Makuakeのリターンとは?発送通知から配送完了までの流れと手順

2023.10.31物流・フルフィルメント
Pocket

Makuakeのリターンとは?発送通知から配送完了までの流れと手順
Makuake(マクアケ)は日本有数のクラウドファンディングサービスとして知られ、多くのユーザーが利用しているサービスです。そして「リターン」とは支援者への返礼品を指し、Makuakeを始めとするクラウドファンディングサービスを利用するには原則「リターン」の設定と発送対応が必要です。

初めてクラウドファンディングを利用する場合や、個人宅への発送を行っていない事業者は、このリターンの発送の段階でつまずくことが多いようです。

そこでMakuakeでリターンを発送する流れ・手順を詳しく説明するとともに、発送代行業者を利用するメリットを紹介します。これからMakuakeを利用したいと思っている方は、基礎知識として参考にしてください。

Makuakeとは?

Makuake

画像引用元:Makuake公式サイト
https://www.makuake.com/

「Makuake」とは、ファッションやフード、ゲーム、エンタメ、地域活性、社会貢献…など、さまざまな分野に対応するクラウドファンディングサイトです。「世の中をもっと良くするチャレンジ」を募集しており、アクセスユーザー数は1,200万人を超え、累計で30,000件以上のプロジェクトが実施されてきました。

すべてのプロジェクトにキュレーターと呼ばれる担当のサポート役がつき、ページの設計からプロモーションプランの策定までを支援することで、応援購入総額1,000万円以上の案件が1,000件以上という実績を誇ります。手数料は決済手数料を含み20%必要ですが、サイト掲載費用は無料となっています。

実際にMakuakeから商品化に至ったプロジェクトも多く、ユーザー数の多さから新規顧客獲得力も高いため多くの企業に利用されています。

出典:Makuake公式ホームページ
https://lp-mk-2.makuake.com/

出典:Makuake公式ホームページ_Makuake の仕組みと料金について
https://lp-mk-2.makuake.com/system-commission

出典:【資料請求】Makuakeサービス資料.pdf

出典:Makuake Magazine_「Makuake」プロジェクトはこうして生まれる!応援購入ドキュメンタリーvol.1〜キュレーターとの初回ミーティング編〜
https://magazine.makuake.com/articles/makuake-documentary-01

Makuakeのプロジェクト終了からリターン発送完了までの手順

Makuakeのプロジェクト終了からリターン発送完了までの手順
それではMakuakeのプロジェクトが終了してから、発送完了するまでの流れについて見ていきましょう。

プロジェクト完了後に支援者へ活動報告をする

プロジェクトが終了したら、まずは支援者への活動報告を行います。Makuakeでは管理画面から活動レポートやメッセージを送信できるようになっています。集まった応援購入額、プロジェクトの進行状況などの連絡を行うことで、支援者とコミュニケーションを取ることができます。

リターンの発送準備をして発送する

つづいてリターンの発送準備をして、発送を行いましょう。Makuakeではプロジェクトが終了した翌日から、支援者の配送情報などがダウンロードできます。

ただし発送する前には、必ず検品と梱包を行わなければなりません。それぞれの工程におけるポイントについて解説します。

検品する際に確認するべきポイント

商品を梱包する前に、不良品が混じっていないか検品を行ってください。検品の際には次の2つのポイントをチェックしましょう。

  • プロジェクトページに記載されたリターン内容と相違がないか
  • 傷や破損がないか
  • 正常に動作するか

見た目・動作・内容ともに間違いがなければ、梱包作業に移ります。

梱包する際に確認するポイント

梱包は配送中に商品が破損しないようにするために重要な作業。梱包の際に確認したいポイントは次のとおりです。

  • 梱包材が破れたり崩れたりしていないか
  • 返礼品に対して適切な梱包材が使用されているか
  • 配送中に商品が破損しないか
  • 送付先が誤っていないか

配送中はダンボール箱の中で返礼品が揺れます。他の箱とぶつかることもあるかもしれません。そのような状況でも返礼品が破損したり傷ついたりすることがないか、確認した上で梱包を行ってください。

リターンの発送状況を支援者に定期的に報告する

リターンの発送を始めたら、発送状況を活動レポートから定期的に報告すると支援者も安心するでしょう。また支援者と直接連絡を取りたい場合は、メッセージ機能を使うことができます。

発送が完了したら管理画面のステータスを「配送完了」に変更する

発送が完了したら管理画面のステータスを「配送完了」に変更する
リターンの発送が終わったら、支援者に発送完了通知を送ります。Makuakeではリターンの発送状況を「配送ステータス」から更新できます。

ただし配送ステータスはリターンのコースごとに管理するようになっているため、発送準備をコースごとに行うと効率的です。

支援者に配送の完了報告をする

すべての配送が終わったら、支援者に配送完了の報告を行います。Makuakeのメッセージ機能から支援者ごとに連絡をした上で、活動レポートからも完了報告を行ってください。

プロジェクトに関する情報を定期的に発信する

プロジェクトに参加してくれた支援者は、新たな顧客・ファンになってくれる可能性を持つ人たちです。活動レポートでプロジェクトに関する情報を定期的に発信して、ファン化を目指しましょう。

Makuakeでリターンを発送する際の注意点

Makuakeでリターンを発送する際の注意点
Makuakeでリターンを発送する際には、支援者の方に喜んでもらえるよう、次のようなポイントに注意してください。

支援者の名前や住所の間違いがないようにする

発送においては支援者の名前・住所の間違いがないようにすることが基本です。発送情報を誤って記載すると返送されてきて、再配達の料金が発生してしまいます。

プロジェクト終了から期間が空いた場合は、支援者が引っ越しをしてしまっているかもしれません。その場合、該当の支援者に配送情報を確認する手間もかかるため、事前に配送情報を正確に把握するよう心がけてください。

プロジェクト終了後のリターン発送スケジュールは余裕を持つ

プロジェクト終了後からリターン発送までのスケジュールに余裕を持たせることもポイントのひとつです。特に支援者が多くなると、想像以上の発送量となることがあります。事前に余裕のあるスケジュールを立てておけば、発送の遅延や作業負荷の増加を防げるでしょう。

ただしスケジュールに余裕を持たせても、発送作業にはかなりの時間と手間がかかるため、リソースが不足することも少なくありません。そのためMakuakeでのリターン発送は、発送代行業者に依頼するのが得策です。

クラウドファンディングのリターン発送を代行業者に依頼するメリット

クラウドファンディングのリターン発送を代行業者に依頼するメリット
Makuakeをはじめとするクラウドファンディングのリターン発送を、発送代行業者に依頼するメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。

商品の保管から出荷作業まで一括で依頼できる

まずは返礼品の保管から出荷作業まで、トータルで依頼できることがあげられます。自社内で返礼品の管理をし、一つひとつ梱包し、発送するという作業は想像以上に細かく大変なものです。

発送代行業者であればMakuakeでのプロジェクト完了後、実行者の方は発送を依頼するだけで構いません。返礼品の保管から検品、梱包、発送作業まですべて発送代行業者で行うため、Makuakeでの資金集めの効率がより上がるでしょう。

作業負担がなくなりスケジュール通りの配送ができる

作業負担がなくなりスケジュール通りの配送ができる
クラウドファンディングにおけるリターン発送作業は、実行者側の作業負担です。支援者数が多くなるほど、その負担は増えますし、負担が増えれば発送のミスや遅延が起こることもあるでしょう。

そこを発送代行業者に委託することで、Makuakeでのプロジェクト運営に専念することができます。リターンの発送業務は発送代行業者が行いますので、スケジュール通りの配送が可能になり、発送遅延などで支援者を待たせてしまうことも防げます。

質の高い梱包ができる

最後に、質の高い梱包ができることもメリットのひとつです。発送に慣れていない方では、返礼品をどのように梱包するべきなのか、どのような梱包材を使うべきなのかと悩まれるかもしれません。発送代行業者は発送を専門としているため、さまざまな返礼品に適した梱包材を用いて、破損のない梱包を行えます。

クラウドファンディングのリターン発送は代行業者に頼むのがスムーズ

クラウドファンディングのリターン発送は代行業者に頼むのがスムーズ
Makuakeなどのクラウドファンディングを利用する上で、リターンとはどのように発送するべきなのか…と悩むこともあるでしょう。Makuakeでは発送完了通知も送信しやすい仕組みではありますが、やはり作業負担を軽減するには配送業者に依頼するのがおすすめです。

リターン発送のスムーズさは、支援者からの信頼を勝ち得ることに貢献します。発送代行業者に委託すれば、Makuakeのプロジェクトにて多くの新規顧客・ファンを獲得できる可能性が高まるはずです。

ウルロジではMakuakeを始めとしたクラウドファンディングによる、スポットでの物流代行も対応しております!

商品の入稿から出荷までをスムーズに対応し、物流のプロとして最適な発送ルートのご提案や適切な梱包資材の選定と梱包対応、またサンプル品やチラシなどの細かい同梱物にも柔軟に対応可能です。

クラウドファンディングによるリターン発送業務の負担を軽減したいと思われているなら、ぜひ一度ウルロジへとご相談ください。プロの目線で最適なご提案をさせていただきます。

>>ウルロジが提供する「スポットの物流代行サービス」について詳しく見る

Pocket

The following two tabs change content below.
角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。