SKU (Stock Keeping Unit)とは?設定方法や分け方の具体例を解説
2022.06.05EC/物流用語集目次
SKU (Stock Keeping Unit)とは?
SKUとは、「Stock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)」の略称です。
在庫管理の際の、最小の管理単位として用いられます。
同じ商品(アイテム)でも、ブランド、デザイン、色、サイズ、原材料、包装形式など複数の違いがある場合には、項目ごとに分類しなければなりません。
特に、実店舗やEC販売などで在庫の補充や追加発注する時は、「どの色の、どのサイズが、いくつ必要か」を明確に把握する必要があります。
このように細かく分類した時に使用する管理単位が、SKUです。
例えば、色が白 / 黒の2種類あり、サイズがS / M / Lの3種類あった場合、在庫管理上の品目数は、6SKUと表現します。
「アイテム」が一つの商品を指すのに対し、「SKU」はこれ以上分類できないところまで分類した単位となります。
SKU (Stock Keeping Unit)の管理方法
SKUで在庫管理するためには、まずはSKUを設定する必要があります。
SKUの設定方法は、取り扱う商品・製品によっても異なりますが、基本的には次のポイントを押さえて設定します。
【SKUの設定方法】
- 管理する項目を決める
- 文字や番号のルールを決める
【SKUの設定の注意点】
- 番号は重複できない
- 分かりやすい判別ルールを決めて共有・徹底する
- 複数個をまとめて1つとして数えない
SKUの設定ができたら、表計算ソフトや在庫管理システムでデータ管理します。
POSシステムなどと連携し、在庫管理の自動化に役立てることも可能です。
JANコード(商品識別コード)に自社のSKUを反映することで、バーコード管理もできるようになります。
この時、すでに他社で使用されているコードは使えないため注意が必要です。
SKU (Stock Keeping Unit)の例
SKUは、取り扱う商品や業界などによって、多様な分け方ができます。例えば、業界ごとのSKUの分け方の例として、次のようなものがあげられます。
- アパレルの場合:シーズン、色、サイズ、タイプ など
- 食品や飲料の場合:賞味期限、内容量、等級 など
- 家電の場合:製造日、色、機能、消費電力 など
いずれも、分かりやすいSKUを設定することで、社内で管理しやすくなります。
例えば、アパレル製品のSKUを設定する際に、「製造年月日 – アイテムの頭文字 – 色の頭文字 – サイズを識別する文字列」といったルールで表記したとします。
「20220401-TB02」というSKUが、「2022年4月1日製造、Tシャツ、黒、XLサイズ」といった内容であると、誰が見ても一目で識別できます。
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