EC-CUBEと連携可能!発送代行サービスの選び方とおすすめ5社
2024.04.09物流・フルフィルメント
EC-CUBEは、多くの事業者から利用されているEC構築オープンソースです。国産ならではの使いやすさと柔軟性で高い人気を集めています。ECサイトの立ち上げにあたり利用を検討している方は多いでしょう。
ECサイトを立ち上げる際に検討しておきたいのが物流アウトソーシングです。売上規模が拡大すると、発送業務に追われて集客や商品開発などのコア業務を行いにくくなってしまいます。解決策として高い人気を集めているのが、発送に関連する業務をECサイトに代わり行ってくれる発送代行です。
ここでは、EC-CUBEと連携できる発送代行5社を厳選して紹介しています。さらに、EC-CUBEの概要、利用料金なども解説しています。ECサイトを円滑に運営したい方は、参考にしてください。
EC-CUBEと連携出来る高品質・低コストな発送代行サービスを見てみる
目次
EC-CUBEと連携可能な発送代行5社
コア業務に専念するためには、出荷や梱包作業をプロに任せるのが効率的です。ここでは、EC-CUBEと連携可能な発送代行5社の特徴やポイントを解説します。自社ショップ運営における課題や商品ジャンルと照らし合わせながら、それぞれのサービスを比較検討してください。
EC-CUBEと連携出来る高品質・低コストな発送代行サービスを見てみる
ウルロジ
画像引用元:ウルロジ公式HP
https://ul-logi.jp/
特徴
- WMSで在庫管理から出荷作業までワンストップ対応
- 13時までの出庫依頼なら当日発送可能
- サイズ一律でリーズナブルな価格設定
- 梱包資材・緩衝材の最適化により破損などのリスクを低減
- ECサイトへの集客支援やDM発送など集客のサポートが可能
料金プラン
- 梱包配送費は全国一律、ピッキング費は全サイズ一律
- 梱包配送費に配送費用、ダンボール代、梱包作業代が含まれている
- 明朗会計を採用しているため導入前から物流コストの計画、事業計画を立てやすい
こんな方におすすめ
- ECショップ事業を始めたばかりの方
- 毎日の出荷業務の時間をコア業務に費やしたい方
- 在庫管理に悩まれている方
- 誤配や発送遅延などのリスクを抑えたい方
その他
- 倉庫形態:自社倉庫常温倉庫
- 倉庫保有資格:化粧品製造業許可証・医薬部外品製造業許可証
ウルロジは、倉庫管理システムによりEC-CUBEをはじめとするカートや大手モールとAPI連携し、在庫管理や梱包・発送の指示をオンライン上で完結できるサービスを提供しています。全国一律のわかりやすい料金システムで、ラッピングやチラシ同封などのオプション作業にも13時までなら当日対応が可能です。
また、Webコンテンツの充実化やSEO、DM発送などで集客の課題をサポートしてくれます。
公式サイト:ウルロジ
ロジクラ
画像引用元:ロジクラ公式HP
https://logikura.jp/
特徴
- 自社のネットワークを生かして条件にマッチする発送代行を紹介
- 紹介された事業者のなかからベストな発送代行を自分で選択できる
- 相場観やサービス選定のポイントなども無料で相談できる
料金プラン
- 基本的な在庫管理、出荷業務を行えるライトプランと高度な在庫管理を行えるプレミアムプランを用意
- ライトプランは出荷300件/月を超えると従量課金が発生
- プレミアムプランは出荷2,000件/月を超えると従量課金が発生
- 両プランとも全機能を無料で利用できるトライアル期間あり
こんな方におすすめ
- 自社に合っている発送代行サービスを見つけたい方
- 発送代行の相場や選び方がわからない方
その他
- 倉庫形態:提携倉庫
- 倉庫保有資格:提携倉庫により異なる
在庫管理システムを提供している事業者です。自社のネットワークを生かして、発送代行を紹介しています。ロジクラに相談するだけで、条件にマッチした発送代行を見つけられる点が魅力です。平均で2~3社の紹介を受けられます。
公式サイト:ロジクラ
EC物流ドットコム
画像引用元:EC物流ドットコム公式HP
https://www.ec-butsuryu.com/
特徴
- 事前に相談すれば出荷量の急増にも質を落とすことなく対応
- 専門教育を受けた経験豊富なスタッフが多数在籍
- 独自開発したWMSとバーコード管理で業務を効率化
料金プラン
- 商品保管にかかる保管料が固定費として発生
- 業務委託基本料(システム利用料+窓口対応料)も固定費として発生
- その他の費用は条件で変動
こんな方におすすめ
- 自社だけで発送業務に対応しきれない方
- コア業務に取り組む時間を確保したい方
その他
- 倉庫形態:自社倉庫
- 倉庫保有資格:個別問い合わせ
1988年創業の発送代行業者です。30年間で2,835社と取引しています。当日対応できる時間を延ばすため営業時間を長くするなど、ニーズの多様化にあわせてサービスをバージョンアップしている点が支持されています。豊富な経験に基づく、質の高い対応を期待できます。
公式サイト:EC物流ドットコム
asnaro
画像引用元:asnaro公式HP
https://asnaro7676.com/
特徴
- 大量出荷はもちろん、少量出荷にも対応可
- 入庫から配送までの業務にバーコード管理を導入して作業ミスを防止
- 基本的な運用からイレギュラーな運用まで柔軟に対応
料金プラン
- 在庫数、出荷数などの条件で変動
- 業務範囲によっては初期費用が必要
こんな方におすすめ
- アパレル・コスメ・雑貨を中心に扱っている方
- 関東エリアで倉庫を探している方
その他
- 倉庫形態:自社倉庫
- 倉庫保有資格:個別問い合わせ
アパレル・コスメ・雑貨を中心に、幅広い商品の発送実績がある事業者です。チラシ、ノベルティの同梱など、多様な流通加工に対応しています。埼玉県・千葉県・神奈川県に物流倉庫を保有している点も見逃せません。安心して相談できる発送代行といえるでしょう。
公式サイト:asnaro
NEOlogi
画像引用元:NEOlogi公式HP
https://neologi.jp/
特徴
- 国内配送に加え、世界150カ国以上の海外配送にも対応
- 専用クラウド物流システムで出荷作業を効率化
- 当日入荷、当日出荷(午前10時入庫まで)で配送リードタイムを短縮
料金プラン
- 初期費用・固定費無料
- 入庫保管費、配送料金などは1件ごとに料金を支払う完全従量制
- 一般的な出荷方法の検品出荷と海外へ出荷する転送出荷にわかれる
こんな方におすすめ
- 越境ECに挑戦したい方
- 配送スピードを重視したい方
その他
- 倉庫形態:提携倉庫
- 倉庫保有資格:個別問い合わせ
完全従量制で海外配送に対応している発送代行です。1件から依頼できるため、越境ECに挑戦したい方に向いています。転送出荷を利用すれば、ショップが梱包した荷物に海外出荷用伝票とインボイスなどを添付して外国へ発送してくれます。
公式サイト:NEOlogi
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EC-CUBEとは
これからショップ運営を始めたい方は、EC-CUBEの特徴について知っておきましょう。EC-CUBEとは、初期費用・月額料金が完全無料で始められるASPショッピングカートのことです。
ショップ開設の導入コストが抑えられるだけでなく、サイト設計やECに関して初心者の方でも、簡単に魅力的なデザインのショップができるといったメリットがあります。
また「BASE U」ではショップ運営のノウハウを発信している他、個別に相談できるチャットカスタマーサポートも用意。自由にカスタマイズできる拡張機能「Apps」の種類も幅広く、ブログ作成やInstagram広告などでSEOとSNSからの集客も見込めます。
EC-CUBEの利用にかかる金額
EC-CUBEの料金プランは、LiteプランとStandardプランにわかれます。LiteプランはECサイトを立ち上げて試行錯誤を繰り返したい方向けのプラン、Standardプランは制作会社や開発会社のサポートを受けながら運用を予定している方向けのプランです。残念ながら、Liteプランの新規受付は停止中となっています(2024年4月時点)。両プランの詳細は次のとおりです。
項目 | Liteプラン | Standardプラン |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 70,000円 |
月額費用 | 6,800円~ | 49,800~84,800円 |
商品登録点数 | 無制限 | 無制限 |
管理者アカウント数 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 〇 | 〇 |
SSL提供 | 〇 | 〇 |
セキュリティパッチの適用 | 〇 | 〇 |
オリジナルデザイン | 〇 | 〇 |
カスタマイズディレクトリ | - | 〇 |
テンプレートディレクトリ | - | 〇 |
ステージング環境 | - | 〇 |
エラーログの取得 | - | 〇 |
Liteプランは、エラーログの取得などを利用できません。月額費用は、販売額で変動します。月商450万円以上はStandardプランがお得です。
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EC-CUBE利用者の発送代行の選び方
EC-CUBEに適した発送代行を検討する際は、物流業務に関するフォロー体制の内容や、予算内で受けられるサービス内容を考慮して選ぶことをおすすめします。ここでは、発送代行を選ぶ際のポイントを8点に分けて紹介します。
EC-CUBEとのAPI(自動)連携の対応可否
EC-CUBEとAPIで連携できる発送代行を選ぶと、日々の受注データを出荷データに変換する手間が省けます。
価格体系
発送代行を選ぶ際には、わかりやすい価格体系のサービスであることが大切です。基本料金に含まれる業務内容と、オプション業務が明確になっているところを選びましょう。
取り扱い可能商品
自社で取り扱っている商品に適した発送代行を選んでください。商品の特性にあった物流倉庫があるか、必要な資格を保有しているかも事前に確認することが必要です。
物流品質の高さ
高品質・丁寧に作業可能な発送代行であることも大切なポイントです。ギフト包装や、複雑な配送の最適化など求めるサービスが用意されている発送代行を選ぶことで、顧客満足度の向上にもつながります。
出荷タイミング
自社に合った発送代行を選ぶ際に注意したい点は、出荷タイミングです。前日夜や当日の受注に対して、出荷対応ができる締め切り時間を確認しましょう。また、土日に発送できる倉庫を持っているかどうかも大切です。
最低出荷数
発送代行を選ぶときに確認したい事項は、少ない個数でも出荷対応ができるかどうかです。スタートアップ事業の場合、特に出荷数に幅が出やすいため、最低何個から出荷対応可能なのかチェックすると良いでしょう。
拡張性
事業成長に伴い、出荷数が一気に増加した際に対応できる拡張性を持った発送代行がおすすめです。1日あたりの最大出荷件数がどのくらいなのかも確認すると良いでしょう。
その他
EC-CUBEに適した発送代行を選ぶ際は、実績が豊富なサービスを選ぶと安心です。また、Webマーケティング・コンサルティングなど、自社サイトへの集客サポートがあると、最短ルートで売り上げアップが期待できます。
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おわりに
この記事では、EC-CUBEと連携可能な発送代行業者を5社紹介しました。自社に合った発送代行サービスを選ぶ際には、API連携が可能なところや、物流品質の高いサービスなどを重視して複数検討することをおすすめします。
弊社の発送代行サービス「ウルロジ」では、荷物に合わせて最適な梱包資材を選択し、マテハン機器による省人化・自動化で人為ミスを最小限に抑えることが可能です。
また、13時までの受注なら当日配送もスピーディに承り、事業者様のイメージアップにも貢献します。
物流に関してご不明な点がある際は、チャットでリアルタイムに回答させていただくことも可能です。
ご予算内で、物流業務のワンストップ対応をご希望している事業者様は、ぜひEC-CUBEとAPI連携可能なウルロジにおまかせください。
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