デポとは?リードタイムやBCP対策などの観点でのメリットを倉庫との違いを交えて解説

2022.06.06EC/物流用語集
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用語集

デポとは

デポとは、小型物流拠点のことです。
少ない荷物を高い頻度で配送する物流施設のことで、各エリアに配置しています。

デポのメリットは以下の3つです。

  • リードタイムの短縮
    デポはエリア単位で拠点があるので、お客様に荷物を届けるまでの時間を短縮できます。
    お客様に近い拠点から荷物をスピーディーに届けることができるので、顧客満足度の向上につながります。
  • BCP(事業継続計画)対策としてのリスク分散
    災害やシステム障害、事故が起こった際の影響を最小限に抑えるためにも、商品在庫を分散させることは重要です
  • 物流コストの削減
    配送距離が短くなることで、長距離トラックの人件費や燃料などの輸送費を削減できます。
    輸送費は全体的な物流コストの削減につながる可能性があります。

デポと大規模な物流センター(倉庫)との違い

物流センターは、基幹となる物流の拠点であり、業務は以下の7つの工程となります。

  1. 入荷
  2. 保管
  3. ピッキング
  4. 流通加工
  5. 包装、梱包
  6. 検品
  7. 出荷

保管していた商品の注文があると、出荷までの業務を一括して行うことが特徴です。

物流センターには、規模や役割によってさまざまな種類があり、主に5種類が挙げられます。

  1. デポ:卸売業などに配送する小型拠点
  2. 配送センター: トラック輸送の拠点
  3. DC(ディストリビューション・センター):在庫を保管する物流センター
  4. TC(トランスファー・センター):在庫を持たず、商品の入出荷や仕分けを行う物流センター
  5. PC(プロセス・センター):流通加工を行う物流センター

デポは、お客様に商品をすぐに配送するための小型拠点であり、最終拠点(ラストワンマイル)である営業所の役割を担うことも多くなっています。
また、同義語としてストックポイントと呼ばれることもあります。

関連用語
DC(Distribution Center)とは
TC(Transfer Center)とは
PC(Process center)とは

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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。