【Shopify初心者向け】Shopifyの初期設定を8つのステップに分けて解説
2024.01.30物流・フルフィルメント
Shopifyは、誰でも簡単にイメージ通りの自社ECを開設できるECプラットフォームです。テンプレート・決済手段・ホスティングサービスをパッケージ化している点と定額課金制を採用している点が主な特長といえるでしょう。
「Shopifyでストアを開設したいものの初期設定がわからない」などと悩んでいる方が多いはずです。自社ECを簡単に開設できるといわれていますが、海外のECプラットフォームであるため公式の説明ではわかりにくいところもあります。ここでは、Shopifyの初期設定を8つのステップに分けて画像付きで解説しています。以下の情報を参考にすれば、ストアをスムーズに開設できるでしょう。
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目次
Shopifyに必要な初期設定一覧
Shopifyでストアを開設するため必要となるのが初期設定です。まずは基本的な初期設定の流れを紹介します。
- 手順1:アカウント作成
- 手順2:テーマを選ぶ
- 手順3:デザイン作成
- 手順4:商品登録
- 手順5:下層ページの作成
- 手順6:送料と決済方法の設定
- 手順7:アプリ設定
- 手順8:ドメイン設定
アカウントの作成は、1時間未満で行えるケースが多いでしょう。全工程の所要時間は、設定内容などで異なります。いずれにせよ、手順に従い手続きを進めれば、専門的な知識がなくても初期設定を終えられます。
また、テンプレートなどが用意されているため、初心者であっても理想のイメージに近いストアを開設できます。ただし、細かなカスタマイズなど行いたい場合は、コーディングをはじめとする専門的な知識が必要です。各手順の初期設定は以下で詳しく解説します。
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Shopifyの初期設定:手順1「アカウント作成」
画像引用元: Shopify公式サイト
https://www.shopify.com/jp
最初にShopifyで使用するアカウントを作成します。ストアを開設予定の方は、公式サイトが用意している「無料体験をはじめる」を利用するとよいでしょう。アカウントを作成するとともにShopifyの使い勝手を確かめられます。無料体験期間は3日間で、その後最初の3カ月間は月額1ドルで利用できます(2024年1月時点)。無料体験を活用したアカウント作成の流れは次の通りです。
- 公式サイトに掲載されている「無料体験をはじめる」をクリックする
- 表示されたアンケートに回答する(スキップ可)
- 事業所の所在地を選択する
- Shopifyアカウントを作成する(メールアドレス・Apple・Facebook・Googleでサインアップ可)
公式サイトに掲載されている必要な情報は
①メールアドレス
②パスワード
③ストアの名前
④ストアURL(英数字)
の4つです。
登録を終えると認証メールが届くため、内容を確認して手続きを完了します。アカウント作成については、以下の記事でも紹介しています。
>>【画像付き】Shopify(ショッピファイ)でECストアを開設する手順とポイント
出典:Shopify公式サイト「【Shopifyの使い方】Shopifyを使ってネットショップ開設:基本設定編【2024年版】」
Shopifyの初期設定:手順2「テーマを選ぶ」
画像引用元: Shopify公式サイト
https://themes.shopify.com/?locale=ja
次に、ストアに設定するテーマを選択します。テーマは、スタイル・機能・構成を管理するテンプレートといえるでしょう。Shopifyには、無料と有料の両方のテーマが多数用意されています。サイト作成の専門的な知識がなくても、イメージに合致するテーマを選択することでデザイン性・機能性の高いストアを作成できます。
ポイントは、ストアのターゲットやコンセプトを踏まえてテーマを選択することです。Shopifyのテーマストアには、さまざまなテーマが陳列されています。自ストアに合っているものを探してみるとよいでしょう。テーマについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>Shopifyテーマの選び方|無料・有料テーマの違いとおすすめのテーマを紹介
Shopifyの初期設定:手順3「デザイン作成」
画像引用元:Shopify公式サイト
https://help.shopify.com/ja/manual/online-store/themes/customizing-themes/edit
Shopifyでは、管理画面のテーマエディタからテーマ設定をカスタマイズ(デザインを作成)できます。
具体的には、ストアのロゴ・カラー、フォントのスタイル・サイズ、画像などのカスタマイズが可能です。テーマに希望の設定が含まれていない場合は、テーマコードを編集することでカスタマイズを行えます。ただし、この場合は専門的な知識が必要です。
デザインのポイントは、サイト全体のテーマを決定してから作業に着手することです。この点を意識するとストアに統一感が生まれます。ブランディングに影響するため、思い付きでカスタマイズを始めないことが大切です。デザイン作成について理解を深めたい方は、以下の記事も参考にしてください。
>>Shopifyテーマの選び方|無料・有料テーマの違いとおすすめのテーマを紹介
Shopifyの初期設定:手順4「商品登録」
画像引用元: Shopify公式サイト
テーマ設定のカスタマイズを終えてから、管理画面の「商品管理」へと進み、商品登録(商品追加)を行います。登録方法は、個別に登録する方法とCSVファイルを用いて一括登録する方法が用意されています。
登録情報は「商品名」、「商品説明」、「価格情報」などがあります。例えば商品説明では、商品の内容が理解でき、購入を促すような文章を心がけます。いずれの情報も商品選択に関わるため、正確に記載することが大切です。
管理画面の「商品管理」から「コレクション」へと進み「コレクション(商品のグループ化)」を作成すると、当該グループをギャラリー付きウェブページとしてストアに表示できます。コレクションの種類は、選択条件をもとに自動で商品を組み込む自動コレクションと個別に商品を組み込む手動コレクションの2つです。ユーザビリティを高めたい場合は検討するとよいでしょう。商品登録については、以下の記事でも解説しています。
>>【画像付き】Shopify(ショッピファイ)でECストアを開設する手順とポイント
Shopifyの初期設定:手順5「下層ページの作成」
画像引用元: Shopify公式サイト
続いて、下層ページを作成します。ここでいう下層ページは、ストア情報・特定商取引法に基づく表記・よくある質問、お問合せなど、ストア運営に必要な商品ページ以外のページです。下層ページは「管理画面>ページ>ページの追加」から作成できます。
ここから、タイトル・コンテンツなどを追加します。また、画像を追加したり、文字を装飾したりすることも可能です。
参考に、お問合せページの基本的な作成方法を紹介します。
- 「管理画面>ページ>ページの追加」へと進む
- 「タイトル」と「コンテンツ(空白でも可)」に任意の内容を入力する
- テンプレートの「contact」を選択して保存する
- 「管理画面>オンラインストア>メニュー」へと進む
- 「メインメニュー」「フッターメニュー」の中から「お問合せ」を追加したいメニューを選ぶ
- 「メニュー項目を追加する」を選択して「お問合せページ(リンク)」を指定する
- 設定を保存する
※初期設定ではShopifyアカウント作成時に登録したメールアドレスでお問合せに対応します。
下層ページ作成のポイントは次の通りです。
- 具体的な作業を行う前に作成するページの目的を考える
- 目的をもとに掲載する情報を検討する
例えば、ストア情報を作成する場合、ユーザーに与えたい影響を考えてから、ユーザーが知りたい情報ならびに掲載するべき情報を検討します。目的によっては、運営者情報だけでなくストア開設の背景や商品に関するストーリーを掲載するほうがよいことも考えられます。
補足情報と考えず、ストアのコンセプトを踏まえつつ丁寧に作り込むことが大切です。作成した下層ページは、目的などを踏まえてメインメニューやフッターメニューなど、ユーザーの目に留まりやすい場所へ設置します。
Shopifyの初期設定:手順6「送料と決済方法の設定」
Shopifyにおける送料設定のポイントは以下の2点です。
- 配送プロファイルの作成
- 配送プロファイルを適用する商品の決定
配送プロファイルは、配送元・配送先・その他の条件で構成される配送ルールです。これに基づき、特定の商品のみに適用される送料や配送元・配送先に応じた送料などを設定できます。
基本の送料は「管理画面>設定>配送と配達」へと進み「送料を管理する」から設定します。Shopifyでは、配送プロファイルを活用して配送エリアごとに配送方法や送料などを設定できます。
続いて「管理画面>決済」へと進み、決済方法を設定します。
画像引用元: Shopify公式サイト
Shopifyは次の決済方法などに対応しています。
- Shopifyペイメント
- Paypal
- Amazon Pay
- Google Pay
- Apple Pay
- コンビニ決済
- キャリア決済
- NP後払い
KOMOJUなどの外部システムを活用して、LINE Pay・メルペイ・PayPay決済なども追加できます。Shopifyペイメントは、初期から導入されている決済方法です。
管理画面から「設定>決済」へと進み有効化するだけで、JCB、Visa、Mastercard、American Expressなどによるカード決済ならびにApple Pay、Google Pay、Shop Payによる決済を受け付けられます。有効化にあたり、ストア情報などの入力を求められます。送料と決済方法については、以下の記事でも解説しています。
>>【画像付き】Shopify(ショッピファイ)でECストアを開設する手順とポイント
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Shopifyの初期設定:手順7「アプリ設定」
画像引用元:Shopify App Store公式サイト
https://apps.shopify.com/?locale=ja
アプリを活用すると、ストアにさまざまな機能を追加できます。アプリの主な入手先としてあげられるのがShopify App Storeです。
ここには8,000種類以上のアプリが登録されています。アプリカテゴリーは次の通りです。
- 商品を探す
- 商品を販売する
- 注文と配送
- ストアデザイン
- マーケティングとコンバージョン
- ストア管理
Shopify App Storeで扱われているアプリは次の手順で導入できます。
- Shopify App Storeにログインする
- 導入したいアプリを探す
- アプリのページで「アプリを追加する」を選択する
- 管理画面で「アプリをインストールする」を選択する
インストールしたアプリは、管理画面のアプリ管理ページに表示されます。さまざまな機能を追加できる便利な仕組みですが、Shopifyは海外製のECシステムであり、多くのアプリが日本語に対応していないことがあります。詳細を確認してから導入することが大切です。
Shopifyの初期設定:手順8「ドメイン設定」
画像引用元: Shopify公式サイト
ドメインは、「https://●●●.com」の「●●●.com」部分です。インターネット上の住所あるいはストアの「顔」といえるでしょう。
Shopifyは共有ドメインと独自ドメインの両方を使用できます。共有ドメインは1つのドメインを複数人で利用するドメインです。Shopifyでストアを開設すると「●●●.myshopify.com」という共有ドメインが付与されます。独自ドメインは自分で文字列を指定できる世界で1つだけのドメインです。
SEOあるいはブランディングの観点から、ストア運営には独自ドメインが適しているといわれています。Shopifyでは独自ドメインの購入が可能です(独自ドメインはお名前ドットコムなどの外部ドメインプロバイダーからも購入可)。
購入から設定までの流れは以下の通りです。
- 管理画面から「設定>ドメイン」へと進む
- 「新しいドメインを購入する」をクリックする
- 取得したいドメインを入力する
- 「ドメインを購入」をクリックする
- 必要情報を入力してドメインを購入する
- 購入したドメインが最初に表示されるURLとして自動設定される(ドメインを初めて追加する場合)
ただし、Shopifyではメールホスティングを提供していないため、ドメインメールの使用はできません。ドメインメールを使用したい場合は、外部メールホスティングサービスの利用が必要です。ただし、サービスによっては追加料金が発生する場合や、セキュリティ対策が必要な場合がありますので、利用前にそれぞれのサービスの条件を確認してください。
独自ドメインを設定する場合はリダイレクト処理をしておくと、ユーザーを逃しにくくなります。リダイレクト処理は「管理画面>オンラインストア>メニュー>URLリダイレクト>URLリダイレクトを作成」の順に進み、転送元URLと転送先URLを入力すると行えます。ちなみに、手順8で紹介していますが、ドメイン設定はどの段階で行っても構いません。
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Shopifyストア開設前に初期設定の手順を把握しておきましょう
初期設定は、Shopifyでストアを開設するため欠かせない手続きです。主な手続きとして、アカウント作成、テーマ選択、商品登録、下層ページ作成などがあげられます。必要な初期設定を理解せずストア開設作業を始めると非効率になる恐れがあります。この記事で紹介した内容を理解してからストア開設作業を行いましょう。
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