徹底解説!Shopify(ショッピファイ)でECサイトを立ち上げる方法と手順

2024.03.04ECサイト
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徹底解説!Shopify(ショッピファイ)でECサイトを立ち上げる方法と手順
ECサイトの作り方には様々な方法があります。ECサイトに必要な機能が組み込まれているASPの「Shopify」を活用するのも選択肢の一つです。

そこで、ShopifyでECサイトを立ち上げたいと考えている方のため、構築方法の種類や外注する場合の業者選びのポイント、構築の基本的な手順などを紹介します。

また、他ASPとはどういった違いがあるかも紹介するので、Shopifyと他社のASPで悩んでいる方も参考にしてみてください。

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ShopifyでECサイトを構築する方法

Shopify(ショッピファイ)公式HP

画像引用元: Shopify公式サイト
https://www.shopify.com/jp

Shopifyでは、どのような方法でECサイトの構築ができるのでしょうか。選択肢は自社制作、外注のいずれかです。それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

自社制作

自主制作は自社でECサイトの制作を行う方法で、制作相場は約5~30万円です。ShopifyはもともとECサイトを制作するのに必要な基本的な機能が備えられています。また、テンプレートも用意されているので、自社制作も不可能ではありません。

メリット

自社制作を行う大きなメリットとして、コストを抑えられることが挙げられます。「ECサイトを立ち上げなければならないものの、費用をかけられない」といったケースで向いているでしょう。

また、自社で対応することからサイト構築に必要なノウハウを蓄積できるのもメリットです。各種柔軟な対応にもつなげやすくなります。

デメリット

テンプレートのみで構築する場合は良いのですが、部分的にデザインを変えたい、コーディングを変更したいといった場合には専門的な知識が必要です。そのため、Shopifyを導入しても対応できる人がいないと、ECサイトの構築でつまずいてしまう可能性があります。

また、ECサイトに関連した専門的な作業を行うことになるので、その分の時間や人材が必要です。

外注

外注
外部の制作会社に依頼してECサイトを構築してもらう方法で、小中規模のECサイトにおける費用相場は約30~300万円です。依頼する範囲によって費用相場が大きく異なります。

全てを自社で制作することが難しく、また予算が限られている場合には、部分的に構築を依頼することも可能です。

メリット

制作会社にECサイトの構築をしてもらう大きなメリットは、サイト構築の専門的なノウハウを活用できることにあります。

確かにShopifyはECサイトの構築に必要な機能がそろっていますが、それらを活かし、売上につなげていくためにはどうしても専門的な知識が必要です。

制作会社に外注すれば、その会社に蓄積するノウハウを活かして、売り上げにつながるサイトの構築を行ってくれます。短期間での効果も期待できるでしょう。

また、高品質なデザインや機能性をサイトに付与できるのも大きなメリットです。

一方で、Shopifyを使用してECサイトを立ち上げても、すぐに売り上げにつながるとは限りません。やはり、売れるサイトを目指すためにはお客様にとって魅力的で、使いやすいサイトを制作することが重要です。

制作会社に外注すれば、自社の要望を汲みながらデザインを構築してもらえるため、より理想的なサイトを構築できます。

より高品質なサイトを構築したいと考える方は、専門的な知識・技術を持つ制作会社への外注を検討してみると良いでしょう。

デメリット

自社制作と比較して費用がかかるのはデメリットといえます。ですが、デメリットとして挙げられるのはコスト面くらいです。

多くの方にとってECサイトを立ち上げる目的は、売り上げの向上であり、それを達成するためには質の高いサイトを構築することが不可欠です。そのため、外注のデメリットであるコスト面は、必要経費とみなすと良いでしょう。

自社内で対応可能なスタッフを一から育てるのにもコストがかかります。そのため、結果として費用がかさんでも初めから専門的な知識を持つ制作会社に外注したほうが安く済む可能性も高いです。

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ShopifyでECサイト構築を外注する際の業者選びのポイント

ShopifyでECサイト構築を外注する際の業者選びのポイント
Shopifyで理想的なECサイトを構築していくためには、どの業者に依頼するかが非常に重要です。。そこで、業者選びのポイントを解説します。

Shopify制作の豊富な実績があるかどうか

特に重視したいのが、Shopifyの制作実績数です。同じサイトでも静的ページがメインのサイトやShopify以外のECサイト、Shopifyサイトでは、活用しているノウハウが異なります。

制作実績を確認する際は、サイト全体の実績ではなく、Shopifyの制作実績を確認しましょう。自社と同じようなジャンルの制作実績が豊富な会社を選択しておくのが理想的といえます。

運用・アフターフォローまで対応してくれるかどうか

楽天やAmazonなどモール型ECと比較すると、Shopifyは管理や運用に専門知識が必要になる場合があります。そのため、サイトを制作して終わりではなく、運用までしっかりフォローしてくれる業者を選択しましょう。

SEOに関する知識をしっかり持っている業者を選択すると、サイトの上位表示につなげやすくなります。運用やアフターフォローを依頼する場合、どこまでが業務に含まれているのか、何がオプションの扱いになるのかなども確認しておくと安心です。

自社に合った予算感かどうか

料金が高いほど高品質なECサイト制作ができるとは限りません。目標売上から逆算し、規模に合った予算感で制作を請け負ってくれる事業者を選択すると良いでしょう。

まずはどの程度の予算を確保できるか確認し、その範囲内で検討できる業者、機能を考えていくことが重要です。あれもこれもと機能をプラスしていくと、予算の範囲内に収まらなくなってしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。

運用まで含めて依頼していく予定である場合は、制作に関する費用だけではなく、継続して運用を任せていけるような料金体制であるかも確認が必要です。
気になる業者を見つけたら見積もりを取り、予算内に収まるか確認してみましょう。

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ShopifyでECサイトを構築する基本手順

ShopifyでECサイトを構築する基本手順
実際にShopifyでECサイトを立ち上げる場合、どのような手順で構築することになるのか確認しておきましょう。以下の5つのステップでサイト構築を行っていく形です。

手順1:アカウント登録

初めに行うのが、Shopifyのアカウント登録です。なお、最初の3日間は無料体験期間が用意されています。

アカウント登録ページからメールアドレスを入力し、先のページに進みましょう。すると、パスワードとストアの名前、ストアのURLを入力する画面が出てくるので、これらを設定して「ストアを開く」ボタンをクリックします。

簡単なアンケートに答え、自身の情報を入力したら登録完了です。

出典:Shopify 日本_Shopifyの料金プラン – 各プランの詳細情報と比較 – 無料体験 –
https://www.shopify.com/jp/pricing

手順2:デザイン構築

サイトのデザイン構築を行っていきます。Shopifyにはテンプレートが用意されているので、その中から好みのデザインを選択することが可能です。

管理画面のサイドメニューから「オンラインストア」をクリックし「テーマ」をクリックすることでデザインの確認・変更ができます。

公式テンプレートには、無料のテーマと有料のテーマがあるので、よく確認しておきましょう。

手順3:商品登録

手順3:商品登録
間違いのないように商品情報を登録していきます。管理画面から「商品管理」をクリックし「商品を追加」をクリックしましょう。商品情報や画像は売り上げを左右する重要な部分です。

入力が完了したら商品のステータスを「公開中」に変更し、「保存する」をクリックします。

それから、Shopifyには商品をジャンル別にグループ化してコレクションとして登録できる機能が用意されています。サイトを閲覧しているお客様からすると目的の商品を見つけやすくなるので、コレクションを作成し、商品を分類しておくのがおすすめです。

手順4:送料・決済方法の設定

お客様が商品を購入する際の支払い方法を設定していきます。Shopifyでデフォルトの決済方法として設定されているのは、ShopifyペイメントとPayPalです。

ShopifyペイメントはShopifyの公式決済サービスであり、主要クレジットカードのほか、Apple Pay、Google Pay、Shop Payが利用できます。Shopifyペイメント以外の決済方法を利用すると取引手数料がかかるので、よく検討しておきましょう。

また、銀行振り込みのほか、代引き、コンビニ払いなどもできるように設定しておくとお客様側の支払いの選択肢が広がります。細かく送料設定が可能で、都道府県ごとに、またはエリアごとに料金の設定ができます。

手順5:開店準備・シミュレーション

すべての準備が完了したらシミュレーションを行い、何か不備がないか確認しましょう。

Shopifyの無料体験期間が終了した後は、プランを契約しなければなりません。3つのプランから販売規模に合わせてプラン選択が可能です。

利用できるスタッフのアカウント数やレポートの種類などもプランによって変わるので、よく検討しましょう。

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Shopifyと他ASPとの比較

Shopifyと他ASPとの比較
Shopifyと他ASPを比較したい方のため、BASEとSTORESとの違いを表でまとめました。

Shopify BASE STORES
月額費用 $33~$399
(約4,886円~約59,080円)/月
無料~5,980円(税込) 無料~2,980円(税込)
決済方法 ・クレジットカード
・携帯キャリア決済
・コンビニ決済
・銀行振込
・ID決済
・代金引換
・クレジットカード
・携帯キャリア決済
・コンビニ決済
・銀行振込
・ID決済
・後払い決済
・クレジットカード
・携帯キャリア決済
・コンビニ決済
・銀行振込
・ID決済
・代金引換(有料プランのみ)
海外対応
集客機能
サイト制作機能

Shopify・BASEはSEO、SNS連携が可能で集客性に優れています。また、ShopifyはBASE・STORESと比較して各種Payなど決済方法の選択肢が豊富です。

それぞれの詳しい比較は、以下の記事で紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。

>>Shopify(ショッピファイ)とBASE・STORESの機能や手数料を徹底比較について詳しく見る

出典:Shopify 日本_Shopifyの料金プラン – 各プランの詳細情報と比較 – 無料体験 –
https://www.shopify.com/jp/pricing

出典:無料で簡単なネットショップ作成サービス BASE_BASEの料金プラン・手数料
https://thebase.com/price/

出典:無料ではじめられるネットショップなら、STORES ネットショップ_料金プラン
https://stores.jp/ec/price

ECサイト構築は外注がおすすめ

ShopifyでECサイトを構築する際の方法や手順などについて紹介しました。ShopifyはECサイト構築に必要な機能がそろっているASPであり、多くの方から選ばれています。

自社内に専門的な知識を持っている方がいれば良いのですが、そうでない場合は制作会社への外注についても検討してみてはいかがでしょうか。

単純にECサイトの立ち上げができるだけではなく、売り上げにつながりやすいサイト作りが可能です。

ウルロジを提供しているディーエムソリューションズでは、Shopify構築のサポートを行っています。サイトの構築から物流、さらには物流までワンストップでサポートできるので、ぜひご相談ください。

>>ディーエムソリューションズのShopify構築について詳しく見る

タグ : EC物流初心者向け ECお役立ち情報 EC運用 Shopify
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。