Shopifyで発送業務をスムーズに行うための手順を解説
2024.10.11物流・フルフィルメント
「Shopifyの発送業務ってどう進めたらいいの?」「基本的な手順や負担の軽減方法を知りたい」と考えていませんか。自社での対応に限界を感じている方もいるでしょう。Shopifyの発送業務は、手順を理解すれば簡単に行えます。海外発送もそれほど難しくはありません。また、アプリを活用して、発送業務の負担を軽減することもできます。
ここでは、EC業界で働く筆者が、自身の知識と経験を活かして、Shopifyの特徴、Shopifyにおける発送手順、発送業務におすすめのアプリなどを紹介しています。以下の情報を参考にすれば、発送業務の流れと業務負担軽減のポイントを理解できるはずです。Shopifyを利用している方は参考にしてください。
Shopifyの発送業務でお困りの方には、ECの物流業務をまとめて委託できる発送代行もおすすめです。物流業務の負担を大幅に減らせるため、コア業務に集中しやすくなります。弊社は、品質とコストダウンにこだわった発送代行「ウルロジ」を提供しています。ご興味のある方は、以下のページからサービス資料をダウンロードしてご覧ください。
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目次
Shopifyの発送業務の特徴
ここでは、Shopifyの発送の特徴を紹介します。
送料を柔軟に設定できる
Shopifyでは、チェックアウト時の料金に送料を追加できます。さまざまな設定が可能な点がポイントです。具体的には、次の設定などを行えます。
【送料の設定】
- お客様が注文するたびに定額の送料を追加
- 購入金額にかかわらず定額の送料を追加
- 購入金額に応じた送料を追加
- 重量に応じた送料を追加
- 購入金額、お届け先を問わず送料を無料にする
- 条件付きで送料を無料にする
お客様が選択できるように、複数の送料を設定することも可能です。自社ECにあわせて送料を柔軟に設定できる点はShopifyの強みといえるでしょう。
海外発送に対応している
Shopifyは、越境ECにも対応しています。越境ECは、国境を超えて行う電子商取引(EC)です。したがって、海外のお客様へも商品を発送できます。
主な特徴は、50以上の言語と130以上の通貨に対応していることです。ストアの基本的な部分は、設定するだけで表示言語を変更できます(Shopifyアプリで自社ECの自動翻訳も可)。また、日本円の価格を米ドルやユーロに自動変換することも可能です。越境ECで問題になりがちな税率と送料の設定を手軽に行える点も見逃せません。アプリを追加することで、商品のサイズ、重量、住所を基に送料を自動で計算することができます。越境ECの経験がない方でも、手軽に海外発送を行える可能性があります。
海外発送に関わるShopifyの機能は以下の記事で詳しく解説しています。理解を深めたい方は、こちらも参考にしてください。
>>越境ECはShopifyがオススメ!サイト制作から事例紹介まで徹底解説
アプリを活用して作業を効率化できる
Shopifyは、app storeでさまざまな用途に活用できるアプリを提供しています。100項目の審査基準を満たした、8,000超のアプリを扱っているため、目的にあわせてストアをカスタマイズできます。アプリのカテゴリーは以下の通りです。
【カテゴリー】
- 販売チャネル
- 商品を探す
- 商品を販売する
- 注文と配送
- ストアデザイン
- マーケティングとコンバージョン
- ストア管理
「注文と配送」カテゴリーには「在庫」「注文」「返品と保証」「配送ソリューション」などのカテゴリーが設けられています。これらの中には、商品の入庫、検品、梱包など、発送に関わる業務を効率化できるものもあります。自社ECに適したアプリを活用することで、発送業務の効率を高められるでしょう。
Shopifyの発送業務の手順
続いて、Shopifyにおける発送業務の手順を紹介します。
注文内容を確認する
お客様が自社ECで商品を購入すると、登録したメールアドレスに注文内容、支払方法、お届け先などを記載したメールが届きます。このメールが届いた際には、発送準備を進めるために自社ECの管理画面にアクセスし「注文管理」をクリックしてください。注文が入ると「注文管理」タブの横に、受注数を示す数字が表示されます。
参考に、管理画面のイメージを紹介します。
画像引用元:Shopify公式「Shopifyストア開設ガイド」(資料請求にてご確認いただけます)
https://www.shopify.com/jp/blog/shopify-merchant-guidebook
個別の注文を選択すると、詳細な情報を確認できます。この情報をもとに、発送準備を進めます。準備する際に注意したいポイントは次のとおりです。
【注意点】
- お届け先の住所に不備や誤りはないか
- 商品の在庫はあるか
- 決済状況に問題はないか
- お客様からの要望はないか
- キャンセル、変更などの連絡はないか
これらの点に問題がなければ、次のステップに移ります。
商品のピッキング・梱包を行う
注文内容の確認を終えてから、フルフィルメントの処理を進めます。Shopifyでは、受注からお届けまでのプロセスをフルフィルメントといいます。フルフィルメントに含まれる基本の業務は以下の通りです。
【業務内容】
- 商品のピッキングと梱包
- 発送ラベル(注文ラベル)を商品に貼り付ける
- 運送会社に商品を引き渡す(発送)
このプロセスでは、商品のピッキングと梱包を行います。まずは、管理画面の「その他の操作」から明細書を印刷しましょう(必要に応じて)。ここに記載されている情報をもとに、商品をピッキングして梱包します。ストアによっては、明細書(または納品書)の同梱が必要です。梱包では、お届け中に商品が破損しないように注意します。
また、商品を受け取ったお客様の満足度を高めるため、丁寧に梱包することも重要です。アプリを活用すると、明細書、納品書、請求書を手軽に発行できます。
送り状を記入し発送する
次に、運送会社指定の送り状に必要事項を記載し、これを梱包した商品に貼りつけます。送り状は、運送会社へ依頼して事前に準備しておくことをおすすめします。用意ができたら商品を発送します。
発送方法は、ケースによって異なります。運送会社に集荷を依頼するか、運送会社の営業所に商品を持ち込むなどの方法が考えられます。発送についても、事前に打ち合わせを行っておくと、手続きをスムーズに進められます。商品発送後は、送り状の控えを保管しておくことが大切です。送り状の控えは、次のステップで利用します。
発送処理を行う
画像引用元:Shopify公式「Shopifyストア開設ガイド」(資料請求にてご確認いただけます)
https://www.shopify.com/jp/blog/shopify-merchant-guidebook
商品の発送を終えてから(あるいは発送の準備を終えてから)、Shopifyの管理画面で発送処理を行います。具体的には、当該注文ページに表示される「アイテムをフルフィルメント」をクリックして手続きを進めます。
手続きの流れは以下の通りです。
【手続きの流れ】
- 送り状の控えをもとに「追跡番号」と「配送業者」を入力
- 「配送状況の詳細を今すぐお客様に送信する」をチェック
- 画面右側に表示される「アイテムをフルフィルメントする」をクリック
「配送状況の詳細を今すぐお客様に送信する」にチェックを入れると、お客様に発送を知らせるメールが送信されます。以上の手続きで、発送処理は完了です。
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Shopifyの発送業務で役立つおすすめアプリ
アプリを活用すると、Shopifyの発送業務を手軽に行えます。ここでは、おすすめのアプリを紹介します。
Ship&co
自社ECから注文情報をリアルタイムで取得して、国内外向けの送り状を手軽に発行できる出荷管理アプリです。注文データと運送会社アカウントを接続するため、手作業によるミスを減らせます。対応している運送会社は以下の通りです。
分類 | 運送会社 |
---|---|
国内向け | ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便 |
国外向け | FedEx、DHL、UPS、国際郵便など |
ひとつのインターフェースで、次の業務を行える点も強みです。
【対応業務】
- 複数ストアの注文を一元管理
- ステイタスの自動更新と追跡番号の同期
- 発送通知メールの自動送信
- 送料の比較(国外向け発送)
- インボイスの発行(国外向け発送)
最小1~2クリックで、送り状やインボイスを発行できます。海外発送料金も比較できるため、越境ECを手軽に行える可能性があります。
公式サイト:Shopify App Store「Ship&co 国内外の送り状発行システム」
プラスシッピング
月額料金無料(2024年10月時点。将来的に従量課金制へ移行予定)で、送料の削減、発送業務の効率化を目指せるアプリです。大きな特徴は、法人契約を結んでいなくても、特別料金でヤマト運輸、日本郵便、佐川急便を利用できることでしょう。「東京-大阪」間であれば、80サイズの荷物を827円(税抜)で送れます(3回の請求サイクルで75個以上の荷物を出荷した場合)。
以下の機能を利用できる点も見逃せません。
【機能】
- 送り状の簡単印刷
- 送り状の一括印刷(CSV不要)
- 送料のクレジットカード決済
- 発送日時指定機能の追加
Shopifyの管理画面上で、簡単に送り状を発行できます。注文情報と自動で連携するため、情報の移し替えは不要です。荷物のサイズを指定するだけで送り状を作成できます。必要な手間は、最小で3クリックです。
公式サイト:Shopify App Store「プラスシッピング 特別価格で送り状発行&配送日時指定」
Japan Order CSV
運送会社ごとに、出荷指示CSVをワンクリックで出力できるアプリです。ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便などに対応しています。主な特徴は、Shopifyの受注データCSVを文字化けしないフォーマットで出力できる点と、運送会社ごとに異なるフォーマットで出力できる点です。時間帯指定、お届け日指定など、細かな設定を行えます。
全機能を利用できるコンプリートプランの料金は月額29.99ドル(2024年10月時点)です。30日間の無料体験で使い勝手を確かめられます。また、一部の機能は永年無料で利用できます。Shopifyで国内向けの出荷をしているEC事業者様に適しているアプリです。
公式サイト:Shopify App Store「Japan Order CSV」
Shopify利用者は発送業務を委託するのもおすすめ
Shopifyの発送業務に負担を感じている方は、発送代行の利用を検討してみてはいかがでしょうか。発送代行は、ECの物流業務をまとめて委託できるサービスです。発送代行の中には、Shopifyと連携できるサービスがあります。
発送代行の主な魅力は、物流業務の負担を減らせることです。これにより、商品企画やマーケティングなどのコア業務に集中しやすくなります。また、ヒューマンエラーの減少や、発送コストの削減も可能です。
筆者は自身の経験から、発送代行はECの成長に不可欠なサービスだと考えています。上記のメリットを享受して、売上や利益を飛躍的に伸ばすEC事業者様が多いためです。発送業務の負担が重いと感じている方は、発送代行の導入を進めてみてはいかがでしょうか。
Shopifyと連携できる発送代行は、以下の記事で紹介しています。サービス選択の参考にしてください。
>>Shopifyと連携可能なEC発送代行5選と選ぶ際の8つのポイント
Shopifyの発送業務は効率化できる
Shopifyは、送料を自由に設定できる、海外発送を手軽に行えるなどの特徴を備えたECシステムです。また、アプリを活用して発送業務を効率化することもできます。具体例として、注文情報をリアルタイムで取得して送り状を発行できる「Ship&co」、特別料金でヤマト運輸、日本郵便、佐川急便を利用できる「プラスシッピング」などがあげられます。利便性の高いECシステムといえるでしょう。
ただし、アプリを活用しても、必ずしも発送業務の負担が大幅に軽減されるわけではありません。Shopifyの発送業務でお困りの方は、発送代行の活用を検討しましょう。
弊社が提供する発送代行サービス「ウルロジ」は、Shopifyとの連携ができます。またShopify以外にも国内外の主要なECシステムと連携可能なので、複数のシステムを利用されている事業者様にもおすすめです。「Shopifyの発送業務が多く本業に時間が割けず困っている」「Shopifyと連携可能な発送代行サービスを探している」という事業者様は、以下のページからお気軽にご相談ください。


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