個人Vtuberで人気になるには?伸びない原因や始め方のポイントも含めて徹底解説

2024.07.25集客・販促
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昨今、Vtuber市場は規模も大きくなり、個人Vtuberとして配信する方も増えています。VTuber市場セグメント別構成比(2022年度)※1を見てみると、グッズ販売が売上の50%を占めていることがわかります。事務所に所属しているVtuberさんだけでなく、個人Vtuberさんにもこれから必要になるのがグッズ販売でしょう。グッズ販売は個人Vtuberとして人気になるための強力な方法であり、ファンとの関係性を強め、活動の収益にもつながります。
この記事では、
・これから個人Vtuberを始める方
・現在、活動していて今より人気になりたい方
・個人Vtuber活動の利益をさらに増やしたい方
必見の記事となっております。

ウルロジでは、実際に大手Vtuber事務所さまのグッズを取り扱っており、Vtuberグッズの扱い方に強いのが特徴です。もしグッズ販売にご関心がありましたら、企画段階からもご相談が可能なのでお気軽にお問い合わせください。

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Vtuberとはなにか?

Vtuber(バーチャルyoutuber)とは、2Dや3Dのアバターを使用し、活動している方々の総称です。
「にじさんじ」を運営しているANYCOLOR株式会社や「ホロライブ」を運営しているカバー株式会社などの芸能事務所と契約を結び、サポートやプロモーションを行う企業に所属しているVtuberを企業Vtuberと言います。

その一方で企業に属さず個人で配信活動を行うVtuberを個人Vtuberと呼んでいます。
2023年には市場規模が800億にも達するVtuber市場。800億といえば、トレカや同人誌、マッチングアプリと同じ規模です。

大手Vtuber企業のCOVER社(ホロライブプロダクション)、ANYCOLOR社(にじさんじ)は2023年度、両者とも売上高300億を超え前年よりも20%も増加しています。

※1:VTuber市場に関する調査を実施(2023年)

市況の盛り上がりに乗じて、個人で活動するVtuberも増え続けています。そのため、配信活動しているだけでは有名になるのは難しいでしょう。
人気になるためには最低限押さえておくべきポイントがあります。

個人Vtuberとして人気になるための方法

結論として、今から始める方、もしくは更に人気になるためには以下の4点は最低限行う必要があります。

・機材とアバターにこだわる
・キャラコンセプトの需要があるか分析する
・配信回数を増やす
・エンゲージメントを高める

詳しく解説していきます。

機材とアバターにこだわる

個人でVtuberとして活動を始める際には、動画や配信のための機材を揃える必要があります。

2Dアバター 3Dアバター
PC:15万〜 PC:20万〜
マイク:5000〜 マイク:5000〜
2Dアバター:10万〜 3Dアバター:30万〜
WEBカメラ:5000〜 VR用機器:5万〜

最低限、これ以上の初期費用がかかることが予想されます。
この中でも特に値段の変動が大きいのがアバターです。

理由としては、
・個人と製作会社でクオリティと価格の幅が共に大きい
・イラスト作成の他に、モデリングやアニメーションの費用が発生する
・3Dの場合、2Dよりも更に費用がかかり100万円以上かかることもある
アバターは活動を行う上でもっとも大事な要素、顔であるといえます。一度作成すると、変えられないものであり、視聴者が常に目にするものでもあります。

人気になるには、他の個人Vtuberとの同質化を防ぐのが鍵になります。そのため、自分のできる限りお金を使い作成することがおすすめです。

キャラコンセプトの需要があるか分析する(どんな分野で配信するかを決める)

簡単にいうと、どんな分野で配信するのかで有名になれるかは変わります。
同じ分野で活動しているVtuberが少なければ、目に付く可能性が高くなるためです。そのため、キャラコンセプトの設定は重要です。

近年、一つのキャラコンセプトでは人気になるのは難しくなりつつあります(例えば、英語ができることや自身でイラストがかける、歌がうまいなど)。そのため、自身のもっている特徴を組み合わせることが設定を作る上で重要です。

配信回数を増やす

視聴者との接触回数を増やすことはファン化させるために効果的です。ファン化には、朝の決まった時間に配信など、配信の視聴を習慣にするのが必要になってきます。

それに加えて、配信のクオリティを上昇させるためにも回数を重ねるしかありません。少し慣れてきたら、配信の最初に行うルーティンを決めるとファンの定着につながるかもしれません。

エンゲージメントを高める

今から個人Vtuberで人気になる場合、企業Vtuberにできないことをやるのが人気への近道です。それは、ファンとの関わり(エンゲージメント)を増やすことです。方法として、SNSの活用やグッズ販売を行うことがあげられます。

SNSではファンとのコミュニケーションを行い、エンゲージメントを高めることが重要です。視聴者数の少ない段階でのファンは、配信者に知られていたいと感じる人も多いです。SNSのリプライや配信のコメントに反応する時、「この前もコメントくれたよね」など覚えていることをアピールすることもファン化の手法の一つです。

グッズ販売は、現在のVtuber市場の50%の売上を占めています。グッズを買うことで視聴者・ファンのオフラインでの私生活に自分の存在を残すことができます。こうした配信外での忘れられないための工夫も重要です。

また、個人Vtuber活動のため機材やアバター費用、動画配信者であれば編集も外注すると費用が発生します。個人Vtuberとして長く活動するためにも配信以外での売上を作ることが必要なのです。

グッズ販売はファンとのエンゲージメントと売上、どちらにも貢献する方法です。ある程度の知名度があれば、グッズ販売はすぐ始めるべきです。
・どのような種類のグッズがあるか
・どのように配送をすればいいのか
・個人Vtuberのグッズ販売における注意点
などを詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

 

よくある伸びない原因とは?

現在、個人Vtuberとして活動しており、視聴回数や登録者数が伸びないのであれば以下のような原因が考えられます。

差別化ができていない

 年々、Vtuber市場は規模が拡大しているため、企業Vtuberだけでなく個人Vtuberも増えてきています。激しい競争のため、アバターの違いや今までのキャラコンセプトだけでは特徴を出しづらくなってきました。

その中で、設定したキャラコンセプトに加えて、自身の人間的な強みを生かさないと差別化ができず、伸びない原因になってしまいます。

初期投資を渋ってしまう

低価格でアバターを作成することで、見た目が似通ってしまうことがあります。競合増加に伴ってユーザーの目も肥えてくることを考慮する必要があります。
また、モデリングやアニメーションの費用を払わなければ、一定の動きしかできず、マンネリ化してしまいます。

2次元においても見た目は最重要だということです。

ファンとのコミュニケーションが希薄

視聴者を増やし人気になるには、視聴者一人一人を大事にしなければなりません。その積み重ねによりYoutubeなどに上位表示され新たな新規視聴者を獲得できます。

まだ有名でないからこそのファンとのコミュニケーションのやり方があります。規模に合わせたファンとの関わり方を形成していくことでファン化させていくわけです。

場合によりますが、友人くらいの感覚でコミュニケーションを取り、覚えてあげることが大事になってきます。

企業Vtuberのメリット・デメリット

 結論から言うと、お金の取り分は少なくなります。しかし、マネージャーによるサポートやVtuber事務所のブランド力を借りて比較的知名度を獲得しやすいです。

メリット デメリット
アバター、機材、プロモーション、経理や案件の獲得など活動全般をサポート 収益の一部は事務所に配分される
箱推しによって登録者数や同接が伸びやすい アバターの権利がないので独立や移籍が難しい
同じ事務所に所属するVTuberとのつながりがある 企業枠ではゲーム配信許諾が厳しい作品もある
クリエイターからの信頼がある 案件や箱内の企画などに縛られる

個人Vtuberのメリット・デメリット

収益はすべて自身のものになります。その代わり、配信に関わる様々なことを行う必要があります。
そして、1から認知度を高めていくので、有名になるための時間もかかります。

 

メリット デメリット
事務所のしがらみがなく自由に活動できる 企画、編集、プロモーション、経理などすべて自分で行う必要がある
いつでも誰でも始めることができる 事務所のブランド力やサポートを利用できない
収益は100%自分のものにできる 人気になりにくい
自分のペースで活動できる 収入が安定しない

人気な個人Vtuberを紹介

これから、個人Vtuberを始める方や伸びていない方にはロールモデルを作ることが、人気になるためには効果的です。
今回は個人Vtuberの中でもYoutube登録者が多いお二人をご紹介します。

しぐれうい

本人は元々イラストレーターであり、Vtuberの作者(ママ)として出演し、その後、イラスト制作や雑談、ゲーム実況などの配信を始め人気を獲得しました。

活動開始は2019年からで、2022年には3Dモデルも公開しました。現在、企業の支援を受けていない中で100万人を突破した唯一の個人Vtuberです。

有名になった理由として、
コメントとの受け答えが上手なこと
・絵師としての側面があり独自性があること
・ホロライブメンバーの絵師だったことでVtuberファンにリーチしやすいこと

があげられます。

新兎わい

新兎わいはショート動画を使用し突如頭角を現した個人Vtuberです。活動開始は2022年7月と最近ですが、短期間で有名になりました。
活動開始が、2年前であり、動画投稿によるバズによって視聴者を増やしたため、再現性の高いロールモデルだといえます。

有名になった理由として、

短い動画でバズを起こしたこと
・ふりおちが効いた構成を作れること
・ゲームの選択や企画力が高いこと

があげられます。
一時期は1ヶ月に1万人以上も登録者が増えており、現在は、96万人の登録者であり100万も目前です。(7月20日現在)

まとめ

現在、市場規模も増加し個人Vtuberの人数も増えています。人気になるためには、最低限必要な要素があります。もっとも必要なのは、視聴者をファン化させることが大切です。その方法は、SNSとグッズ販売が効果的だといえます。ファンとの距離感を縮め、グッズを販売し関係性を深めます。

グッズ販売を行うことで、収益も増加し個人Vtuberとしての活動をより長く続けることができます。しかし、個人Vtuberとしての活動は、企業Vtuberと違いすべて自分自身で行う必要があります。

グッズ販売を定期的に行いたい場合は、配送代行サービスを利用するとよいでしょう。
グッズ販売でお困りの方は、初めてでわからないことが多い方から生産性向上や物流コストカットを検討されている方まで柔軟にサポートできる発送代行サービス「ウルロジ」に以下のページからご相談ください。現在の状況をおうかがいしたうえで、ご要望に応じた最良の物流プランを提案いたします。

タグ : アニメ Vtuber グッズ
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。