楽天と連携可能なおすすめの発送代行6選と選ぶ際のポイントを解説!

2024.03.12物流・フルフィルメント
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楽天と連携可能な発送代行
「最近倉庫が手狭になってきた」
「発送業務のミスを減らしたい」
「もっと早くユーザーに商品を届けたい」

楽天の出店者の方で、このように思っている方はいませんか。
そのような方におすすめなのは、楽天と連携できる発送代行を利用することです。発送代行業者は発送作業のプロなので、作業効率に優れており、ミスも少ないためです。
本記事では楽天の出店者の方に向けて、おすすめの発送代行業者6選を紹介します。

楽天市場と連携出来る高品質・低コストな発送代行サービスを見てみる

楽天市場とは

楽天市場とは、楽天が運営しているオンラインモールで、2021年に流通総額が5兆円を突破した国内有数のサービスです。
楽天市場の特徴は圧倒的な集客力です。その証拠に、楽天市場はEC通販市場の28.0%という高いシェア率を獲得し、月間アクティブユーザーも3,700万人以上います。

ECサイトの事業者は楽天に出店することで、新規顧客の獲得や売上アップが期待できます。

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楽天と連携可能な発送代行6社

楽天と連携可能な発送代行は以下の6社です。

  • ウルロジ
  • 楽天スーパーロジスティクス
  • オープンロジ
  • はぴロジ
  • 日立物流
  • スクロール360

各社の特徴や、向いている事業者を紹介します。

ウルロジ

ウルロジEC通販発送代行
ウルロジは、EC・通販の受注処理・梱包作業・伝票発行・配送手配などが代行可能で、バックヤード業務をサポートしてくれます。

特徴

ウルロジの特徴は以下のとおりです。

  • 13時までの出荷指示は当日出荷
  • 多数のECシステムと連携可能
  • 受注情報の自動連携
  • 物流のプロによる充実したサポート体制
  • 受注代行やカスタマーサポート代行が可能
  • 全国一律の料金体系を実現
  • 自動仕分け機オムニソータの導入で仕分けミスを抑制
  • 高品質なサービスを安価で提供
  • 独自の梱包資材の利用が可能

こんな方におすすめ

ウルロジがおすすめなのは、以下のような事業者です。

  • スタートアップや月商1,000万円以下のECサイトを運営している
  • 常温の商品を主に販売されている
  • 日頃からチャットなどでこまめにやり取りしたい
  • API連携で出荷指示などを自動化したい
  • 個人でECサイトを運営している
  • ショップ独自の細かな要望を相談したい
  • 事業成長に沿って委託範囲を拡張していきたい

その他

ウルロジの倉庫携帯と倉庫保有資格は以下のとおりです。

  • 倉庫形態
    都内に3拠点の自社倉庫を構え、総面積19,632㎡の常温倉庫を有しています。
  • 倉庫保有資格
    化粧品製造業許可
    医薬部外品製造業許可

このように製造業許可を取得しているので、化粧品や医薬部外品の流通加工ができます。

公式サイト:ウルロジ

楽天スーパーロジスティクス

楽天スーパーロジスティクスは、送料が380円(税込)と安いのが魅力です。また楽天が運営するだけあって、365日の出荷であす楽にも対応できるなど、楽天市場と相性の良い物流代行業者です。

特徴

楽天スーパーロジスティクスの特徴は以下となります。

  • 翌日配送あす楽に対応
  • 配送遅延に対する補償制度
  • 365日出荷が可能
  • ギフトラッピングに対応
  • チラシやメッセージカードの封入が可能
  • 100サイズまで全国一律で配送料が380円
  • 専任担当によるサポート体制

こんな方におすすめ

楽天スーパーロジスティクスがおすすめなのは、以下のような事業者です。

  • 楽天市場を主な販売場所にしている
  • 梱包・配送品質を改善したい
  • 物流コストを改善したい

その他

楽天スーパーロジスティクスは、2020年の時点で楽天市場の出荷の20%を担っています。しかし、倉庫形態・倉庫保有資格については非公開です。

公式サイト:楽天スーパーロジスティクス

オープンロジ

オープンロジ
オープンロジは初期費用・固定費用が無料で、入庫・保管・配送などサービスを利用した分だけコストが発生する物流代行サービスです。

特徴

オープンロジの特徴は以下となります。

  • 50拠点から最適な倉庫を提案
  • API連携で業務の自動化を実現
  • Web登録ですぐに利用可能
  • 越境ECに対応
  • 従量課金制なので使った分だけ費用が発生
  • 160から260サイズの取り扱いが可能

こんな方におすすめ

オープンロジがおすすめの事業者は以下のとおりです。

  • 食品などの温度管理が必要な商材を取り扱っている
  • 倉庫拠点を分散させて物流コストを最適化させたい
  • 越境ECにビジネスチャンスを見出している

その他

オープンロジの倉庫携帯と倉庫保有資格は以下のとおりです。

  • 倉庫形態
    全国50拠点の提携倉庫で、常温、定温、冷蔵・冷凍の3温度帯に対応しています。
  • 倉庫保有資格
    化粧品製造業許可
    医薬部外品製造業許可
    消防法の適用・届け出

公式サイト:オープンロジ

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はぴロジ

はぴロジ
はぴロジはECサイト事業者と物流現場をつなぐプラットフォームです。既存の倉庫企業とのネットワーク化を実現したサービスで、全国をカバーする物流網を構築しています。

特徴

はぴロジの特徴は以下のとおりです。

  • 分散出荷が可能
  • 希望に応じた検品対応が可能
  • ギフトラッピングに対応
  • 同梱発送に対応
  • 独自の梱包資材の利用が可能

こんな方におすすめ

はぴロジが向いている事業者は以下のとおりです。

  • スピード配送を実現したい
  • システムによる自動化を実現したい
  • 分散倉庫・分散出荷で物流コストを抑えたい

その他

はぴロジの倉庫携帯と倉庫保有資格は以下のとおりです。

  • 倉庫形態
    130拠点以上の提携倉庫で、常温・冷温・冷蔵・低温に対応しています。
  • 倉庫保有資格
    化粧品製造業許可
    医薬部外品製造業許可
    高度管理医療機器等販売業・貸与業の許可

公式サイト:はぴロジ

日立物流

日立物流
日立物流は自動化率72%を達成した最先端のシェアリング倉庫です。自動化によりコストダウンを実現し、初期費用・固定費がかからない従量課金型サービスとなります。

特徴

日立物流の特徴は以下のとおりです。

  • 72%の自動化率でコスト低減
  • 初期費用・固定費が不要
  • 使った分だけの従量課金型
  • 自動化により作業ミスを低減
  • 1日18,000個を発送可能
  • チラシやギフトラッピングの対応

こんな方におすすめ

日立物流が向いている事業者は以下のとおりです。

  • 小規模からスタートしたい
  • 拠点を拡大したい
  • 既存のセンターの老朽化に悩んでいる
  • 自動化でミス低減や作業効率向上させたい

その他

日立物流の倉庫形態、倉庫保有資格は以下のとおりです。

  • 倉庫形態
    日立物流グループは北海道から沖縄まで328拠点のネットワーク網を構築しています。倉庫面積は537万㎡です。3温度帯倉庫や危険物倉庫を保有しています。
  • 倉庫保有資格
    化粧品製造業許可
    医薬部外品製造業許可

公式サイト:日立物流

スクロール360

スクロール360
スクロール360は60年以上の通販事業の経験、ノウハウをもとにした物流代行サービスで20年の実績があります。スクロール360は物流代行だけにとどまらず、集客やCRMなどのマーケティング支援も代行します。

特徴

スクロール360の特徴は以下のとおりです。

  • 750社を超える支援実績
  • 分散出荷に対応
  • EC運営支援が可能
  • 受注代行や決済代行に対応
  • 中国越境EC支援に対応

こんな方におすすめ

スクロール360が向いている事業者は以下のとおりです。

  • 商品開発に集中したい
  • 物流代行だけではなく、CRMや集客も外注したい
  • 分散出荷を実現したい
  • 顧客育成に悩みがある

その他

スクロール360の倉庫形態と倉庫保有資格は以下のとおりです。

  • 倉庫形態
    14拠点の自社倉庫で、冷凍・冷蔵・常温に対応しています。
  • 倉庫保有資格
    化粧品製造加工許可(包装・表示・保管)
    医薬部外品製造加工対応可能
    管理医療機器 販売業許可
    高度管理医療機器 販売業許可

公式サイト:スクロール360

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楽天市場利用者の発送代行の選び方

発送代行業者は、「楽天市場に特化した楽天スーパーロジスティクスを選べば良いのでは?」と思う方もいるでしょう。
たしかに、楽天市場を利用している事業者にとって、楽天スーパーロジスティクスは価格などのメリットがありますが、運用ルールが厳密に決まっているためショップ毎に臨機応変な対応を依頼することは難しくなってきます。

また、楽天以外に自社ECサイトや他のモールに出店している事業者の場合、複数の店舗に対応ができるのか確認が必要になります。価格体系を含めた以下の8つの項目をポイントに発送代行業者を選びましょう。

楽天とのAPI(自動)連携の対応可否

楽天店の運営の手間を削減するためには、API連携ができるかが重要なポイントです。なぜならAPI連携をすることで、以下の業務を自動化できるためです。

  • 受注の取込
  • 受注情報の更新
  • 荷物番号の反映
  • 楽天RMSのステータス更新

API連携による業務効率化で、商品開発やマーケティングに注力できるでしょう。

価格体系

価格

発送代行を選ぶ際は、価格体系についてチェックしましょう。例えば初期費用や月額費用が発生しない業者もあるためです。
確認すべき価格体系の項目は以下のとおりです。

  • 初期費用
  • 月額費用
  • 在庫保管料
  • 出荷作業料
  • 配送料

また、どの配送業者に対応しているのかも、合わせて確認してください。

取り扱い可能商品

発送代行によっては、取り扱い可能な商品が異なります。なぜなら商品によっては、取り扱うために必要な許可や設備があるためです。
例えば、化粧品を取り扱う場合には化粧品製造業許可が必要です。また食品であれば食材に合わせた温度管理ができる倉庫が必要になります。自社商品を取り扱えるかは発送代行を選ぶポイントです。

物流品質の高さ

物流品質の高さは、どの程度自動化が進んでいるかを参考にすると良いでしょう。自動化が進んでいれば、人的ミスが減少し誤配送防止につながるためです。
またセール時などの、急な出荷の波動に対応できるのかもチェックしましょう。セール後、いつまで経っても商品が届かないのは、ユーザーの信頼を損ねるためです。

出荷タイミング

出荷タイミングで確認するポイントは、何時までの依頼で当日出荷できるかです。当日出荷の締め切り時間が遅いほど、ユーザーに早く届けられる可能性を高められるためです。

最低出荷数

配送代行サービスによっては、最低出荷数が設定されています。現状の出荷量で最低出荷数を超えられるのか、または最低出荷数に届かない場合はどのような対応となるのかを確認してください。
不安な方は、最低出荷数が設定されていない発送代行サービスを選ぶのも1つの方法です。

拡張性

拡張性があるかどうかも、発送代行業者を選ぶポイントになります。発送代行業者の拡張性は、急な波動に対応するために必要です。保管スペースを追加で確保できるのか、十分な人員が確保されているかを確認しましょう。
また、事業成長に伴い同梱物や梱包資材の改善にも目を向けられることになると思います。そういった業務にも臨機応変に対応ができるか事前に確認しておきましょう。

その他

その他のポイントは、配送業務以外の業務を代行できるかです。例えば、受注対応やカスタマーサポートなどが挙げられます。顧客からの問い合わせ対応を委託することで、商品開発などの重要な業務に人材を集中できるためです。

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おわりに

自社ECの改善ポイントと具体的手順や重要事項をわかりやすく解説

楽天市場に出店している方は、発送代行の利用を検討しましょう。配送作業を早められるだけではなく、配送ミスを減らすのに役立つためです。
どの業者にすれば良いか迷っている方には、「ウルロジ」をおすすめします。
ウルロジは当日13時までの出荷指示で、当日出荷が可能なためです。1日でも早く出荷することで、顧客の満足度向上にも役立つでしょう。
またウルロジであれば、受注対応やカスタマーサポートも委託できます。バックヤード業務をアウトソーシングして、より重要な業務に注力することで売上アップを目指してください。

タグ : ECモール ECお役立ち情報 EC運用 発送・梱包 業務効率化 楽天
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。