ロケーションとは?固定ロケーションやダブルトランザクションも交えて解説

2022.06.08EC/物流用語集
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用語集

ロケーションとは

ロケーションとは、「位置」「場所」を表す言葉で、物流業界において荷物の置き場所のことを指します。簡単に言えば倉庫内の住所のことです。

一般的にロケーションは、「列・連・段」で保管棚の位置を表します。例えば、C列にある03連の2段目の保管棚は「C03-2」です。これらはロケーション番号と呼ばれ、保管されている荷物と紐付けることで、どこにどの商品が保管されているかを管理できます。

広い倉庫であれば、「エリア・列・連・段」とロケーション番号を振ることもあるでしょう。

また、荷物を入庫した際にどの位置に保管するかはロケーション管理により違います。ロケーション管理には、「固定ロケーション」「フリーロケーション」と、それらを組み合わせた「ダブルトランザクション」の3種類の方法があります。

  • 固定ロケーション
    商品ごとに保管場所が決まっているロケーション管理です。いつも決まった場所に商品が保管されているので、ピッキング作業員の熟練度が上がるほど作業効率も上がります。
  • フリーロケーション
    入庫の際に、空きのある保管スペースに保管するロケーション管理方法で、商品ごとに決まった保管場所がありません。保管スペースを無駄にしないため、倉庫を有効活用できます。
  • ダブルトランザクション
    ダブルトランザクションは、ストックエリアを固定ロケーション、ピッキングエリアをフリーロケーションで管理する方法です。ストックエリアとピッキングエリアを分けて管理することで、それぞれのメリットを享受できます。ただし、ピッキングエリアの在庫状況により、ストックエリアからピッキングエリアへの商品の補充が必要となります。

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藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。