荷姿とは?荷姿の種類や輸送手段に合わせた荷姿も紹介

2022.06.08EC/物流用語集
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用語集

荷姿とは

荷姿(にすがた)とは、配送時の荷物の梱包形態や外観を表す物流用語です。

荷姿の種類には、次のようなものがあります。

  • ダンボール
  • 密閉箱
  • すかし箱
  • 封筒
  • 緩衝梱包(緩衝材を用いた包装方法)
  • スキッド梱包(木材やスチール製のスキッド(ゲタ、腰下ともいう)の上に荷物を固定する方法)
  • パレット梱包(複数の荷物をパレットの上に積み付ける梱包方法)
  • バンドル梱包(荷物をバンドルで固定するだけの梱包方法)
  • バリア梱包(荷物を防湿シートなどで覆い真空状態にした上で梱包する方法)

荷物の内容に適した素材や形状の荷姿を選ぶことで、輸送効率や保管効率の向上や、荷物の破損・変形などの恐れのない安全な配送に繋がります。

輸送手段とそれに合わせた荷姿

陸上輸送: 衝撃に強い梱包資材を使用します。
海上輸送: 防水性の高い梱包が必要です。
航空輸送: 軽量な梱包資材を選びます。

最適な荷姿でを選択することで荷物の保護とコスト削減を両立します。

長距離運搬の場合、物流コストが最小になるような戦略的な荷姿設計が求められます。
例えば、海上コンテナ輸送ではコンテナ内にぴったりとはまる荷姿を考えることで
デッドスペースを無くし、輸送効率を最大化することができます。
これらの要素からわかるように、荷姿は物流プロセス全体にわたって多大な影響を及ぼします。
適切な荷姿選びと設計は、物流効率の向上とコスト削減に直結するため、非常に重要です。

タグ : 用語
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藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。