【画像付き】Shopify(ショッピファイ)でECストアを開設する手順とポイント
2024.02.28ECサイト
Shopify(ショッピファイ)は、オンラインストアの開設ならびに運営をサポートしている定額課金型のプラットフォームです。テンプレートを選択するだけでデザイン性の高いストアを開設アプリでさまざまな機能を追加できるなどの特徴を備えます。
ビジネスを加速させる原動力になりうる魅力的なサービスといえるでしょう。ここでは、Shopifyでストアを開設する流れとストア開設時に意識したいポイントを紹介しています。理解を深めたい方は参考にしてください。
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目次
Shopifyでストア開設を行う手順
Shopifyでストアを開設したい場合、どのように手続きを進めればよいのでしょうか。ストア開設の手順を見ていきましょう。
手順1:アカウント作成
Shopifyは、月額プランを契約する前にShopifyを試せる無料体験を用意しています。無料体験期間は、最初にサインアップしたときから3日間です(2023年12月1日時点)。まずは無料体験でShopifyの使用感を確かめましょう。無料体験はShopify公式サイトの「無料体験をはじめる」のボタンから申し込めます。この時点でクレジットカードの登録は必要ありません。
画像引用元: Shopify公式サイト
https://www.shopify.com/jp
申し込み手続きでは、ストアに関する質問の回答に加え(スキップ可能)、ストア開設に必要な情報の入力を求められます。
【入力情報】
- ストア名
- ストアURL
- メールアドレス
- パスワード
メールアドレスとパスワードは、ShopifyIDを作成するために必要です(Apple・Facebook・Googleのアカウントも使用可)。登録メールアドレスに届く認証メールに記載されているリンクをクリックしてShopifyID(アカウント)の作成を完了させます。
出典:Shopifyヘルプセンター:無料トライアル
https://help.shopify.com/ja/manual/intro-to-shopify/pricing-plans/free-trial
出典:Shopifyの料金プラン – 各プランの詳細情報と比較 – 無料体験 – Shopify 日本
https://www.shopify.com/jp/pricing
手順2:テーマを選ぶ
ShopifyID作成後に管理画面へ移動します。次に行うのはストアのデザインです。難しそうに思えますが、Shopifyはテーマストアに無料または有料のテーマを用意しているため、専門的な知識は必要ありません。
画像引用元: Shopify公式サイト
https://themes.shopify.com/?locale=ja
ここでいうテーマは、ECストア開設用のテンプレートです。ECサイト向けに最適化されているうえ、豊富な機能を標準搭載しているため、専門的な知識がなくてもテーマを選択するだけで洗練された高機能なストアを開設できます。テーマの選択で悩む場合は次の点を意識するとよいでしょう。
【テーマ選択のポイント】
- ストアのコンセプトに合致している
- 必要な機能をすべて搭載している
- サポート体制が充実している
一般的に、カスタマイズを想定している場合は無料のテーマ、カスタマイズを想定していない場合は有料のテーマが適しているといわれています。
>>Shopifyテーマの選び方|無料・有料テーマの違いとおすすめのテーマを紹介
手順3:デザイン作成
テーマエディタを開いて(テーマの「カスタマイズ」ボタン)ストアのデザインを作成します。具体的には、サイドバーに表示される各ページのコンテンツを編集します。
画像引用元: Shopify公式サイト
https://help.shopify.com/ja/manual/online-store/themes/customizing-themes/edit
デザイン作成のポイントは、作業に着手する前に完成イメージを固めておくことです。例えば、レイアウト、フォント、配色パターン(ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー)を決めておくなどが考えられます。
完成イメージがないまま作業を進めると、一つひとつのデザインが優れていたとしても、全体としては統一感のない印象になり、顧客に適切なメッセージを伝えられない恐れがあります。また、ストアのデザインはブランドイメージに直結する重要な要素です。細部まで妥協せず制作しましょう。
出典:Shopifyヘルプセンター:テーマの編集
https://help.shopify.com/ja/manual/online-store/themes/customizing-themes/edit
手順4:商品登録
次に、管理画面の「商品管理」から商品登録を行います。
画像引用元: Shopify公式サイト
登録する主な情報は以下の通りです。
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【商品情報】
- タイトルと説明
- メディア(画像・動画など)
- 価格
- 在庫
- 配送
- バリエーション
- 分類(商品タイプ・販売元・タイプ)
全ての商品で、これらの情報を登録しなければならないわけではありません。しかし、情報を詳細に入力すると、顧客が商品を見つけやすくなったり整理しやすくなったりします。売上や商品管理に関わるため、これらの情報を詳細かつ正確に入力することが大切です。
また、テーマの選択と商品の登録は前後しても構いません。商品登録を先に済ませると、完成イメージを確認しやすくなります。
出典:Shopifyヘルプセンター:商品の詳細
https://help.shopify.com/ja/manual/products/details
手順5:送料と決済方法の設定
管理画面の「設定>配送と配達」から送料を設定します。設定にあたり、配送エリアと配送プロファイルを理解しておくことが大切です。配送エリアは同じ配送料の国または地域のグループ、配送プロファイルは特定の商品などのために設定する配送ルールといえるでしょう。
詳しくは、Shopify公式サイトなどでご確認ください。Shopifyでは、国・地域ごとに配送方法と送料を設定できます。
次に、管理画面の「設定>決済」から決済方法を設定します。顧客は、設定した決済方法の中から支払い方法を選べます。
画像引用元: Shopify公式サイト
Shopifyが用意している主な決済方法は次の通りです。
【主な決済方法】
- Shopifyペイメント
- PayPal
- Amazon Pay
- Apple Pay
- Google Pay
- NP後払い
Shopifyペイメントは、Shopifyが提供するクレジットカード決済です。以下の国際ブランドに対応しています。
【対応ブランド】
- Visa
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover
Shopifyペイメントの魅力は、導入時に審査がない点と0.5~2.0%の取引手数料(外部決済サービス利用時にかかる料金)がゼロになる点です。また、決済手数料も国内最安水準となっています。なお、Shopifyペイメントは最初からPayPalと紐づいています。
出典:Shopifyヘルプセンター:配送料
https://help.shopify.com/ja/manual/fulfillment/setup/shipping-rates/index
出典:Shopify:【保存版】Shopifyの決済方法のまとめ
https://www.shopify.com/jp/blog/payments-list
手順6:開店準備・シミュレーション
ここまでの手続きでストアは基本的に完成です。最後に、Shopifyの「テスト注文」を活用して、チェックアウトプロセス・注文処理・在庫・配送などに問題がないことを確かめましょう。
「テスト注文」とは、Shopify内での注文処理から在庫確認、メール通知などの設定を確認できる機能です。
テスト注文の実施方法には、2つの方法があります。
Bogusゲートウェイでシミュレーションを行う方法
Bogusゲートウェイは、ストアのテスト注文で使用する決済サービスです。入力情報に応じて、成功した取引はもちろん失敗した取引、エラー発生時の取引までシミュレーションできます。シミュレーションの方法は、本物ではなくShopifyが指定したクレジット情報を用いながら、通常と同じようにストアで注文するだけです。Bogusゲートウェイは「設定>決済」から所定の操作を行い「Bogus Gateway」を有効化して設定します。
出典:Shopifyヘルプセンター:テスト注文を行う
https://help.shopify.com/ja/manual/checkout-settings/test-orders
Shopifyペイメントのテストモードを使用する方法
Shopifyペイメントに搭載されているテストモード機能です。顧客の支払い方法とその処理をテストできます。シミュレーションは、テスト用のクレジットカードで注文を作成して行います。成功した取引、失敗した取引、異なる通貨の取引を作成するテスト番号が用意されています。テストモードは「設定>決済」から「Shopifyペイメントセクション」で「管理」を選択して「テストモードを使用する」を選択・保存すると設定が可能です。
出典:Shopifyヘルプセンター:Shopify ペイメントのテスト
https://help.shopify.com/ja/manual/payments/shopify-payments/testing-shopify-payments
画像引用元: Shopify公式サイト
テスト注文を行い問題がなければ開店準備は完了です。無料体験期間中の場合は、事前に契約プランを検討しておくとよいでしょう。
出典:Shopifyヘルプセンター:ストアの開店準備をする
https://help.shopify.com/ja/manual/intro-to-shopify/initial-setup/setup-prepare-for-launch
Shopifyでストア開設を行う際のポイント
Shopifyでストアを開設する際に押さえておきたいことは他にもあります。ここからは、ストア開設時に押さえておきたいポイントを紹介します。
Shopifyと連携して在庫管理から配送、梱包までボタン1つで済むサービスを見てみる
独自ドメインを取得する
Shopifyでストアを開設すると「○○.Shopify.com」という共有ドメインが付与されます。ドメインはインターネット上の住所、共有ドメインは複数人で共有しているドメインと説明できるでしょう。このままでも問題はありませんが、本格的にストアを運営したい場合は独自ドメインの取得が勧められます。独自ドメインは、1人だけが所有しているドメインです。
独自ドメインの魅力は登録要件を満たさなければならないため信頼性が高いことです。また、先に取得されていなければ、文字列を自由に組み合わせられるためブランティングもしやすいといえます。
SEOに強い点も見逃せません。年間100~1,000円程度の維持費はかかりますが、取得する価値はあるといえるでしょう。独自ドメインはShopifyで購入することもできます。ただし、設定を行わないとメールアドレスとして使用できない点には注意が必要です。
Shopifyアプリを活用する
ShopifyにはApp storeが存在します。App storeに登録されているアプリは8,000種類以上です。Shopifyアプリを活用すると、ビジネスに必要な機能を追加できます。具体的には、「商品を探す」「商品を販売する」「注文と配送」「ストアデザイン」「マーケティングとコンバージョン」「ストア管理」に関するアプリが登録されています。Shopifyアプリを活用すれば、ユーザーの利便性を向上できるだけでなく、ストア運営に関連する業務の効率化も目指せます。
他媒体と連携する
Shopifyは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのモール型EC、FacebookやInstagramなどのSNSに加え、実店舗とも連携可能です。複数媒体を連携させることで、認知度の向上や販売機会の増加を狙えます。
例えば、SNSでブランドの認知度を高めてShopifyストアへ送客する、SNSで顧客と信頼関係を築いてShopifyストアへ送客するなどが考えられます。
出典:Shopify App Store:2023年の商品を探す用ベストアプリ
https://apps.shopify.com/categories/finding-products
外注の際は実績や信頼性を確認する
専門的な知識がない場合は、ストアの制作を外注することもできます。外注の主なメリットは次の通りです。
【主なメリット】
- 要望に合わせた機能・デザインを実現できる
- ストア制作にかかる時間と手間を省ける
- 実際の運用まで考えた提案を受けられる
ストアを成功に導ける確率が高くなります。ただし、全ての事業者がこれらのメリットを提供できるわけではありません。外注先の選定は慎重に行う必要があります。選び方がわからないときは、Shopifyの実績を確認するとよいでしょう。実績豊富な事業者は、一定のノウハウを蓄積しているとともに安定的な結果をだしていると考えられます。
滞りないストア開設を行うためにも、実績が豊富で信頼性の高い業者を選定しましょう。
Shopifyでストアを開設しませんか?
Shopifyは、ECサイトの開設ならびに運営をサポートしているプラットフォームです。テンプレートやアプリをはじめとする便利な機能を提供しているため、専門的な知識がなくても一定品質のストアを開設できます。ビジネスに新たな展開を生み出したい方はShopifyでストアを開設するとよいでしょう。
時間と手間をかけずにストアを開設したい、効果的な集客でビジネスを成長させたい、Shopifyで自社のブランド力を高めたいなどのニーズがある場合は、専門家への相談がおすすめです。物流ソリューションとマーケティングに強みがあるディーエムソリューションズであれば、ストアの構築から集客、物流までワンストップでサポートできます。Shopifyで高品質なストアを開設したい方は、外注先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
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