BCP(Business Continuity Plan)とは?計画書の具体的な内容も解説

2022.06.07EC/物流用語集
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用語集

BCP(Business Continuity Plan)とは

BCPとは、Business Continuity Plan(事業継続計画)の略称です。
地震や豪雨などの自然災害、火災、テロ攻撃などの緊急時における、事業を持続するための戦略を示した計画書を指します。
BCPを基に、限られた経営資源を守るべき業務の守るべき水準に割り当てることで、緊急事態下の経営に与える影響を適切に評価できます。
BCPの具体的な内容は、次の通りです。

    • 優先的に復旧・継続に取り組むべき中核事業を明確にしておく
    • 復旧の目標期間を定めておく
    • 緊急時に提供できるサービスレベルを顧客へ提示しておく
    • 事業拠点、設備、人員など代替策を用意しておく
    • 緊急時のルールを社内で共有しておく

(地震の例)耐震補強、バックアップシステム、通信システム、非常用発電装置 など

業務復旧までの時間を推測し、BCPで制定した目標に達しない場合は、その原因を追究し対策を講じる必要があります。
早期復旧に努めることで、企業として信頼性向上にもつながります。

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藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。