報告や、購入後のミスマッチが減り返品率が下がるというデータもあります。 - オーストラリアでの導入状況
TikTokやInstagram、YouTubeといったプラットフォームがライブショッピング機能を強化しており、現地の小売業者やD2Cブランドが続々とライブ配信を実施しています。
2. ソーシャルコマース(SNS販売)の深化
ソーシャルコマースは、SNSプラットフォーム上で商品の発見から購入までをワンストップで完結できる仕組みです。特にTikTok ShopやInstagram Shoppingが代表的で、若年層を中心に衝動的な購買が増えています。
- ワンクリック購入の簡便性
TikTok Shopでは、動画を見ながら画面上の「購入」ボタンをワンクリックするだけで決済ページに遷移し、そのまま支払いまで進めます。この「発見→購入」のプロセスの短縮化により、SNS上での商品発見から実際の購買に至るコンバージョン率が大きく向上しています。 - “発見→購買”を一気通貫で設計
Pattern社のレポートによると、オーストラリア消費者の約40%がSNSで新商品を知り、そのまま購入する経験があると回答しています。この結果は、ブランドがSNS上でどのように“発見”の機会を作り、スムーズに“購買”へ結びつけるかが、今後のEC戦略の生命線であることを示唆しています。 - オーストラリア市場における伸長予測
GlobeNewswireの調査では、オーストラリアのソーシャルコマース市場は2023年に約17.1億ドル(約2,500億円)まで成長し、2028年には33.1億ドル(約4,800億円)規模に達すると予測されています。
日本企業が越境ECを計画する際は、これらの手法を自社商品の特性やターゲット層に合わせて組み合わせることで、オーストラリア市場での競争優位性を一層高められるでしょう。
弊社が独自に実施した越境EC事業の担当者や経営者700名に実施したアンケート調査では、「越境ECの初期フェーズでのマーケティング施策」ではリスティング広告やアフィリエイト広告が上位をしめておりました。これらのマーケティング施策を組み合わせつつ、ライブコマースやSNS販売を強化していくのがこれからの越境ECには必要になってくると考えています。
弊社では、越境EC事業者に対しての独自のアンケートを行っており、上部で挙げたスライドに加えEC事業の運用手法に対して、「マーケティングではどのような手法が効果的だったか」や事業全体の売上に対しての越境ECの売上比率など今後の越境EC運用において必ず必要になる情報をまとめたスライドを無料で配布しております。気になる方はぜひこちらからダウンロードしてください。
越境EC事業の運用手法に関する実態調査
オーストラリア向けの越境ECのメリットとは?
オーストラリアは、比較的EC市場が成熟しており、消費者のオンライン購入に対する抵抗が少ないため、越境ECに参入しやすい市場と言えます。その中でも大きなメリットを3つ紹介します。
日本製品への強い関心
オーストラリアの消費者は、日本の高品質な製品、独特なデザイン、そして細やかな技術力に高い評価を与えています。特に、アニメや漫画といったポップカルチャーは広く浸透しており、関連グッズの需要は根強いものがあります。食品に関しても、健康的で安全な日本食への関心が高まっており、調味料や菓子類、飲料なども人気があります。さらに、日本の家電製品は、その信頼性と革新性から一定の支持を得ています。
競合する海外製品が多い中で、「日本製」であることは大きな差別化要因となり得ます。品質や安全性、独自性をアピールすることで、価格競争に巻き込まれにくい可能性があります。
また、一度日本の製品の良さを体験した消費者は、リピーターになる可能性が高く、安定した売上につながります。満足度の高い顧客からの口コミは、新規顧客の獲得に繋がりやすいです。SNSなどを通じて、日本の製品の魅力が拡散されることも期待できます。
成長が続くEC市場と越境ECへの寛容さ
オーストラリアのEC市場は、都市部を中心に成熟しており、オンラインショッピングは一般的な購買行動として定着しています。国土が広大であるため、実店舗へのアクセスが限られる地域も多く、オンラインでの購入ニーズが高いという背景もあります。また、オーストラリアの消費者は、海外のECサイトからの購入にも抵抗が少なく、越境ECの利用経験も比較的豊富です。政府も一定金額以下の個人輸入に対して関税の優遇措置を設けており、越境ECを後押しする側面もあります。
日本との地理的な近さと時差の少なさ
オーストラリア、特に東海岸の主要都市と日本との時差はわずか1〜2時間程度です。これは、欧米などの遠隔地と比較して、コミュニケーションや物流面で大きなメリットとなります。問い合わせへの対応やトラブルシューティングが比較的リアルタイムに行えるため、顧客満足度の向上に繋がります。言語の壁はあるものの、時差が少ないため、ビジネスパートナーや現地の関係者との連携が取りやすい点はビジネスを実施する上では大きなメリットとなります。
これらの3つのメリットを最大限に活かし、周到な市場調査と適切な戦略を実行することで、オーストラリアの越境EC市場で成功を収める可能性は大いにあります。
オーストラリアへの越境ECのメリットを最大限生かすためには、関税や法律問題に加えて物流を効率化することが重要になってきます。弊社ウルロジでは物流面での越境ECの代行を承っており、様々な越境ECを実施している企業様にご利用いただいております。
ヨーロッパへの越境ECをお考えであれば以下からお問い合わせが可能となっております。
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オーストラリア越境ECで初心者でも失敗しない5つのステップ
オーストラリアで越境ECを行う上では、魅力的なメリットがある一方で、失敗の原因となるような問題点も存在しています。
今回は5つ絞り対策も踏まえてご紹介します。
1. 言語と文化の壁
オーストラリアの公用語は英語ですが、比較的言語対応が容易です。ただ、日本とは異なるスラングや表現、文化的なニュアンスが存在します。商品説明、顧客対応、マーケティング活動など、あらゆる面で現地の言葉や文化に合わせた対応が求められます。誤解を招く表現や、文化的に不適切な表現を用いてしまうと、顧客からの信頼を損なう可能性があります。
具体的な対策
・ネイティブスピーカーによる翻訳やローカライズを徹底する。
・オーストラリアの文化や習慣を理解した上で、コミュニケーションを行う。
・カスタマーサポートは英語で対応できるように体制を整える。
・必要に応じて、現地のマーケティングパートナーと連携する。
2. 物流コストと配送期間
日本からオーストラリアへの国際配送は、国内配送に比べてコストが高く、配送期間も長くなる傾向があります。特に、国土が広大なオーストラリアでは、地域によって配送事情も異なり、離島や遠隔地への配送はさらにコストと時間を要する場合があります。高い送料や長い配送期間は、顧客の購買意欲を低下させる要因となり得ます。
具体的な対策
・複数の配送業者を比較検討し、コストと配送期間のバランスの取れた最適な方法を選択する。
・一定金額以上の購入で送料無料にするなど、顧客にとって魅力的な配送オプションを提供する。
・追跡サービスを提供し、配送状況を顧客が確認できるようにする。
・現地の倉庫や配送業者との連携を検討し、リードタイムの短縮とコスト削減を目指す。
3. 関税と輸入規制:
オーストラリアには、輸入する商品に対して関税や消費税(GST)が課される場合があります。また、商品によっては輸入が禁止されていたり、特別な許可が必要となる場合があります。これらの規制を十分に理解せずに商品を販売してしまうと、通関時にトラブルが発生したり、顧客に追加の費用負担が生じたりする可能性があります。
具体的な対策
・オーストラリアの関税率や輸入規制に関する最新情報を正確に把握する。
・商品ページや購入手続きの際に、関税やGSTに関する情報を明記する。
・必要に応じて、関税や輸入手続き代行サービスを利用する。
・販売する商品がオーストラリアの輸入規制に適合しているか事前に確認する。
4. 競争の激化:
オーストラリアのEC市場は成長しているとはいえ、国内外の多くの事業者が参入しており、競争は激化しています。特に、価格競争に陥りやすく、独自の強みや差別化戦略がないと、顧客を獲得し維持することが難しくなります。
具体的な対策
・日本製品ならではの品質や独自性をアピールする。
・ターゲット顧客層を明確にし、ニーズに合った商品展開やマーケティングを行う。
・顧客体験を重視し、使いやすいウェブサイト、丁寧な顧客対応、迅速な配送などを提供する。
・SNSやインフルエンサーマーケティングを活用し、ブランド認知度を高める。
5. 決済方法の多様性への対応
オーストラリアの消費者が利用する決済方法は、クレジットカード、デビットカード、PayPalなどが一般的ですが、地域や年齢層によって好まれる決済方法が異なる場合があります。利用できる決済方法が限られていると、購入を諦めてしまう顧客が出てくる可能性があります。
具体的な対策:
・主要なクレジットカードやデビットカード決済に対応する。
・PayPalなどのオンライン決済サービスを導入する。
・セキュリティの高い決済システムを導入し、顧客に安心して利用してもらえる環境を整える。
物流問題の解決策:物流代行会社への委託
上記の5ステップにおける2つ目の物流コストと配送期間への解決策として弊社が提供しているのが物流代行となっております。
オーストラリアへの越境ECの問題の解決には物流代行会社への委託が有効です。EC物流代行会社では、在庫管理から発送、返品処理まで一括で請け負うため、事業者は販売やマーケティングに集中することができます。
自社で言語や法令の問題解決に集中しつつ物流問題は越境ECの専門家に任せるのがもっとも効率的となっています。
EC物流の基本と業務範囲
発送代行(物流代行)サービスとは、EC事業者の商品入庫や在庫保管・管理、棚卸し、受注処理、梱包作業、伝票発行、発送手配といった物流業務全般をまるごと委託できるサービスのことです。
発送代行を利用することのメリットとして、配送コストを大幅に削減できます。自社で国際配送を行う場合、高額な送料や関税、手数料がかかりますが、発送代行サービスではまとめて商品を現地倉庫に輸送し、現地からの配送を行うため、コストを抑えることが可能です。特に大量発送時の割引が適用されるため、長期的に見て大きな節約につながります。
次に、配送スピードの向上が挙げられます。自社で国際配送を行うと、配送に時間がかかり、顧客満足度が低下するリスクがあります。一方、発送代行サービスでは、自社で倉庫を保有しているため、注文を受けてから最短で数日以内に配送が可能です。これにより、顧客の待ち時間を大幅に短縮し、リピート率の向上につながります。
さらに、返品処理の効率化も大きなメリットです。オーストラリアの消費者は返品率が高い傾向があります。自社で返品対応を行うと手間とコストがかかりますが、発送代行サービスでは返品処理を代行し、返品理由を分析して改善策を提案してくれます。これにより、返品率を低減し、顧客満足度を高めることができます。
最後に、発送代行サービスを活用することで、顧客満足度が向上し、ブランドの信頼性が高まります。迅速な配送と効率的な返品対応により、顧客の信頼を得ることができ、リピート購入や口コミによる新規顧客の獲得につながります。
オーストラリア越境ECで成功するためには
オーストラリアへの越境ECは、日本製品への高い関心と成長する市場を背景に大きな可能性を秘めていますが、成功のためには物流面を含む複数の課題への周到な対策が不可欠です。
まず、言語と文化の壁は、商品説明から顧客対応、マーケティングに至るまで影響します。現地の言葉や文化に合わせた丁寧なローカライズとコミュニケーションが信頼構築の第一歩です。次に、広大な国土と距離による物流コストと配送期間の問題は、顧客体験を大きく左右します。複数の配送手段を比較検討し、追跡サービスの提供や、一定額以上の購入で送料無料にするなどの工夫が求められます。関税と輸入規制も複雑であり、最新情報を把握し、顧客に正確な情報を提供するとともに、必要に応じて代行サービスの利用も検討すべきです。
これらの課題を踏まえ、特に物流においては、自社で全てを担うのではなく、現地の事情に精通した物流代行業者(フルフィルメントサービス)との連携が効率的かつ効果的な解決策となります。商品の保管、梱包、発送、通関手続き、返品対応を一括で委託することで、コストと時間を削減し、迅速かつ確実な配送体制を構築できます。事業者はマーケティングや商品開発といったコア業務に集中でき、顧客満足度の向上にも繋がります。信頼できる物流代行業者を選定し、緊密な連携を図ることが、オーストラリア越境EC成功の鍵と言えるでしょう。


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