コアコンピタンスとは?競合他社に真似されにくい強みを形成する5つの視点を解説

2022.06.08EC/物流用語集
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用語集

コアコンピタンスとは

コアコンピタンスとは、企業活動において競合他社には真似できない、あるいは真似されにくい中枢・中核となる強みのことです。
1990年にアメリカの経営学者であるG・ハメルとC・K・プラハラードの著書『コア・コンピタンス経営』によって、その概念が広められました。
コア・コンピタンス経営|日本経済新聞出版

著書では、ホンダのエンジン技術やシャープの液晶技術を例に、コアコンピタンスを解説しています。
事業を成功させていくには、自社のコアコンピタンスを明確に理解し、活かしていくことが必要です。
そのためには、以下の5つの視点から自社を意識することが重要だと、C・K・プラハラードらは説明しています。

  • 模倣可能性(Imitability)
  • 移動可能性(Transferability)
  • 代替可能性(Substitutability)
  • 希少性(Scarcity)
  • 耐久性(Durability)

上記を意識しつつ、市場環境の変化に合わせた能力の育成・継続的な投資を行うのがコアコンピタンスにおいて大切です。

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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。