物流アウトソーシングのメリットと注意点を様々な視点からご紹介

2022.03.18物流・フルフィルメント
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物流アウトソーシング 
物流アウトソーシングとは、主にEC事業の中で物流業務を外部委託することです。
ここ数年でECを利用する人が増えたことに伴い、EC業界の競争は激化しています。競合他社と差別化を図るために、物流の最適化を意識し始めた人も多いでしょう。そのような中、物流業務を「自社」で運用するか、専門の物流代行業者へ「アウトソーシング」するか悩んでいる人も多いはず。本記事では、物流アウトソーシングを利用するメリットや注意点について、解説していきます。

物流アウトソーシングとは

物流アウトソーシングとは、事業者が「物流業務全般」を外部委託することです。
商品の入荷・商品在庫管理・保管・梱包・流通加工・配送管理までを物流のプロに任せることが出来ます。

物流代行会社では倉庫管理システム(WMSなど)の利用や、熟練したスタッフ・オペレーションによって物流業務の品質向上を実現することが可能です。

国土交通省の調査でも物流アウトソーシングを行う傾向が強まっていると言われています。
参考:日本における3PLビジネスの育成に関する調査|国土交通省

物流アウトソーシングで依頼できる業務

物流アウトソーシング業務フロー図

入庫・検品・保管・在庫管理

倉庫へ届いた商品に不備が無いか確認する検品作業を行い、所定の場所に保管します。
商品の数量だけでなく、状態や商品情報などがデータと実物で一致しているかどうかを管理する在庫管理業務が発生します。

受注処理

商品が購入された情報をもとに、倉庫へ出荷指示を出す必要があります。前段に記述した倉庫管理システム(WMSなど)の利用で、受注から出荷まで自動で指示を出すことも可能です。システム同士の相性で自動連係が難しい場合にも、CSVデータの取り込み作業を請け負ってもらえる代行会社もあります。

梱包作業・流通加工

出荷内容に合わせて、商品をピッキング、出荷内容に合わせた梱包作業を行います。
ピッキング時にはバーコードによる照合作業を取り入れている代行会社も多いです。

出荷

複数の配送業者と契約している代行会社の場合、商材に応じて最適な配送ルートを利用できます。配送料は原価に大きく影響する項目です。品質を保ち、コストを下げるために宅配便だけでなくポスト投函便にも対応できる代行会社がオススメです。

配送管理

出荷完了後に購入者の手元に届くまでに、長期不在による未着や配達途中の破損などのトラブルが発生することがあります。
出荷後の管理も委託出来ると、業務の手間も軽減できます。また出荷作業を行った拠点でトラブルに迅速に対応できるとトラブルの終息も早く進むことでしょう。

返品処理

出荷後になんらかの理由で、商品が返品されてくることがあります。
再利用できる商品であれば、在庫管理している商品に追加し管理することになります。

物流アウトソーシングを利用する目的とメリット

物流アウトソーシング

物流アウトソーシングを利用する3つの目的とメリットを解説していきます。現在、抱いている課題と見比べてみてください。

コスト削減

目的:コストを削減したい

日々の出荷コストで各項目が占める割合規模

項目 内容 割合
配送料金 ヤマト運輸や佐川急便・日本郵政へ支払う料金
人件費 出荷作業に関わる人件費
梱包資材 出荷に関わる梱包材や緩衝材費
同梱物の制作費 クロスセル用のチラシなどの制作印刷費
印刷代(簡易) 納品書のコピー代
伝票出力代 出荷伝票の出力代
※月・スポットで入庫・保管管理などの費用が発生します

上記の表の通り、配送料金と人件費の割合が大きくなります。配送料金は値上げ幅が大きくなることもあり、利益を圧迫してしまうことも少なくありません。
人件費も出荷量が増えることに比例して増えていきます。

物流コストはEC運営における大きな課題の一つです。
物流コストについて詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
EC物流に関わるコストの種類とコスト削減を検討する際に注視するべきポイント

メリット:物流代行会社の配送ルートの利用と人的リソースの削減

配送料金(大口割引と最適な配送手段の選択)

自社で物流業務を行った際と比較しコスト削減が可能になるのが「配送料金」です。物流代行会社では、大手の配送業者と大口の契約をしていることが通例で、EC事業者が配送業者と契約している金額よりも安くなる傾向があります。また、多様な配送方法に対応しているケースは多く、厚さが薄いものは宅配便からポスト投函便を利用するなど配送方法の変更でコスト削減も可能です。

場所代や人件費(高い作業効率によって設定された低い作業単価と閑散期の人的コストを抱えるリスクの軽減)

物流代行会社は作業効率性が高い為、現在の人件費と比較して実はコストダウン出来る可能性があります。

また、自社で物流業務を行っていると閑散期でも保管場所の費用や人件費は大きく変動しません。一年を通して、繁忙期も閑散期も無い商品であれば、一定の固定費として計上されていても問題ございません。しかし、季節や社会情勢によって大きく販売個数が変動する商品の場合に、閑散期の人件費は営業利益に対して重くのしかかります。物流アウトソーシングを利用した場合、販売個数に応じた変動費とすることが出来る為、閑散期へのリスクの軽減が可能になるでしょう。

物流品質改善

目的:物流品質を高めクレームによる顧客の離脱を防ぎ、リピート購入にもつなげたい

ミスや商品破損・発送遅延によって、届け先からクレームが発生します。
更に、クレームが発生することで対応するコストも掛かってしまいます。

届け先からクレームが発生する要因(例)

  • 間違った商品のピッキング
  • 伝票印字ミスによる不着
  • 緩衝材が入っていないことによる商品破損
  • 大量注文時や他業務圧迫による発送日の遅延

自社で改善することに限界を感じる方もいることでしょう。

メリット:品質改善による顧客満足度の向上

梱包品質

物流代行会社は、多種多様な商品に対応するために、梱包材や緩衝材もバラエティに富んだ在庫を保有しています。商品の形状に合わせて最良の梱包材や緩衝材を選択するため、それによって商品自体の破損リスクを下げることが出来ます。

情報品質

Excelやメールなど手動で管理するツールを使用している場合は、昨今の物流代行会社へ依頼するとツールの進化に驚かれるかもしれません。
OMS(受注管理システム)やWMS(倉庫管理システム)を使用しオンライン上で在庫状況、発送状況の確認が可能で、更にECサイトとのシステム連携により出荷作業の自動化が叶い、大幅な作業時間の短縮に繋がります。

ミス軽減

多くの物流代行会社は、あらかじめ設定している商品と作業指示に相違が無いかバーコードを活用し検品します。その作業によって商品を取り違えるリスクを軽減し、クレームを未然に防止します。

発送スピード

繁忙期でも遅延せずに一定のスピード感をもつことが可能です。物流代行会社により締め切り時間は変動しますが、EC市場の拡大に伴いEC物流の出荷スピードの基準が早まっております。午前中~13時までの注文は当日出荷し、近県では翌日到着も可能です。販売個数の波動があっても安定的な出荷が可能です。

業務改善

目的:物流業務にかける時間を削減しコア業務へ注力したい

事業者の皆様は、「物流業務」が本業ではありません。状況によっては、「物流業務」がコア業務を圧迫することがあります。

物流業務で時間が掛かかる主な業務

  • 日々の出荷作業
  • 商品の棚入れや在庫管理
  • 返品対応

なお、このように荷主企業の抱えている課題に対し、最も効率的な物流戦略の企画立案~実行まで行うことを
『サードパーティー・ロジスティクス(3pl)』と言います。


※画像引用元:3PL事業の総合支援|国土交通省

 

3PLに関する詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
・EC物流における3PLの役割とは?導入の際に押さえるべきポイント
3PL(サードパーティ・ロジスティクス)のメリットとデメリットとは?

メリット:業務負担の削減によってコア業務に注力でき売上UPに繋がる

コア業務への注力

物流アウトソーシングをすることによって、物流業務に掛かる負担が減りコア業務に集中することが可能になります。

事業者の方にとってのコア業務例

  • 請求業務
  • 在庫把握
  • 商品開発
  • マーケティングの戦略立案や企画
  • SNSの更新
  • メルマガ送付

具体的な施策の実行など売上に関わる部分で、どの業務も日々分析や進捗管理が伴います。
コア業務に注力する時間が増えることで売上UPに繋がっていきます。

出荷業務以外も委託が可能

入荷・在庫管理・梱包作業・伝票発行・商品ピッキングに加えて対応領域を広げている物流代行会社も増えています。

出荷業務以外の主なサービス例

 

出荷業務だけでなく、現在抱えている業務を棚卸し物流代行会社への委託を検討することをおすすめします。

物流アウトソーシングの注意点

物流アウトソーシングにはとてもメリットがあるように感じます。しかしながら物流代行会社が全てメリットがあるアウトソーシングを提供出来るとは限りません。物流アウトソーシングをして理想の物流業務が実現できるかを考え、物流代行会社の選定をすることが必要です。ここでは、事前に頭へ入れておくべき注意点をご紹介します。

コスト:不透明な見積、請求項目

物流代行会社の見積もりは多種多様で、項目を見ても何の費用に当たるかがわからないことがあります。また見積もり時では概算見積もりで、いざ導入してみたら想定以上のコストになり、事業戦略自体を見直さざるを得ないこともあります。

物流代行会社から見積もりが提出されたら、以下の情報を細かく聞く必要があるでしょう。

  • 導入後に大きく変動しそうな項目
  • 見積もりに未記載だが、発生する可能性がある項目と費用

対応範囲:イレギュラーな業務

自社で顧客一人ひとりに合わせた柔軟な対応をしていた場合、物流アウトソーシングでは対応が厳しい場合があります。また対応可能でも工数が掛かってしまう為、その分コストも大幅に上がってしまうでしょう。要求水準が高ければ高いほど、物流代行会社で対応が難しくなる為、最初にどんなイレギュラーな対応があるか事前に話し合うことでトラブルを回避することが出来ます。

工数:確認や業務の手間

「コア業務への集中」することを目的に物流アウトソーシングを依頼したけれど、実は確認や対応しなければならない操作が多いケースがあります。
特に依頼初期は、システム操作方法の理解が出来ず、システムの操作に慣れるまでの期間は業者への質問や確認の作業が多く発生することが予想されます。「どのような業務が必要になるか」をあらかじめ確認をして事前に理解をしながら進めていくことが重要です。

関係性:物流代行会社のスタンス『下請け』と『パートナー』

梱包品質や発送スピードなどの物流品質を高めることは購入者へ良いEC体験を提供し、事業者にとって売上の基盤を作ることにも繋がります。
物流業務は事業者にとって大切な業務ですが、物流業務を単なる商品の移動としか捉えていない、『下請け』気質な物流代行会社も存在しているようで注意が必要です。商品のことだけではなく、購入者満足度を高める為にヒアリングや提案をしてくれる、『EC運営のパートナー』意識の高い物流代行会社は信頼出来るでしょう。

物流代行会社を選ぶ際のチェックポイント

ここでは、物流会社を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。

各料金項目

前段でも少し触れましたが、物流業務にかかる項目は多いです。

物流コストの内訳

項目 内容
導入費用 倉庫へ商品を移動する際に掛かる費用
配送料 サイズ×配送地域の金額/沖縄離島の取り扱い
作業費用 ピッキング費用、袋詰め費用など付帯作業ごとの費用
入庫費用 商品サイズによる変動の有無やピースorカートン単位の費用になるか
システム利用料 月額費用と従量課金の確認
保管費用 パレット保管、棚保管、ピース単位/坪でどのくらいの商品数が置けるか
出庫費用 システム利用料に含まれる事があるが費用が掛かるか確認

 

少なくとも上記項目が明瞭になっていない限り、現在の価格と比較が出来なくなります。物流業界では初めて見る方には、わからない専門用語が使われていることも多いです。わからないことは納得するまで細かく聞くことが重要です。

コミュニケーション・サポート対応について

円滑に物流代行会社を決めていく為に、コミュニケーションを欠かすことは出来ません。
下記4つのポイントの確認を推奨いたします。

依頼前

依頼前は、営業とやり取りが発生しています。質問したらすぐに返答があるのかは基本的なチェックポイントです。早いものでは数分単位で返答がくるか、少し確認に時間が掛かりそうな質問に対しても、時間が掛かる旨を一時回答として連絡があるかなどチェックをしましょう。

導入初期の体制

導入初期は、営業と現場、システム担当とのやり取りが発生することが想定されます。営業のみの対応であるとシステム面の出来る、出来ないといったことが即答できないことがあります。導入初期には、システム面がわかる方が同席出来るか否かなど質問を投げてみると良いでしょう。

運用時の体制

運用中には、様々なイレギュラーの対応が発生します。その為、即時の返答が必要になることがあります。

  • メールだけではなく、チャットツールを導入しているか
  • 営業担当以外の窓口と接点を持てるか

上記のような即時の対応を求めることは可能なのか、営業担当以外でも連絡を取り合うことが可能なのか、そういったところを事前に確認しておきましょう。

アフターフォロー

住所不備や長期不在などで購入者へ届かず、未着扱いで倉庫に戻ってしまう場合があります。速やかに購入者へ連絡を取る必要があります。細かい業務ではありますが、「未着発生時の連絡はスムーズに行われるか?」など問い合わせをしてみるのが良いでしょう。

倉庫対応範囲

商品によって倉庫に求める対応範囲が異なります。必ず確認すべき3点をご紹介します。

受注締め切り時間

購入者は注文から届くまでのスピードが早いと良い口コミを書く傾向があります。午前中の注文を当日出荷可能だと顧客満足度向上に直結するため、出荷までのスピードは必ず確認しましょう。

細かな事前作業の可否

ただ商品を梱包して出荷するだけではなく、一部袋詰め作業を行ったり、チラシの同梱を行ったりすることは購入者の満足を上げる為に必要な工程です。細かな対応が可能か、確認してみましょう。

店舗卸し発送業務の知見

ECサイトの販売以外にもサロンや専門店など店舗の販売チャネルを広げるケースがあります。大量の出荷対応や卸し対応にも柔軟に対応出来るかは事前に知っておきたいポイントです。
もう少し細かくチェックポイントを深堀りたい方は下記の記事をご覧ください。

参考:物流代行(アウトソーシング)を選ぶ際に確認すべきポイント7選

物流代行会社へ相談するタイミング

物流アウトソーシングの検討をはじめて、実際に物流代行会社へ相談するタイミングタイミング例をご紹介します。

EC事業立ち上げ期

仕組みを作る時間を短縮

早期に売上を立てるためには商品企画やマーケティング戦略へ注力する必要が出てきます。しかし、基盤業務である物流の仕組みを作る計画も立てなければなりません。そこで、EC事業立ち上げ期から戦略的に物流アウトソーシングを導入されるEC事業者も増えています。

物流の仕組みを作る為に必要なこと(例)

  • 配送業者との契約やフロー設定
  • 保管場所の用意
  • ダンボールや緩衝材準備
  • ECサイトから受注データ出力手順の設定
  • 梱包作業方法の明確化
  • 返品対応ルール作り
  • 在庫管理表の準備

このようにタスクは多く、整えるにも時間がかかる為、物流アウトソーシングすることで初期準備時間が大幅に削減できます。

最初から安い費用で発送が可能

物流代行会社は、大手配送業者との大口契約を持っています。その為、自社で配送業者と契約するよりも物流代行会社へ依頼する方が安くなるケースが多いです。配送業者との打合せをすることも無く、安い配送料金で始めることが可能です。

EC事業拡大期

物流業務に関わる時間が増えた

物流業務は受注処理から伝票発行、商品ピッキング、ダンボール組み立て、梱包作業と様々な工程があります。1つの受注から出荷にかかる時間が数十分でも、出荷個数が増えていけば業務の時間が増えていき、残業して対応する必要も出てくるかもしれません。

例)
出荷作業   10分 / 1受注
出荷数    10個 / 1日
出荷作業合計 100分 / 1日

一つの目安としては、1日10件前後受注があり、物流業務に100分程度掛かっている場合に依頼すると効果が目に見えやすいです。

梱包ミスや発送遅延によるクレームの発生

梱包ミスや発送遅延があると、購入者からのクレームが発生してしまうことがあります。またクレームの対応が良くないと、ECサイトやECモールへ配送に関する悪い口コミが書かれてしまいます。口コミに悪い評価があると売上低下にも繋がる為、極力ミスを減らす方法を模索しなければなりません。また、ミスがあったとしてもクレームを連絡する方は全購入者の中でも一部の購入者しかいません。ミスがあっても、クレームも言わず、今後あなたのECサイトから購入を辞めてしまう購入者の方もいらっしゃいます。
顧客からの声が配送関連の悪い評価である場合には物流アウトソーシングを検討し、依頼をした方が良いでしょう。

保管スペースが少なくなってきた

ECサイトが軌道に乗ってくると、商品アイテム数も増えたり、売り切れを防ぐ為に在庫量を増やしたり様々な要因で保管スペースが広がっていきます。保管スペースに余裕がある場合は問題はありません。しかし、今後拡張をしていくことを考えていくと保管スペースが少なくなり新しい倉庫を探す必要があります。現状の倉庫の費用や人件費、配送費用と物流アウトソーシングを比較してメリットがあるか総合的に検討しましょう。

事業全体の収益見直し

事業を続けていく中で、商品原価の高騰が原因でコスト削減をして利益率を見直したり、競争環境が激化したため販売代金を下げざるを得ないなど厳しい局面を迎えることがあります。そのような局面ではなくても、日々収益性を見直す機会は重要です。物流に関わるコストは、販売価格や利益率にダイレクトに影響する為、人件費も含めた総合的なコストを洗い出し、物流代行会社へ相談する機会は定期的に設けることが重要です。

物流アウトソーシングを委託するまでの流れ

物流代行会社へ問い合せをする際に準備する情報

インターネットで見つけた物流代行会社へ問い合わせをする際に、どんな内容で物流アウトソーシングを考えているかを伝えておくと、打合せも非常にスムーズに進みます。伝えておくべきポイントに絞り説明していきます。

また、これからEC事業を立ち上げる為、実績が無いという場合は、予定でも伝えておくと密度の濃い打合せをすることが出来るでしょう。

問い合わせの背景

例)新しいブランドを立ち上げるため、物流業務の仕組み毎アウトソーシングをしたい

どのようなことを考えているかを伝えると物流代行会社側も状況を理解しやすくなる為、短文でも伝えたい部分です。

現在の販売状況

物流代行会社によって得意、不得意の領域があります。下記情報を伝えるだけでも過去に対応した実績があるかどうかの確認がスムーズになります。

  • 商品ジャンル
  • 月間出荷数
  • 商品種類数(SKU)
  • メインのECサイトURL

改善したい物流課題

事前に下記のように課題を伝えておくと、物流代行会社も提案の方向性がずれず、有益なコミュニケーションを取ることが出来ます。

  • コストを削減したい(配送、作業、保管、システム費用)
  • 物流品質を高めたい(破損、商品ピッキングミス、発送スピード)
  • 業務負荷を軽減したい(在庫管理などが煩雑、日々のオペレーションの時間が掛かる)

その他伝えておくべき必要な倉庫スペック

  • 必要な資格
  • 現在の保管スペース・面積
  • 倉庫の温度管理条件
  • ECサイトで利用している決済情報
  • FBA納品(Amazon)の有無
  • ラッピングなど付帯作業の手順

細かい部分ではあるものの、伝えないと正式な見積もりが出せません。
詳細見積もりが欲しい際は、打合せまでに確認しておくべき項目です。

問い合せから委託開始までの流れ

物流代行会社へ問い合わせをする

物流代行会社へ問い合わせをします。
現状の課題などの導入を検討した背景を簡単に伝えます。

物流代行会社と打ち合わせをする

物流代行会社と打ち合わせをします。
導入の背景、物流代行会社に期待していることや要望を伝えましょう。

物流代行会社から見積もり・提案をもらう

物流代行会社を利用する場合の金額と、要望に対する提案をもらいます。

物流アウトソーシング先を検討をする

見積もり、提案を元に委託先を検討しましょう。

物流代行会社と契約をする

業務委託契約書を締結します。

物流アウトソーシングの導入・運用を開始する

契約から運用が開始するまでの間に、導入準備を進めることになります。

主な導入準備

  1. 運用フローの確認
    運用開始までの流れ、運用開始後の1日単位・月単位の業務内容を確認しましょう。
  2. システムの設定
    倉庫管理システム(WMS)を導入している場合は、ECサイトの状況や商品に合わせてシステムの設定を行います。
  3. 商品の入庫/受け入れ作業
    商品を倉庫へ入庫し受け入れ作業を行います。
  4. テスト運用
    運用開始前にはテスト運用を行い、一連の流れを確認しておくと安心です。

まとめ

この記事では、物流アウトソーシングについてのメリットや注意点などをご紹介いたしました。簡単に以下にまとめさせていただきます。

物流アウトソーシングとは

物流アウトソーシングは物流業務全般を外部委託することです。

目的とメリット

大きく以下3つのことが物流アウトソーシングの目的となり同時にメリットとなります。

  • 配送費や人件費に関わるコスト削減、コストの明確化
  • 破損や作業ミスの軽減、発送スピードなどの物流品質の向上
  • 事業者の物流業務負荷を下げマーケティングなどのコア業務に集中すること
注意点

しかしながら物流アウトソーシングにも注意点があります。

  • 見積もりで把握できないコストが導入後に発覚
  • 自社では対応出来たイレギュラー対応が出来ない
  • 思ったほど業務改善が出来ず対応業務が多い
チェックポイント

注意点を意識して物流代行会社を選択する際は以下3つのポイントをチェックしましょう。

  • 価格/コスト面
  • コミュニケーションやサポートの対応
  • 倉庫の対応範囲
検討するべきタイミング

物流アウトソーシングを検討すべきタイミングは、物流に対して以下のような課題を感じた時が検討するタイミングです。

  • EC立ち上げ期
  • 梱包ミスや発送遅延によるクレームが発生したタイミング
  • 保管スペースが少なくなる
問い合わせ時に準備するべき情報

物流会社へ問合せする際の準備する情報として下記のようなことをまとめておくとスムーズに打合せが進みます。

  • 問い合わせの背景
  • 現在の販売状況
  • 改善したい物流課題

この記事でご紹介したことを念頭に置いていただき、貴社にとって最良な物流代行会社と出会い、購入者までを意識した物流アウトソーシングを実現させてください。

★物流代行会社選定のチェックリストDLはこちら

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※「物流アウトソーシング」について解説している記事を紹介します。
是非、今後のEC物流戦略の参考にしてください。

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ウルロジ 編集部

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ディーエムソリューションズ㈱のEC事業特化型物流アウトソーシングサービス「ウルロジ」のエキスパートメンバーで結成。通販エキスパート検定1級・2級を保有。長年物流戦略をサポートしてきた実績と確かな知識をもとに、EC事業者様に役立つ情報を発信していきます。