Lazadaの発送問題を解決!最適な発送代行サービスで東南アジア市場を制覇しよう

2025.06.02物流・フルフィルメント
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Lazadaの発送問題を解決!最適な発送代行サービスで東南アジア市場を制覇しよう東南アジアのEC市場は著しい成長を遂げており、その中でもLazada(ラザダ)はNo.1の呼び声高い巨大プラットフォームです。多くのEC事業者様がLazadaでのビジネス拡大を目指しておられますが、その成功の裏には、見過ごされがちな「発送戦略」の重要性が隠されています。特に越境ECにおいては、この発送業務が売上を大きく左右する要素となるのです。

Lazadaで商品を販売する上で、「発送」はなぜこれほどクリティカルな課題となるのでしょうか?それは、迅速かつ確実な配送が顧客満足度に直結し、リピート購入や高評価に繋がるからです。しかし、国境を越える物流には、言語、文化、複雑な規制、そしてLazada独自の厳格なルールなど、多くの障壁が存在します。

この記事では、EC事業者様が直面する発送の課題を明らかにし、その効果的な解決策としての「発送代行サービス」の活用法を徹底解説します。最後までお読みいただくことで、以下のメリットが得られるはずです。

  • Lazadaにおける発送の課題と、その具体的な解決策が明確になります。
  • 発送業務の最適化による、売上向上や業務効率化のヒントを得られます。
  • Lazadaビジネスをさらに成長させるための、戦略的な物流の視点が身につきます。

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目次

Lazada越境ECでEC事業者様が直面する「7つの発送の壁」とは?

この章では、LazadaでのEC事業者様が実際にどのような発送の課題に直面しているのか、7つの具体的な「壁」として解説します。これらは、私たちウルロジが多くのEC事業者様からご相談いただく内容でもあります。

発送の壁1:東南アジア各国の複雑な関税・輸入規制とHSコード

東南アジア各国では、関税制度や輸入規制が異なります。正確なHSコードの特定や、関税・消費税の計算は煩雑を極め、誤ると予期せぬ追加費用が発生したり、配送が大幅に遅延したりするリスクがあります。特に新しい商品を取り扱う際には、その都度確認が必要となり、大きな負担となりがちです。

発送の壁2:不安定なラストワンマイルと多様な配送事情

東南アジアでは、都市部と地方での物流インフラに大きな差があります。Lazadaがカバーする広大なエリアにおいて、特にラストワンマイル(最終拠点から購入者へ届ける区間)の配送品質が不安定な地域も少なくありません。配送状況の追跡が困難だったり、時間指定が難しかったり、あるいはスコールなどの天候に左右されることも。購入者からの「まだ届かない」という問い合わせ対応に追われるEC事業者様もいらっしゃいます。

発送の壁3:Lazadaの厳格な発送SLA(サービスレベル合意)とペナルティ

Lazadaは、顧客満足度を維持するために、EC事業者に対して厳格な発送SLAを設けています。例えば、「注文処理時間(Order VerificationからReady to Shipまでの時間)」「発送リードタイム(Ready to ShipからShippedまでの時間)」「追跡番号のアップロード期限」などが細かく定められており、これらを遵守できない場合はアカウント評価の低下、出品制限、最悪の場合はアカウント停止といったペナルティが科される可能性があります。

発送の壁4:LGS (Lazada Global Shipping) の利用条件と限界

LGSはLazadaが提供する国際配送サービスで、比較的簡単に越境発送を始められるメリットがあります。しかし、対象国、取り扱い可能な商品のサイズ・重量制限、集荷場所の制約など、いくつかの利用条件と限界も存在します。また、配送キャリアの選択や詳細な配送指示など、EC事業者側で柔軟にコントロールできない部分が多い点も課題として挙げられます。

発送の壁5:返品・交換処理の煩雑さとコスト負担

越境ECにおいて返品・交換処理は特に頭の痛い問題です。購入者からの返品リクエストへの対応、国際返品の際の高額な送料負担、煩雑な手続き、Lazadaの返品ポリシーへの準拠など、EC事業者側の負担は非常に大きくなります。返品された商品の状態確認や再販の可否判断も、現地に拠点がない場合は困難です。

発送の壁6:言語・文化の壁によるコミュニケーションの困難さ

購入者からの問い合わせは、基本的に現地の言語(タイ語、ベトナム語、マレー語など)で寄せられます。また、現地の配送業者とのやり取りも、言語の壁や商習慣の違いからスムーズに進まないことがあります。誤解が生じたり、問題解決に時間がかかったりするのは、LazadaEC事業者にとって大きなストレスです。

発送の壁7:高温多湿な気候に対応する適切な梱包と商品管理

東南アジア特有の高温多湿な気候は、商品の品質保持にとって大きな課題です。輸送中の衝撃はもちろん、湿気によるカビや錆び、高温による変形・変質、スコールによる水濡れ、さらには虫害などを防ぐための適切な梱包が求められます。Lazadaも梱包ガイドラインを設けていますが、商品特性に合わせたきめ細やかな対応が必要です。

Lazada販売に「発送代行サービス」の導入で得られる絶大なメリット

ここでは、Lazadaでの販売において発送代行サービスがいかに有効であり、導入することでどのような大きなメリットが得られるのかを、Lazadaの特性を踏まえてご説明します。

Lazadaの複雑な発送ルール・SLA遵守をアウトソース

発送代行サービスは、Lazadaの最新の規約やSLAを熟知した専門家集団です。煩雑な発送業務やルール遵守を丸ごと委託することで、ペナルティリスクを大幅に回避し、アカウントの健全性を高く維持できます。これはLazadaで継続的に販売していく上で非常に重要です。

発送業務から解放され、販売戦略・商品開発にリソースを集中

日々の梱包、発送伝票作成、出荷作業、問い合わせ対応といったノンコア業務から解放されます。これにより、EC事業者様は商品企画、マーケティング、顧客分析といった売上アップに直結するコア業務に貴重なリソースを集中できるようになります。

東南アジア物流の専門知識とネットワークを活用

実績のある発送代行サービスは、東南アジア各国の物流事情に精通しており、独自のネットワークを持っています。これにより、スケールメリットを活かした送料割引の適用や、最適な配送ルートの選択によるリードタイム短縮が期待できます。結果として、トータルでの物流コスト削減に繋がるケースも少なくありません。

Lazadaの大型セール(11.11、12.12など)の波動対応

Lazadaでは、11月11日(独身の日)や12月12日などの大型セール時に、通常時の何倍もの注文が殺到します。自社発送の場合、この物量の急増に対応しきれず、発送遅延を起こして販売機会を逃したり、顧客満足度を下げてしまったりするリスクがあります。発送代行サービスなら、このような波動にも柔軟に対応できる体制とキャパシティがあり、売上を最大化できます。

弊社でEC事業者に向けて実施した独自のアンケート調査では、この大量の注文をスムーズに処理する部分、いわゆる「出荷波動対応」の部分がで委託後に「失敗した」と感じるポイントになることが多いという結果が出ております。

出荷に波がある際に出荷できなかったという失敗が多い

発送代行会社がこのような場合に対応できるかどうかは倉庫見学やどこに強みを持っているかを軸に判断を進めていく必要があります。この他にもおおよそ月間の発送数があれば、発送代行を利用すべきかという基準になるような情報についても無料でダウンロードできるようになっております。
>>EC事業の運営状況に関する実態調査を見てみる

また、発送代行を選定する上で重要な要素として物流倉庫への見学があります。
弊社のアンケートでも約半数がポジティブな心情に変化したと回答いただいております。

倉庫見学後の意見の変化について

比較検討する上で、弊社の倉庫を見学したい方に関しては、こちらからお問い合わせください。
>>海外向けの発送代行に強みを持つ弊社ウルロジに問い合わせる

FBL (Fulfillment by Lazada) の代替・補完としての柔軟な選択肢

FBLはLazadaが提供する便利なフルフィルメントサービスですが、在庫を一元管理したい、自社ブランドの梱包で発送したい、Lazada以外の複数の販売チャネルも効率的に運営したい、といったニーズには応えにくい側面もあります。外部の発送代行サービスは、FBLの代替、あるいはFBLと併用する補完的な選択肢として、より柔軟な物流戦略を可能にします。
発送代行サービスは、単なる「作業の外注」ではなく、Lazadaビジネスを成長させるための「戦略的パートナー」というのが正しいと筆者は考えています。

【Lazada特化版】失敗しない発送代行の選び方

この章では、EC事業者の視点から、最適なパートナーを見つけるための6つの重要な比較ポイントを具体的に解説します。

ポイント1:Lazadaプラットフォームへの対応実績と専門知識

最も重要なのは、その業者がLazadaの仕組みやルールを深く理解し、サポート実績が豊富かどうかです。Lazadaの規約は頻繁に更新されるため、それらに迅速に対応できる体制があるか、東南アジア各国の市場特性や商習慣(例:祝祭日、支払い方法の傾向など)をどれだけ理解しているかを確認しましょう。

ポイント2:対応可能なLazadaマーケットと配送オプションの多様性

自社が現在展開している、あるいは将来的に展開を考えているLazadaのマーケット(シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど)に全て対応しているかを確認します。また、LGS以外の配送キャリア(国際クーリエ、EMS、eパケットなど)の選択肢がどれだけあるかも重要です。商品の価格帯や特性、顧客が求める配送スピードとコストのバランスを考慮して、最適な配送方法を選べる柔軟性が求められます。

ポイント3:料金体系の透明性とLazada販売における費用対効果

初期費用、月額固定費、従量課金(梱包費用、発送作業費用、保管費用、関税処理手数料など)の内訳が明確で、分かりやすい料金体系であるかを確認しましょう。見積もりを依頼する際は、隠れた費用がないか、Lazadaの販売手数料や為替変動リスクなども含めたトータルコストで費用対効果を判断することが大切です。

ポイント4:Lazadaセントラルとのシームレスなシステム連携

API連携による注文情報・在庫情報のリアルタイム同期は、業務効率化の要です。連携がスムーズか、エラー発生時のサポート体制はどうか、事前に確認しましょう。また、業者が提供する管理画面(WMS:倉庫管理システム)が直感的に操作しやすいか、必要なレポート機能(在庫レポート、出荷実績レポートなど)が充実しているかもチェックポイントです。

ポイント5:日本語での手厚いサポート体制と現地でのトラブル解決力

Lazadaの運用や発送に関する専門的な質問に対して、日本語で迅速かつ的確に回答してくれるサポート体制があるかは非常に重要です。また、万が一、現地で配送トラブル(税関での差し止め、住所不明、購入者との連絡不備など)が発生した場合に、現地の配送業者とスムーズに連携し、問題解決に向けて積極的に動いてくれるかも確認しておきたいポイントです。

ポイント6:FBL (Fulfillment by Lazada) との比較検討と自社戦略との整合性

FBLには、Lazadaからの露出増や配送スピードの速さといったメリットがありますが、一方で在庫管理の柔軟性が低い、手数料が複雑といったデメリットも存在します。FBLのメリット・デメリットを客観的に理解した上で、外部の発送代行サービスが自社の事業規模、取り扱い商材、ブランド戦略、今後の事業展開(多チャネル化など)と照らし合わせて、本当に合致するのかを冷静に比較検討しましょう。

これらのポイントを踏まえ、複数の業者に問い合わせ、見積もりや提案内容を比較検討することが、失敗しない業者選びの鍵となります。

LGS vs FBL vs 外部発送代行

LazadaEC事業者様が抱える大きな悩みの一つが発送方法の選択です。ここでは、Lazada Global Shipping (LGS)、Fulfillment by Lazada (FBL)、そして外部発送代行サービスを徹底比較し、それぞれの特徴とどのようなEC事業者様に向いているのかを明らかにします。

  • LGS (Lazada Global Shipping):Lazadaが提供する標準国際配送
    仕組み: EC事業者様がLazada指定の国内集荷拠点へ商品を送ると、Lazadaがその後の国際配送と購入者への配送を手配するサービスです。
  • FBL (Fulfillment by Lazada):Lazadaの倉庫を活用するフルフィルメント
    仕組み: EC事業者様が商品をLazadaの指定倉庫に預け、注文受付後のピッキング、梱包、発送、一部のカスタマーサービスまでをLazadaが代行するサービスです。
  • 発送代行サービス:専門業者へのアウトソーシング
    仕組み: EC事業者様が契約した発送代行会社の倉庫に商品を預け、注文処理から梱包、発送、在庫管理、場合によっては通関手続きや返品対応までを委託するサービスです。

直感的にわかりやすいように、筆者の方で、一覧表を作成いたしました。
やはり、サポート体制や柔軟性に関しては、発送代行がもっとも優位な点となっています。

【一覧比較表】LGS vs FBL vs 発送代行

比較項目 LGS (Lazada Global Shipping) FBL (Fulfillment by Lazada) 外部発送代行サービス
導入の手軽さ ◎ 容易 △ 業者選定・契約が必要
コスト構造 △ 従量制、割高な場合あり △ 保管料・作業料等複雑 〇 業者により多様、交渉可能
配送スピード △ 標準的 ◎ 迅速(Lazada優遇あり) 〇 柔軟に選択可能
対応国 〇 Lazada指定国 〇 Lazada指定国 ◎ 業者により広範囲に対応
サイズ・重量制限 △ あり △ あり 〇 比較的柔軟
追跡可否 〇 可能 ◎ 詳細に可能 ◎ 詳細に可能
Lazadaでの優遇 △ 特になし ◎ あり(露出、配送など) △ 基本的になし
サポート体制 △ Lazadaサポート経由 〇 Lazadaサポート経由 ◎ 専門業者による直接サポート
柔軟性 × 低い △ 中程度 ◎ 高い
在庫管理 〇 自社管理 △ Lazada倉庫管理 〇 業者倉庫管理(柔軟性あり)
ブランディング × 困難 × 困難 ◎ 可能
多チャネル対応 × 不向き × 不向き ◎ 得意
向いているEC事業者様 初心者、小規模 Lazada注力、大規模 多チャネル、ブランド重視、中~大規模

 

ご自身のビジネスモデルや今後の展望に合わせて、最適な発送方法を選択することが重要になってきます。

発送代行の比較表について

また、発送代行サービスの中での検討項目に関しては、弊社独自で作成したオリジナルの比較表はこちらから無料でダウンロード可能となっております。
>>発送代行サービス比較表を無料で見てみる

発送代行サービス活用事例とクライアントの声

実際に発送代行サービスを活用してLazadaでの販売を成功させているEC事業者様は、どのように課題を克服し、成果を上げているのでしょうか。ここでは、私たちウルロジがサポートさせていただいたお客様の事例(※プライバシー保護のため内容は一部変更しています)や、発送代行を利用した後の感想や意見をお伺いしてみました。

成功事例1:タイ市場に進出されたA社様(商材:アパレル)

導入前の課題: Lazadaタイでアパレル商品を販売。特にLazadaの大型セール時(9.9、11.11など)に注文が通常の5倍以上に急増。自社スタッフだけでは梱包・発送作業が追いつかず、発送遅延が頻発。結果として顧客からのクレームが増え、ショップレビューも低下傾向にありました。

発送代行導入後の解決: 波動対応に強い発送代行サービス(ウルロジ)を導入。セール期間中も事前に連携し、人員と作業スペースを確保。正確かつ迅速な発送体制を構築できたことで、発送遅延はほぼゼロに。顧客満足度が向上し、ショップレビューも4.8(5段階評価)まで回復。リピーターも増加し、売上も前年比150%を達成しました。

A社様の声: 「以前はセールが来るたびにスタッフ総出で夜遅くまで作業していましたが、今は安心してセールに臨めます。発送業務から解放されたことで、新商品の企画やタイ市場向けのSNS発信に時間を割けるようになり、それが売上増に繋がっていると実感しています。」

成功事例2:マレーシア市場に進出されたB社様(商材:家電製品)

導入前の課題: マレーシア市場向けに精密な日本製小型家電を販売。国際配送時の破損リスクや、高額商品ゆえの関税処理の複雑さに常に頭を悩ませていました。特に、輸入関税の計算ミスで追徴課税を求められた経験があり、信頼できる物流パートナーを探していました。

発送代行導入後の解決: 東南アジア向けの高額商品取り扱いに実績のある発送代行サービス(ウルロジ)を選定。専門知識を持つスタッフがHSコードの確認から適切なインボイス作成、関税処理までをサポート。厳重な梱包と信頼性の高い配送キャリアの利用により、配送中の破損はほぼなくなり、関税関連のトラブルも激減しました。

B社様の声: 「以前はいつトラブルが起きるかと不安でしたが、今は専門家にお任せできる安心感が大きいです。クレーム対応にかかっていた時間が大幅に減り、その分、マレーシアの顧客ニーズに合った商品リサーチに集中できるようになりました。」

これらの事例やユーザーの声は、Lazadaでのビジネス拡大を目指す上で、非常に参考になるのではないでしょうか。

Lazada発送代行導入の全ステップ

発送代行サービスの導入を決めた後、どのようなステップで進めれば良いのでしょうか。この章では、LazadaEC事業者様がスムーズに移行するための具体的な手順と、Lazadaセントラルでの設定ポイントを解説します。

ステップ1:自社のLazada販売状況と発送課題の明確化

取扱商品: 商品のカテゴリ、サイズ、重量、平均単価など
SKU数: 取り扱っている商品の種類数
月間出荷件数: 平均的な出荷件数と、セール時の最大出荷件数
ターゲット国: 現在販売している、または今後販売したいLazadaマーケット
現在の発送コスト: 人件費、梱包材費、送料、関税処理費用などを詳細に算出
課題の洗い出し: 発送遅延、誤配送、梱包品質、コスト高、SLA未達成、返品処理の煩雑さなど、具体的に何に困っているかをリストアップ

ステップ2:発送代行業者への問い合わせとサービス内容・見積もりの比較検討

ステップ1で明確にした情報を元に、複数の発送代行業者に問い合わせます。その際、Lazadaの発送代行を希望している旨を明確に伝えましょう。

サービス内容の確認:対応可能なLazadaマーケット、Lazadaセントラルとの連携方法、保管方法、梱包仕様、対応可能な配送キャリア、返品処理フロー、サポート体制などを確認します。
見積もりの取得:必ず複数社から見積もりを取り、料金体系(初期費用、固定費、従量課金の詳細)を比較します。料金だけでなく、サービスの質や自社の課題解決に繋がる提案があるかも重要です。

ステップ3:契約締結とSLA(サービス品質保証)の確認

最適な業者を選定したら、契約手続きに進みます。契約書の内容は細部までしっかり確認しましょう。
SLA(サービスレベル合意): 注文処理時間、誤出荷率、破損率など、具体的な品質基準と、未達成の場合のペナルティや補償について明記されているかを確認します。
その他:最低利用期間、解約条件、免責事項、機密保持契約なども重要な確認ポイントです。

ステップ4:Lazadaセントラル側の設定変更(※業者により異なる)

契約した発送代行業者の指示に従い、Lazadaセントラル側で必要な設定変更を行います。これは業者や利用するシステムによって内容が異なります。
API連携設定: 発送代行業者のシステムとLazadaセントラルを連携させるためのAPIキーの発行・設定など。
発送元住所の変更: 商品の発送元住所を、発送代行業者の倉庫住所に変更する必要がある場合があります。
配送オプションの設定: 発送代行業者が提供する配送方法をLazada上で設定する場合もあります。 事前に業者としっかり連携を取り、スムーズな設定変更を心掛けましょう。

ステップ5:商品登録・在庫情報の連携、倉庫への商品搬入

発送代行業者のWMS(倉庫管理システム)に、取り扱う商品のマスタ情報(商品名、SKUコード、バーコード情報、サイズ、重量など)を登録します。その後、実際に商品を発送代行業者の倉庫へ搬入します。
商品マスタ登録: 正確な情報登録が、後のスムーズな運用に繋がります。
在庫情報の連携: Lazadaセントラルの在庫情報とWMSの在庫情報が正しく同期されるか確認します。
倉庫への初回搬入: 梱包方法、ラベル貼付ルール、納品スケジュールなど、業者の指示に従って行います。

ステップ6:テスト出荷と運用開始、定期的なレポーティングと改善

本格運用開始前に、少量の注文でテスト出荷を行い、注文情報の連携から梱包、発送、追跡番号の通知まで一連の流れに問題がないかを確認します。
テスト出荷: 実際に購入者の手元に届くまでをシミュレーションします。
運用開始: 問題がなければ、本格的に運用を開始します。

運用開始後も、発送代行業者から定期的に出荷実績や在庫状況のレポートを受け取り、KPI(重要業績評価指標)をモニタリングします。業者と定期的にコミュニケーションを取り、改善点があれば協議し、より良い運用を目指しましょう。

これらのステップを丁寧に進めることで、Lazadaの発送代行サービスへのスムーズな移行が可能になります。

Lazada発送は戦略的パートナー選びで効率化!東南アジアNo.1EC事業者を目指そう

本記事では、Lazada越境ECにおける発送の重要性と、その複雑な課題を乗り越えるための強力なソリューションとしての「発送代行サービス」について、詳しく解説してきました。

東南アジアNo.1プラットフォームであるLazadaで成功を収めるためには、単に魅力的な商品を販売するだけでなく、購入者の手元に商品を確実かつスムーズに届けるまでの「発送戦略」がいかに重要であるかをご理解いただけたかと思います。言語、文化、法規制、そしてLazada独自のルールが複雑に絡み合う越境ECの物流は、EC事業者にとって大きな負担となり得ますが、それは同時に、最適化することで大きな競争優位性を築ける領域でもあります。

発送代行サービスは、Lazada特有のこれらの課題を解決し、EC事業者様が商品開発やマーケティングといったコア業務に集中できる環境を提供する、まさに戦略的パートナーです。LGSやFBLといった選択肢と比較し、自社の事業規模、取り扱い商材、ブランド戦略、そして将来の展望に照らし合わせて、最適な物流体制を構築することが、Lazadaビジネスを次のステージへと押し上げる鍵となります。

自社に最適な発送代行サービスを見つけること。 それは、コスト削減や業務効率化に留まらず、顧客満足度の向上、ブランド価値の向上、そして持続的な売上成長を実現するための重要な一歩です。業者選びは、料金だけでなく、Lazadaへの専門知識、サポート体制、そして何よりも自社のビジネスを共に成長させていこうという熱意を持ったパートナーかどうかを総合的に判断することが肝心です。

この記事が、皆様のLazadaビジネスにおける発送戦略の一助となれば幸いです。

次のステップとして、まずは以下のアクションを検討してみてはいかがでしょうか。

  • ご自身のLazadaアカウントで、毎月の発送にかかる時間とコスト(人件費、梱包材費、送料など)を具体的に洗い出してみましょう。 
  • 本記事で紹介した「失敗しない発送代行サービスの選び方」を参考に、気になる発送代行業者にLazadaの発送について相談してみませんか? 

私たちウルロジは、Lazadaを含む東南アジアECの物流に特化した発送代行サービスを提供しております。多くのEC事業者様の課題解決をサポートしてきた経験と実績に基づき、お客様一社一社の状況に合わせた最適な物流ソリューションをご提案いたします。ご興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

タグ : ECお役立ち情報 EC運用 業務効率化 越境EC 発送代行
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からSNSウェビナー等での情報発信を行う。