必見!オリジナルグッズ制作を失敗させないための2つの注意点と意外な盲点
2024.04.19物流・フルフィルメント
ファンのニーズに応えるため、オリジナルグッズを制作したいなどと考えている方は多いでしょう。制作業務への集中は大切ですが、他にも留意すべき点があります。代表例としてあげられるのが発送業務です。この点を見過ごすと、オリジナルグッズでファンエンゲージメントを引き下げてしまう恐れがあります。
ここでは、オリジナルグッズ制作の注意点とおすすめの制作会社、発送業務で意識したいポイントなどを解説しています。オリジナルグッズの制作を検討している方は参考にしてください。
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目次
オリジナルグッズ制作の注意点
製作現場で頻繁に遭遇するのが、権利侵害と景品表示法違反です。ここでは、オリジナルグッズ制作の注意点としてこれらについて解説します。
権利侵害
デザインなどを決定するときに気をつけたいのが権利侵害です。知的財産基本法に次の定めがあります。
国は、国内市場における知的財産権の侵害及び知的財産権を侵害する物品の輸入について、事業者又は事業者団体その他関係団体との緊密な連携協力体制の下、知的財産権を侵害する事犯の取締り、権利を侵害する物品の没収その他必要な措置を講ずるものとする。
引用:e-GOV法令検索「平成十四年法律第百二十二号 知的財産基本法」
知的財産権は次のように定義されています。
この法律で「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう。
引用:e-GOV法令検索「平成十四年法律第百二十二号 知的財産基本法」
したがって、意匠権・著作権・商標権などを侵害しているグッズは販売などできません。悪意がない場合も、条件を満たせば権利侵害と認められる恐れがあるため注意が必要です。
パロディやオマージュの法的な扱いについて、法律上の明確な基準は存在しません。しかし、権利者から訴えられる可能性があるため基本的には避けるほうが無難です。オリジナルグッズで他社の権利を侵害するとファン離れを招く恐れがあります。
景品表示法
オリジナルグッズを制作するときは景品表示法にも注意が必要です。景品表示法は、一般消費者の利益を保護する法律といえるでしょう。主な役割は、不当表示の禁止と景品類の制限および禁止です。
不当表示の禁止では、商品の品質を実際より優れていると偽って宣伝したり(優良誤認表示)、実際の取引条件よりも有利と偽って宣伝したり(有利誤認表示)することなどを禁じています。
景品類は、顧客を誘引するため事業者が商品に付随して相手に提供する物品などです。たとえば、商品購入者にもれなく配付する物品は景品表示法で総付(そうづけ)景品に該当します。総付景品の最高額は、取引価額が1,000円未満の場合は200円、1,000円以上の場合は取引価額の10分の2です。
景品表示法に違反した場合は措置命令が行われます。また、不当表示をしたときは、所定のものを除き、課徴金の納付を命じられます。オリジナルグッズを販売、配付するときは、表示や取引価額などに注意が必要です。
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オリジナルグッズにおける制作会社選びの重要性
オリジナルグッズは、ファンとの関係を強化できるツールです。ルールを守りつつ継続的に制作することでファンのエンゲージメントを高められる可能性があります。ただし、闇雲につくればよいわけではありません。
制作会社は慎重に選ぶ必要があります。自社のコンセプトに合っていないと、ファンが求めているグッズを制作できないためです。たとえば、グッズがチープすぎる、つくりたいグッズを扱っていない、価格やロットが合わないなどが考えられるでしょう。
自社にマッチする制作会社を見つけられないと、ファンのエンゲージメントを高めることは難しくなります。オリジナルグッズ制作の一環と考えて、自社に合っている制作会社を粘り強く探すことが大切です。
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オリジナルグッズ制作でおすすめの会社3選
制作会社の特徴や強みは事業者によって異なります。ここからは、おすすめの制作会社を紹介します。
ラブエンタ
「オリジナルグッズ製作で世界をつなぐ」をコンセプトに掲げる制作会社です。外部のマーチャンダイザーと提携してさまざまなグッズを扱っている点と企画から販売までワンストップで対応できる点が特徴です。AR技術を用いたグッズも制作できます。
15名以上の経験豊富なデザイナーで構成されたデザイナーチームが、デザインの提案を行うサポート力が魅力です。平面デザインから立体デザインを制作することもできます。JANシール貼りを始めとする内職に対応できる点も見逃せません。総合力の高い制作会社といえるでしょう。オリジナルグッズ制作を一社にまとめたい方や、プロに相談しつつオリジナルグッズを制作したい方におすすめです。
公式サイト:ラブエンタ
オリジナルグッズプレス
35年以上にわたりオリジナルグッズを制作してきた株式会社トランスが運営しています。同社は、東証プライム市場に上場している株式会社トランザクションの100%子会社です。
主な特徴は2,000種類以上のアイテムを扱っていることといえるでしょう。フルカラー印刷に対応したグラスやアクリルグッズなども扱っています。最短2日で名入れと発送を行ってくれる点、30個からオーダーできる点もポイントです。
初めて利用する方は、経験豊富なスタッフからオペレーターサポートを受けられます。オリジナルグッズの制作に挑戦したい方やスモールビジネスをしている方におすすめの制作会社です。
公式サイト:オリジナルグッズプレス
SUZURI
東証スタンダード市場に上場しているGMOペパボ株式会社が運営している制作会社です。グッズだけでなくデジタルコンテンツも扱っています。
主な特徴は、手軽にオリジナルグッズを制作できることです。自分でつくった画像を1枚アップロードするだけで、Tシャツ、トートバッグ、スマホケースなどを制作できます。完全受注システムを採用している点もポイントです。在庫を抱えなくてよいため、まとまった資金がなくてもオリジナルグッズ販売に挑戦できます。
以上の特徴を備えるため、SUZURIはオリジナルグッズを手軽に制作したい方やコストをかけずにオリジナルグッズを販売したい方に向いているといえるでしょう。
公式サイト:SUZURI
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オリジナルグッズ制作時の盲点
オリジナルグッズを制作するときは、発送業務まで検討しておく必要があります。制作業務に集中するあまり、発送業務が疎かになって失敗する事業者を多く見てきました。無計画だと、売上に関わるコア業務に集中できなくなる恐れがあります。
また、慣れていないため、梱包中に商品を傷つけてしまったり梱包が雑になったりすることも考えられます。これらは顧客満足度の低下につながるため注意が必要です。
事前に発送業務まで計画しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。業務プロセスを工夫することで、コストを抑えられるケースもあります。
オリジナルグッズの販売方法、発送方法は以下の記事で詳しく解説しています。発送業務に不安を感じる方は、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。
>>Vtuber・YouTuber必見!オリジナルグッズの販売方法と注意点やポイント
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オリジナルグッズは制作だけでなく発送も代行がおすすめ
発送業務に対応できない方や発送業務の品質を高めて顧客満足度の向上につなげたい方は、発送代行を活用するとよいでしょう。発送代行は、入庫作業、在庫管理、梱包、出荷、配送など、発送に関わる一連の業務を物流のプロが代わりに行ってくれるサービスです。
「オリジナルグッズの発送代行は大手事業者が利用するものでは?」などの質問をよくいただきますが、決してそのようなことはありません。個人事業主を始めとする中小零細企業の方にもご利用いただいています。物流業務の負担を減らせる、コア業務に集中しやすくなる、丁寧な梱包で顧客満足度を高められるなど、多くの方にメリットを感じていただいている点もポイントです。事業の規模に関わらず、導入を検討されることをおすすめします。
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オリジナルグッズは制作方法だけでなく発送方法にも注意
オリジナルグッズは、ファンとの関係性を強化できる魅力的なツールです。権利侵害などに注意しつつ、自社のコンセプトに合っている制作会社を選んで制作することが大切です。事前に、発送業務まで考えておくこともポイントです。
無計画に行うと、低品質なサービスで顧客満足度の低下を招くことがあります。不安を感じる方やノウハウがない方は、発送に関連する一連の業務を任せられる発送代行を活用しましょう。
発送代行に興味がある方は、小ロットからご依頼いただけるウルロジにご相談ください。ウルロジの特徴は、物流のプロが物流業務を伴走支援することです。業務の効率化、サービス品質の向上、コストの削減など、課題に合わせたご提案をさせていただきます。
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