PO(purchase order)とは?記載する項目や重要性について詳しく解説
2022.06.07EC/物流用語集PO(purchase order)とは
POとは、商品を輸出する際に、輸入者が発行する注文書で、「購買契約書」「発注書」のことを指しています。
POは、輸入者が発行する書類で、輸出者から見積書を入手して取引が決定した後に送付します。
記載する主な項目は以下の通りです。
・自社の社名・住所・担当者
・発注先の社名・住所・担当者
・発行日
・注文番号
・注文内容(商品名・品番・数量・単価・合計金額)
・支払い方法
・希望納期
・貿易条件
・輸送方法
トラブルの防止
POは、取引内容を明確に記載することで、誤解やトラブルを未然に防ぎます。
特に国際取引では、言語の違いが原因で誤解が生じやすいため、
POを使用することで注文内容を正確に記録し、双方の認識を一致させることができます。
信頼関係の構築
POには詳細な取引条件が記載されているため、
購入者と売り手の双方が安心して取引を進めることができます。
これにより、長期的な信頼関係の構築につながります。
法的証拠としての役割
POは、売買契約の一部として機能し、法的な証拠となります。
これにより、契約上の義務や責任が明確になり、紛争時にも有効な証拠として使用できます。
在庫管理と効率化
POは在庫管理にも役立ちます。
発注内容が明確になることで、在庫の過不足を防ぎ、効率的な在庫管理が可能になります。
また、一括注文(ブランケットオーダー)などを利用することで、コスト削減や業務効率化も図れます。
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上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。
現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ
」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品や消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteやウェビナー等での情報発信を行う。
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