クロネコゆうパケットのサービス比較!発送代行業者目線で見た利用するべき企業

2024.05.13物流・フルフィルメント
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クロネコゆうパケット「クロネコゆうパケットってどんなサービス?」
「クロネコゆうパケットはいくらから利用できるのだろうか」

クロネコゆうパケットとはヤマト運輸が荷物を預かった後に日本郵便に差し出し、日本郵便が自社の配送網を活用して荷物をお届けする新サービスの事です。

これまでヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)と日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は熾烈なシェア争いを繰り広げていましたが、物流2024年問題と環境問題の解決を図るため、ヤマト運輸から協業を持ちかけ2023年10月1日から始まったサービスです。

これにより、小さな荷物を配送するのに適していたヤマト運輸のサービスである「ネコポス」は「クロネコゆうパケット」の開始をもって順次サービスが終了していきます。

ネコポスの終了に伴い他の配送サービスの利用も検討している担当者の人も多いのではないでしょうか?

「クロネコゆうパケット」と「ネコポス」との違いや、変わる事による影響については以下の記事で詳しく紹介していますので、これからの利用に伴い不明点が残る人は併せてご覧ください。

>>ネコポス廃止でクロネコゆうパケットへ!料金やサイズとネコポスとの違い

今回この記事では、社内での配送サービスの乗り換えを検討している担当者の人に向けてクロネコゆうパケットと他の配送サービスの金額や発送サイズの違い等を細かく比較し紹介していきます。

当メディアが考えるクロネコゆうパケットに乗り換えるべき企業様の特徴や、乗り換えに伴い起こりうる影響についても紹介していきますのでこれから利用を検討している企業様の業務改善のヒントが得られるはずです。

【一覧で比較】クロネコゆうパケットの金額・発送サイズの違いを既存サービスと比較

クロネコゆうパケットの利用を検討している企業様が現在使用している類似配送サービスの比較を行いました。

今貴社で使用している配送サービスと発送可能なサイズや1点あたりの配送料金、補償内容を比べて今のサービス内容と取り扱う用途のマッチ度が高ければ乗り換えも検討していただいた方が良いでしょう。

既存のサービスに固執せず、乗り換えを行う事で社内の経費削減にも繋がる事があるでしょう。

クロネコゆうパケット ネコポス

※2023年10月1日より順次廃止

宅急便コンパクト

※専用BOX(税込70円)が必須

  • 縦・横・厚さの3辺合計60cm以内
  • 長辺34cm以内
23cm以上、31.2cm以内 【箱型】

20cm(内寸:19.4cm)

【薄型】

24.8cm(内寸:24cm)

1.5cm以、22.8cm以内 【箱型】

25cm(内寸:24.7cm)

【薄型】

34cm(内寸:33.2cm)

厚さ 3cm以内 2.5cm以内 【箱型】

5cm(内寸:4.7cm)

重量 1kg以内 重量指定なし
発送料金
  • 厚さ1cmまでで税込250円
  • 厚さ2cmまでで税込310円
  • 厚さ3cmまでで税込360円

※全国一律

税込385円

※全国一律

税込650円(専用BOX含め720円)

※全国一律

到着日数 最短でネコポス+1日

※遠方への発送は追加日数を要する

1日〜2日(発送した翌日配達〜発送した翌々日配達)

※遠方への発送は追加日数を要する

最短翌日

※遠方への発送は追加日数を要する

お届け日の指定 指定不可 翌日以降1日単位で指定可能

【指定可能時間】

  •  8:00~12:00
  • 14:00~16:00
  • 16:00~18:00
  • 18:00~20:00
  • 19:00~21:00
受け渡し方法 ポスト投函 ポスト投函 手渡しのみ
荷物の追跡 追跡可 追跡可 追跡可
損害保証 3,000円 3,000円 30,000円
通知機能 なし あり

【お届け先宛】

  • 投函予定通知
  • 投函完了通知

【ご依頼主宛】

  • 投函完了通知
あり

  • お届け予定通知
  • ご不在通知
  • お届け完了通知
  • 納品完了通知
荷物の転送 あり

※日本郵政の転居・転送サービスのみ

なし あり

参考元:ヤマト運輸株式会社

ヤマト運輸が展開している主要な発送サービスを比較した時に分かる事として、発送に掛かる代金や商品がお客様の手元に届くまでのハードルの低さ等が特に優れているのがお分かりただけたでしょうか。

次の章ではこれらの比較内容を元に、実際に物流業界に身を置く当メディア(ウルロジ)がクロネコゆうパケットはどの様な状況の企業様が乗り換えるべきなのか見解を交えて解説します!

もしかするとクロネコゆうパケットに乗り換えを行うだけで、今の状況の改善に繋がる事もあるかもしれません。

同業者の視点から解説!クロネコゆうパケットに乗り換えるべき企業の4つの特徴

前述でクロネコゆうパケットと類似したサービスについて比較を行いましたが、近々乗り換えを検討している企業様もいらっしゃるのでははいでしょうか?

この章ではクロネコゆうパケットに乗り換えを行うべき企業様の特徴を解説します。

クロネコゆうパケットを利用する事で、1点辺りの発送費用であったり、お客様の信頼性の向上にも繋がるでしょう。

アクセサリーや書籍、コスメ商品等の小物を取り扱っている

クロネコゆうパックは宅急便コンパクトと比較して規定サイズが大きめに設定されています。

そのため、アクセサリーや書籍、コスメ商品等を取り扱っている事業に携わっている人はこれまでよりも梱包材や内包物を丁寧に詰める事ができる様になります。

【ウルロジが魅力に感じたポイント】

  • より丁寧に梱包する事で商品の変形や破損を防ぎ不要なクレームを防ぐ事ができる
  • 内包物の追加・追加量を増やす事ができるので、顧客満足度の向上を図れる

全国への発送を対象とした時の発送料金を抑えたい

クロネコゆうパケット ネコポス 宅急便コンパクト 料金比較

クロネコゆうパケットは、サイズによって発送料金が異なりますので、1番安い価格で地域問わず250円で発送する事ができます。

ヤマト運輸の他の発送サービスと比較して小物類を大量発送する時に特に利用しやすはずです。

どの価格帯でもネコポスや宅急便コンパクトよりも安く発送ができ、経費の削減が見込めるでしょう。

▼例えば▼

  • 宅急便コンパクトで厚さ2cmで収まる商品を発送した場合
    1点辺りの発送費用:720円(宅急便コンパクトの発送料:650円+専用BOXの費用:70円)
  • クロネコゆうパックで厚さ2cmで収まる商品を発送した場合
    1点辺りの発送費用:310円

410円の発送費用の削減に!

10点の発送を繰り返した場合は4,100円も経費の削減を行う事が出来ますね。

1章の比較で紹介したようにクロネコゆうパケットは規定のサイズで収まれば、専用BOXを用意する必要もないので、これまで使用していた資材も無駄になることがない事もポイントです。

【ウルロジが魅力に感じたポイント】

  • ヤマト運輸の発送サービスの中でも最安値のため、長期目線での経費削減が見込める
  • 専用の資材に梱包する必要がないので、既存の資材を有効活用できる

確実に商品をお客様の元に届け顧客満足度を向上させたい

クロネコゆうパケットは、ポストに直接投函する配達方式となるため、手渡しのみの配達方法と比較するとお客様がご不在時でも確実に商品を届ける事ができます。

早く商品が手元に欲しいのに都合があわず、中々受け取ることができない様なお客様の悩みを解決する事ができ流でしょう。

クロネコゆうパックは配達を日本郵便が行うため、受取人のお客様の方で日本郵便の「転居・転送サービス」を申し込まれている場合は、自動的に荷物を新しい住所へ転送してくれます。

発送する側から転送依頼ができない点はネックですが、類似サービスの「ネコポス」には無かった機能となりますので、これまでよりも荷物が返却される頻度は圧倒的に減るはずです。

【ウルロジが魅力に感じたポイント】

  • 確実にお客様の元に商品を届ける事ができ、お客様の希望に応え発送者側も不要な連絡を受けずに済む
  • 転送してもらえる事があるので、発送者側から住所の確認連絡等を行う機会が減り業務量の減少に繋がる

顧客満足度を高めるためには、物流品質を高める事も重要です。

以下の記事では物流品質管理の概要や見直すべきポイントについて詳しく紹介していますので、より良いサービスを提供したいと考える人は併せてご覧ください。

>>EC運営で物流品質を安定させ顧客満足度を向上させるためのポイントとは?

以前からB2クラウドで宛名ラベルの発行を行っていた

クロネコゆうパケットで荷物を発送する時には、専用の送り状を貼る必要があります。

この送り状は「ヤマトビジネスメンバーズ」に加入している企業様が利用できるB2クラウドで発行できますので、これまで、宅急便コンパクトやネコポスを利用していた人なら新たなシステム覚える必要がなく、スムーズな移行ができるはずです。

他社のサービスに乗り換えを行った場合は、使い勝手が大きく異なりますので普段から多忙な方々にとって有難いポイントと言っていいでしょう。

【ウルロジが魅力に感じたポイント】

  • ヤマト運輸のサービスを利用していれば取っ付きやすく、サービスの以降に伴い作業効率が落ちない

クロネコゆうパケットに乗り換える人が知っておくべき3つの注意点

経費削減が見込める点や間接的に顧客満足度の向上を図る事ができる点に魅力を感じ、社内で検討後、これからクロネコゆうパケットへの乗り換えを検討している企業様もいるのではないでしょうか?

確かに小さな商品を大量に発送する企業様なら利用を推奨しますが、いざ利用した時に私自身も盲点で失敗仕掛けた事がいくつかあります。

この章では、クロネコゆうパケットにこれから乗り換える企業様に向けて事前に知っておいて損のない注意点を3つ解説します。

注意点①:日本郵便を経由するため配達日数を要する

クロネコゆうパケットはヤマト運輸が集荷を行い配達は日本郵便が行うとお伝えしました。

1社で一貫して配達までの作業を行う訳ではないため、荷物がお客様の元に届くまでに通常の配達方法よりも確実に+1日の日数を要すると見ておきましょう。

そのため、もし配達スピードをウリにしているお店だった場合は、謳い文句を変更するか文言を追加しなければトラブルにも繋がりかねません。

クロネコゆうパケットは既存のサービスよりも圧倒的に利便性が高いと言えます。

冒頭で解説した物流2024年問題の解決に向けて発足されたサービスだという背景がありますので、それだけは理解しておきましょう。

注意点②:配送に関しての通知が届かないので直接確認する必要がある

クロネコゆうパケットには、通知機能がありません。

例えば「ネコポス」にあった様な、発送者側への投稿完了通知であったり、受取人への投稿予定や完了の通知が届きません。

集荷はヤマト運輸、配達は日本郵便が行うため、システム的にも整備が行き届いていないのかもしれません。

もし、社内で配達完了までの動きを追うフローがあるのであれば、日本郵便への商品の引き渡し前ならヤマト運輸へ、商品の引き渡し後から商品配達までの流れを追跡するなら日本郵便から確認する必要があります。

>>集荷後の状況をヤマト運輸で確認する場合はこちら
>>商品の引き渡し後から配達までの状況を確認する場合はこちら

 

注意点③:保証が3,000円のため商品よっては別の配送方法を検討する必要がある

クロネコゆうパケットは、配達までの過程で運送会社側の過失により紛失や損壊といった損害が発生した場合の損害保証は3,000円までとなります。

そのため、もし発送する商品が比較的高額な商品の場合は30,000円まで保証される宅急便コンパクト等を利用し発送した方が良い場面もあります。

取り扱う商品が高額な商品ばかりの企業様の場合、そもそもクロネコゆうパケットに乗り換えを行わない方が良いケースもあるでしょう。

発送業務が逼迫している企業様は「発送代行」で業務負担が最大90%削減される事も

今回この記事ではクロネコゆうパケットの利点やどういった企業様が利用するべきなのか、ウルロジの見解を元に解説させていただきました。

しかし、クロネコゆうパケットに乗り換えを行ったからと言って、受注業務や発送業務の担当者様の業務量が劇的に改善される事は無いでしょう。

もし、日々の業務が逼迫している企業様やその担当者様がいらっしゃれば、一度「発送代行」の利用も検討してみると良いでしょう。

発送代行という言葉を初めて耳にした人に向けて、以下の記事で発送代行の流れや利用するメリット、検討するタイミングなどについてより詳しく紹介しています。

今の業務状況の大幅な改善に繋がる事もありますので、興味がある人は一度ご覧ください。

>>発送代行サービスとは?通販(EC)事業での委託するメリットや費用相場、業者の選び方を解説

代行業務と聞くとコスト面の負担が増えるイメージを想像する人も多いかと思います。

しかし、実際は資材費や人件費が浮くことになり、コストダウンも見込めるケースが多いのです。

発送代行 コスト削減の仕組み グラフ

発送代行なら受注からのピッキング作業、梱包から発送までの一連の作業を全て丸投げする事が出来ます。

例えば、社内の雑務や企画業務などを併用しつつも1日8時間の勤務時間の中で、9割を発送業務に費やしていた場合は、発送代行に依頼するだけで他の大幅にリソースを割くことができる様になります。

前述で解説した様に、コスト面の改善の見込めるため社内で一度検討するための良い判断材料としても活用できるでしょう。

ウルロジでも発送代行業務を承っているのですが、下のリンクから3分でサービス概要が分かる資料を無料でDLする事が出来ます。

本記事を通して発送代行に興味が沸いた人は是非!

>>3分でわかる!物流代行のウルロジサービス資料をDLする

まとめ

クロネコゆうパケットは、ヤマト運輸が提供しているサービスの中でも特に低価格で利用する事ができるサービスです。

取り扱っている商品が、小物類であれば1点辺り最低250円で発送する事ができる様になるため、これまで宅配便コンパクトを活用していた企業様であれば大幅なコストカットも実現可能です。

しかし、社内の実状として梱包や発送業務で毎日が逼迫している状態であれば、「発送代行」を利用する事でコストの削減が見込める事はもちろん、あなたの日々の業務効率が改善される事により会社の売上を伸ばすためのアイディアにも時間を割く事ができる様になるかもしれません。

ちょっとしたご相談や本気で改善を目指したいと考える人は下のボタンから今すぐにご相談を!

タグ : 用語 コスト削減 EC物流初心者向け 発送代行 クロネコゆうパケット
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。