EC事業者必見!EC向け決済代行サービス比較10選

2023.12.28ECサイト
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ECでより多くの人に商品を購入してもらうためには、消費者が利用しやすいように豊富な決済手段を揃えておくことも大切です。
決済手段の導入は手続きや管理が煩雑というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、
決済代行サービスを活用すれば手間やコストを抑えて簡単に多彩な決済手段を導入することが可能です。
決済代行サービスの概要やチェックしておくべき決済代行会社10社を紹介するので、
ぜひ参考にしてください。

決済代行サービスとは

決済代行サービスとは決済機関と決済を導入したい加盟店を仲介し、決済サービスを提供するサービスです。
クレジットカード決済やコンビニ決済・キャリア決済など多彩な決済に対応していて、
複数の決済手段を一括で導入することもできます。

通常新たに決済手段を導入する際は一社ごとに手続きや管理が必要になりますが、
決済代行サービスを利用することで導入から管理まで一本化して行うことが可能です。

決済代行サービスについてより詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
決済代行サービスとは?メリット・デメリットと選び方のポイント

決済代行サービス比較10選

決済代行サービスと一言で言っても、提供する会社によって対応している決済の種類やセキュリティ対策・コストなど各社それぞれサービス内容は異なります。
代表的な10社の特徴をご紹介いたしますので
一社一社の特徴をしっかり確認して、自社に合った決済サービスを探してみてください。

SBペイメントサービス株式会社(SB Payment Service)

SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループが提供する決済サービスです。
クレジットカード決済をはじめキャリア決済やコンビニ決済・オンライン決済など
30種類以上と豊富な決済手段に対応していて、国際決済にも対応しています。
EC-CUBEなど主要なECカートパッケージとも連携でき、導入しやすいのも特徴の一つです。
国際水準を満たした高いセキュリティに、
不正使用を未然に防ぐ不正検知サービスで安全性もしっかり確保しています。
条件を満たせば万が一被害に遭っても、年間10万円までのチャージバックを保証してもらうこともできるので安心です。

引用元:SB Payment Service

GMOペイメントゲートウェイ株式会社(PGマルチペイメントサービス)

PGマルチペイメントサービスは、東証一部上場企業のGMOペイメントゲートウェイ株式会社が提供するサービスです。決済代行はもちろんのこと広告運用など決済以外のマーケティング支援にも力を入れており、
広告賞の最優秀賞にも選ばれるなど実績も十分です。
締め回数や締め日など入金サイクルを自社で自由に設定できるオプションサービスも用意されているので、
最適なタイミングで入金が行われ資金繰りに困ることなくEC運営に注力することができます。

引用元:GMO PAYMENT GATEWAY

株式会社ラクーンフィナンシャル(Paid)

Paidは導入企業数No.1の実績を誇る、BtoB取引に特化した企業間の後払い決済サービスです。
与信審査や請求書発行・入金管理・督促など請求に関する業務を一手に担ってもらえるので、
手間のかかる請求業務に時間を割くことなくECサイト運営に集中できます。
また、未払い時の保証もついていて、万が一取引先の支払いの遅延や未払いが生じてもPaidが100%代金を支払ってくれるので支払いトラブルを気にする心配はありません。
審査は初回登録時のみ行われ2回目以降は審査不要取引の度に審査を行う必要がなく、
継続での取引もスムーズに行えます。

引用元:Paid

GMOイプシロン株式会社

GMOイプシロンではクレジット決済やコンビニ決済・スマートフォンキャリア決済など、
豊富な決済サービスに対応しています。すべての決済において初期費用は0円となっていおり
、コストを抑えてサービスを導入できるのが魅力の一つです。
さらに、オプションとして、配送やWEB集客を委託できるサービスも用意されています。
オンライン振込サービスのらくらく送金を利用すれば、
売上金の一部を自動で仕入れ費用やオフィスの賃料への振り込みに充てることも可能です。
振込手数料は法人の場合は月4件個人の場合は月2件まで無料で、
上限を超えても一律250円と安価に設定されています。

引用元:GMOイプシロン

株式会社ペイジェント(PAYGENT)

ペイジェントはSIer(システム開発や運用を行う事業者)の国内大手エヌ・ティ・ティ・データと
三菱UFJニコスが50%ずつ出資をする、安定した基盤をもつ決済サービスです。
EC-CUBEやカラーミーショップなど主要なECサービスと連携しており、
ECサイト運営にも導入しやすくなっています。
クレジットカード業界団体が推奨するJavaScriptを使用した非通過型のトークン決済にも対応するなど
セキュリティ性も高く、安全に取引を行うことが可能です。
入金までのスピードが早いのも特徴の一つで、締め日から9営業日で入金が行われます。
さらに、早期入金オプションを利用すれば締め日から5営業日以内と非常にスピーディーに入金が行われ、
売上金を即運転資金として活用することも可能です。

引用元:PAYGENT

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリトランス株式会社)

DGフィナンシャルテクノロジーではクレジットカード決済やコンビニ決済など豊富な決済に対応していて、
国際決済にも対応しており越境ECにも問題なく導入することが可能です。
国際決済を使っても入金は日本円で行われるため、外貨計算を行う手間はいりません。
決済サービス以外にも広告の運用やユーザーの購買行動に合わせた商品を表示するレコメンドエンジンの導入・サイトの安全性を高める脆弱性診断に改ざんチェックなど、
ECサイト運営に役立つ多彩なサービスも用意されています。

引用元:DGフィナンシャルテクノロジー

株式会社ゼウス

ゼウスは設立25年以上と決済代行業事業に長年の実績があり、ネットビジネスを始めた方が選ぶおすすめしたい決済代行サービスNo.1にも選ばれる定評の高いサービスを提供しています。
サポート体制が整っているのも評価が高いポイントの一つで、24時間365日有人でのサポートに対応しており疑問や不安が生じてもすぐに相談して解決することが可能です。
決済サービスを導入するうえで避けて通れない審査に関するサポートも用意されており、スムーズなサービス導入が期待できます。
取引を行ううえで大切になるセキュリティ対策にも力を入れていて、国際基準に準拠したセキュリティシステムを確立すると共にセキュリティ対策支援も用意し安全な取引ができる体制を整えています。

引用元:ゼウス

ソニーペイメントサービス株式会社

ソニーペイメントサービスは、レスポンスの速さが特徴の一つです。
他のネットワークを介さずに直接カード会社と接続を行うことで約1秒と高速なレスポンスを実現し、ストレスのない接続で機会損失の防止が期待できます。大量のデータも安定して処理ができるため、セールなどで多くのお客様から注文が入ってもシステム障害を起こすことなく安心してEC運営を行うことが可能です。
また、システムメンテナンスによるサイトの停止も、最小限に抑えられるようになっています。
安全な取引を行ううえで重要になるセキュリティ面にも力を入れていて、クレジットカード会社推奨の本人認証サービス3Dセキュアに加えて独自の認証アシストサービスも導入することで安全性を高めています。

引用元:ソニーペイメントサービス

ぺイオニア・ジャパン株式会社(Payoneer)

ぺイオニアは海外取引もできる、国際通貨に対応した決済サービスです。
いつでも好きなタイミングで出金することができ、最短1営業日で出金可能と必要なときにすぐにお金を受け取ることができます。外貨の受け取りに対応している口座であれば外貨のままでの受け取りも可能です。
もちろん、日本円での出金にも対応しています。
アカウント開設費・受取手数料0円でコストを抑えてサービスを導入することが可能です。
さらに、ぺイオニアのアカウント同士であれば、同じ通貨に限り支払いも受け取りも手数料なしで取引が行えます。

引用元:Payoneer

PayPal Pte. Ltd.(ペイパル)

PayPalは世界2,700万以上の企業が利用する決済サービスで、100種類以上の通貨での決済が可能と海外のお客様にも広くリーチすることができます。国際基準に準拠したセキュリティの高さを誇り、安心安全な取引が可能です。
また、条件を満たせば売り手保護制度が適用され、万が一不正取引などの被害にあってもしっかり補償してもらえます。
代金は即入金され最短3日で受け取り可能と入金サイクルがとても早く、運転資金も確保しやすくなっています。アカウント開設費・初期費用・月額利用料・口座への引き出しが無料と、コストをかけずにサービスを導入できます。

引用元:ペイパル

EC事業者必見!EC向け決済代行サービス比較10選

おわりに

本来新たに決済方法を追加するためには一社毎に契約や管理を行う必要がありますが、
決済代行サービスを活用することで複数の決済の導入から管理まで一本化して行うことが可能です。

手間やコストを抑えて必要な決済手段を取り入れていくことができ、
機会損失を防ぐと共に効率よくEC運営を行えるようになります。

より効率よくEC運営を行うために、
自社に合った決済代行サービスを導入することを検討されてはいかがでしょうか。

セキュリティ面や対応決済・費用・導入スピードなど各社それぞれ違いがあるので、
紹介した情報も参考にしながら自社に合ったサービスを見つけてください。

タグ : ECお役立ち情報 EC運用
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。