インボイスとは?用途別の種類や送り状も併せて解説

2022.06.07EC/物流用語集
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用語集

インボイスとは

インボイスとは、商業送り状と訳され、海外へ貨物を送る際に通関手続きで必要となる書類です。
明細書・請求書・納品書の役割があり、主な記載項目は下記の通りです。
・商品名、数量、単価、合計金額
・輸入者の連絡先
・輸出車の連絡先
・貿易条件、支払い条件
・送り状番号
・積載する船名
・船積地、仕向地

インボイスは、用途別に下記の5つの種類に分けられます。
・コマーシャル・インボイス
正式な書類として、輸出入申告で使われます。

・プロフォーマ・インボイス
仮書類として扱われ、輸入者に提供する見積書の役割があります。

・シッピングインボイス
輸出入申告では使用できないが、納品書の役割があります。

・カスタムズ・インボイス
税関に向けて作成する書類で、課税価格を決定するために必要となります。
コマーシャル・インボイスで代用するのが一般的です。

・コンシュラー・インボイス
輸入通関時に提出する書類で、脱税防止を目的としています。
輸入者のリクエストで作成し、領事の認証に必要となります。

関連用語:送り状

タグ : 用語
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藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。