Shopifyのメリット・デメリットとは?導入時の注意点と対処法とともに解説
2024.03.04ECサイト
Shopifyは世界各国で利用されている優れた通販サイト構築システムです。しかし Shopifyにはメリット・デメリットの両方があることも事実。
そこでこれからShopifyを導入したいと思われている方に向けて、Shopifyの長所6つ短所3つを解説します。またShopifyの注意点と対処方法もご紹介しますので、Shopifyでの販売を成功させたいと思われる方はぜひ参考にしてください。
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目次
Shopify(ショッピファイ)導入のメリット
画像引用元: Shopify公式サイト
https://www.shopify.com/jp
それではまず、Shopifyのメリットを6つご紹介します。これからShopifyを導入しようか検討されているなら、Shopifyのメリット・デメリットの両方を考慮して検討してください。
1.低コストで導入が可能
まず低コストで導入が可能であることが挙げられます。Shopifyではすべてのプランで14日間の無料トライアルが設定されており、実際にShopifyの基本的な機能を体験することができます。自社ECを試してみたいと考えている方にとって導入のハードルが低いシステムです。
“また、最初の3カ月間は月額1ドルで利用できるため、初月から定額料金が発生するシステムに比べて導入しやすいでしょう。
2.機能拡張性が高い
機能拡張性が高いこともメリットの1つです。Shopifyでは利用者のニーズに沿った機能を随時追加できるシステムを構築しており、8,000種類以上用意されているアプリにより機能の拡張ができます。
出典:Shopify:Shopify App Store
https://apps.shopify.com/?locale=ja
たとえば越境ECに対応するための翻訳アプリや、ランディングページ作成アプリなどがそろっています。Shopifyの導入後に、目的を満たす機能がないと感じた場合でも、拡張機能によりアプリを追加できるため、カスタマイズ性に富むサービスです。
3.越境ECや海外販売に挑戦しやすい
Shopifyでは越境ECや海外販売に挑戦しやすい魅力もあります。50の言語と130カ国以上の通貨に対応しているため、国を問わず自社製品の販売ができます。
出典:Shopify:越境ECのはじめ方:Shopifyを海外販売用ストアにもおすすめする理由
https://www.shopify.com/jp/blog/how-to-start-ekkyoec
自社ECを構築できるサービスの中には、越境ECに対応していないものも少なくありません。もし越境ECや海外販売に挑戦したいと考えているなら、世界175カ国・100万以上の店舗で利用されているShopifyがおすすめです。
4.決済方法が豊富
Shopifyの長所6つの中でも、CVR(購入率)に影響を及ぼすメリットが決済方法の豊富さです。
初期・導入費用0円で利用できるShopifyペイメントを導入すれば、「Shop Pay」「Apple pay」「Google pay」も利用できますし、その他PayPalやコンビニ決済・銀行振込・キャリア決済など実に100種類以上の決済方法に対応しています。
出典:Shopify:【保存版】Shopifyの決済方法のまとめ:Shop Payからコンビニ払いまでShopifyの決済手数料も紹介
https://www.shopify.com/jp/blog/payments-list#shopifypayments
出典:Shopify:越境ECのはじめ方:Shopifyを海外販売用ストアにもおすすめする理由
https://www.shopify.com/jp/blog/how-to-start-ekkyoec
決済方法の豊富さはユーザーの幅を広げるとともに、利用のしやすさに直接つながるものです。自社ECを構築できるサイトの中でも決済方法が豊富なShopifyは、販売の機会を逃さないためにも有利でしょう。
5.デザインの自由度が高い
続いてご紹介するShopifyのメリットは、自社ECのデザインにおいて自由度が高いことです。
自社ECのデザインは企業のイメージと直結します。そのため企業に適したデザインで構築できれば、ブランディング効果も表れやすくなるはずです。
Shopifyには公式テンプレートが70種類以上用意されており、ページごとにデザインの変更も可能。またテンプレートであるため、ウェブ上の操作に慣れていない方でも、他のサービスよりも簡単にイメージ通りの自社ECを構築しやすいつくりになっています。
出典:越境ECのはじめ方:Shopifyを海外販売用ストアにもおすすめする理由_Shopify公式
https://www.shopify.com/jp/blog/how-to-start-ekkyoec
6.企業規模に合わせたプランを選択できる
最後に、企業規模に合わせたプランを選択できるのもShopifyのメリットです。「個人事業主向け」「スモールビジネス向け」「中規模・大規模ビジネス向け」と、異なる特徴を持つ3種類のプランが用意されているため、自社の規模に合わせて適したプランを選択できます。
出典:価格設定:Shopify公式
https://www.shopify.com/jp/pricing
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Shopify導入のデメリット
次に、Shopifyの3つのデメリットをご紹介します。Shopifyの長所6つと照らし合わせながら内容を確認してみてください。
1.運用コストが高くつく場合がある
まずは運用コストが高くつく可能性があるということです。「低コストで導入できる」とメリットの項目で解説しましたが、例えば贈答用のラッピングやのしの設定を追加するなど、必要な機能を導入するために有料アプリを利用すると追加の運用コストが発生します。
Shopify単体で利用できるなら、低コストでの運用も可能です。しかしプランをアップデートしたり、アプリによってカスタマイズしようとすると、その分の運用コストがかさむ点に注意してください。
2.英語スキルが必要となる場面がある
Shopifyのデメリットとして次にご紹介するのは、英語スキルが必要となる場面があることについてです。
Shopifyは海外発のシステムです。日本語解説にも対応していますが、英語解説しかない詳細なマニュアルもあります。そのためShopifyを使いこなすには、最低でも英文を読解できる程度の英語スキルが必要でしょう。
3.高度なECサイトの作成には専門性の高いスキルが必要になる
簡単な自社EC構築であれば、Shopifyの基本的な機能だけで可能です。しかし高度な自社ECを作りたいなら、専門的なスキルが必要となることは否めません。
特にカスタマイズにおいてはコーディングが必要となることが多く、HTMLやCSSなどウェブ関連の知識が必要です。
Shopify導入におけるデメリットの対処法
Shopifyには短所3つがありましたが、対処することで快適に利用できます。そこで前項で解説した、Shopifyの短所3つに対しての対処法を解説します。
1.実店舗にPOSシステムを導入する
実店舗をお持ちの方であれば、まずはPOSシステムの導入を検討してください。Shopifyでは使い方によって運用コストが高くなることがありますが、POSシステムを導入すれば在庫管理・棚卸・集客のすべてを実行できるようになり、低コスト運用にて集客もできます。
特に実店舗とShopifyの両方で販売したいと考える方に向いていて、実店舗・オンラインと両方の在庫を一元管理できるようになるため、販売にかかる手間や時間を削減可能。結果的に人件費なども削減でき、販売のために必要となるトータルのランニングコストが抑えられるはずです。
加えてPOSシステムは在庫管理システムに比べて、安価に導入できる傾向があります。ShopifyとともにPOSシステムを導入すれば、より低コストでの運用が可能となるでしょう。
2.通訳を依頼する
英語の得意な方が自社内にいない場合、外部業者に通訳を依頼すれば英語スキルの必要性がカバーされます。また最近では翻訳アプリも多数リリースされているため、アプリを使用する方法も考えられます。
3.ECサイトの開発を依頼する
コーディングなどのウェブ関連知識が不足する場合、ECサイトの開発を依頼してみてはいかがでしょうか。開発にはコストが発生しますが、自社ECをイメージどおりに構築してブランディングも兼ねたい場合、結果的にプラスの結果となることが多いものです。
Shopifyは広く利用されているシステムである、制作代行会社も存在します。開発を依頼すれば、自社内で構築するよりもクオリティの高い自社ECが完成するはずです。
Shopify以外のモール型ECと併売を行う
もしShopifyだけで集客が難しいと感じるなら、Shopify以外のモール型ECと併売されることをおすすめします。たとえばAmazonや楽天市場などと、Shopifyでの販売を並行して行ってみてください。
モール型ECによって集客力やユーザーの層は変わります。Shopifyと併売することにより、異なる層のユーザーに自社製品をアプローチできるかもしれません。
Shopifyを利用する際の注意点
Shopifyにはメリット・デメリットの両方がありますが、いずれにしても利用する際にはあらかじめ注意点を知っておく必要があります。Shopifyを利用する前に、いくつかの注意点について把握しておきましょう。
カスタマーサポートの充実度が低い
1つ目の注意点は、カスタマーサポートが充実していないことです。Shopifyのコストの低さは、人件費削減の賜物と言えます。そのためカスタマーサポートの対応方法が多くありません。
「Shopify Plus」では専任サポートスタッフが担当してくれるものの、その他のプランでは回答に時間がかかったり、希望する方法でのサポートが受けられなかったりします。
物流・発送業務には高度なスキルが必要
続いての注意点は、物流・発送業務に高度なスキルが必要となることです。商品を発送する際には、在庫確認・検品・梱包・発送…と、すべてにおいてミスは許されません。お客様に商品を届ける最終段階となるためです。
しかしShopifyには物流・発送をフォローするサービスがありません。配送ラベルを購入・印刷できる「Shopify Shipping」のみ。
注文を受けた商品をミスなく、破損や傷のない状態でお客様に届けるには、高度なスキルが必要です。
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物流・発送業務は代行がおすすめ
自社ECへの注文商品を良い状態で届けるには、物流・発送業務の代行を業者に依頼するのがおすすめです。
発送業務には想像以上の時間と手間、リソースがかかります。さらに専門性が求められるため、アウトソーシングを利用して物流の確実性とリソースの確保を目指すのが最善の方法です。
当社ウルロジではEC通販の出荷・物流の代行を数多く請け負っております。もし発送のリソースを削減しながら高品質の物流を求められているなら、ぜひ一度、ウルロジのEC通販出荷サービスについてご覧ください。
Shopify導入の前にメリット・デメリット・注意点をチェック
Shopifyのメリット・デメリットと注意点をご紹介してきました。Shopifyは自社EC構築のための優れたシステムですが、長所6つとともに短所3つがあることも事実です。
Shopifyの導入を検討されているなら、メリット・デメリットを把握した上で、自社に合った運用方法を選択することが重要です。世界規模で利用されているシステムでもあるため、自社に最適な形で導入できれば、事業拡大を狙える確実性は高いでしょう。
ウルロジを提供しているディーエムソリューションズでは、Shopifyの構築もサポートいたしております。自社にウェブサイト構築スキルを持つ方がいない、よりブランディングに寄与する自社ECを立ち上げたいなどのご要望がありましたら、ぜひディーエムソリューションズへとご相談ください。
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