QCDとは?3つの要素解説とQCDSとの違いを解説

2022.06.08EC/物流用語集
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用語集

QCDとは

QCDとは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)の頭文字を並べたものです。
主に、製造業における生産管理や製品開発の現場で、生産性を総合的に評価する指標として用いられます。
QCDにおける、3つの要素の意味は次の通りです。

  • Q:製品そのものの品質
  • C:生産プロセスで発生する費用や時間
  • D:顧客へ商品を届けるまでの期間

QCDはそれぞれの要素が影響しあっており、1つの要素の精度だけを高めると、その他にマイナス効果を与えてしまう関係性にあるため、3つの要素のバランスが重要です。
QCDを考慮することで、企業としては生産性や効率の改善が期待できます。
これにより、「品質を高める」「抑えられたコストの分を価格に反映できる」「迅速に商品を届けられる」など、結果的に顧客にとってのベネフィットにも繋がるでしょう。
なお、QCDにSafety(安全性)の要素を加えたものを、QCDSと呼びます。

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藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。