ネステナーとは?ネスラックの特徴や逆ネステナーについて紹介
2022.06.08EC/物流用語集
ネステナーとは
ネステナーとは、倉庫や工場で保管スペースを作る際に利用されるスチール製保管棚のことです。ネステナー以外にも、「ネスティングラック」「ネスラック」と呼ばれることもあります。
ネステナーの特徴は以下のとおりです。
- 移動可能なのでレイアウトの自由度が高い
ネステナーはフォークリフトで移動が可能なため、保管スペースを自由にレイアウトできます。2段~4段に積み上げることで、スペースを有効活用できるのも魅力です。
- アンカーが要らない
ネステナーはパレットラックなどのように、アンカーで固定する必要はありません。保管庫のレイアウトを頻繁に変える場合や、賃貸倉庫の場合に重宝します。
- 地震に強い
ネステナーはアンカーを使用しなくても地震に強い設計になっています。商品や従業員の安全を確保するためにも、有効な保管用機材と言えます。
- 省スペースで保管可能
使用しないときは、入れ子状にすることで省スペースに保管可能です。
主なネステナーは、ラックが上部・下部に付いている2種類です。
- ネステナー
下部にラックが付いたタイプで、他の種類と区別するために正ネステナーとも呼ばれます。商品を積んだ状態でもフォークリフトで移動できるため、レイアウトを頻繁に変える倉庫に利用されます。
- 逆ネステナー
上部にラックが付いたタイプで、上にも商品を保管できるため多くの保管スペースを確保できます。ただし、1段目の商品が直置きになるのがデメリットで、商品によってはパレットと併用します。
The following two tabs change content below.
最新記事 by 藤田直樹 (全て見る)
- ECの発送業務はもう限界!と感じたら。発送代行のメリット・費用・選び方をプロが徹底解説 - 2025年10月27日
- Makuakeリターン発送完全ガイド|コスト削減とファン化を両立する手順を紹介 - 2025年7月7日
- AI活用から予測するEC物流の未来:今日から始めるスマートロジスティクス - 2025年7月3日
WMS(倉庫管理システム)の機能とメリット・デメリットについて
大きいサイズもお任せ!福山通運(フクツー宅配便)の料金や特徴を解説
工程・品質管理におけるトレーサビリティとは?
流通加工とは?流通加工の重要性と外注するメリットについて
EC事業における作業とは(バックヤード業務編)
Amazonマーケットプレイスとは?出品時のメリットや注意点を解説