検針とは?アパレル業界における重要項目を解説

2022.06.08EC/物流用語集
Pocket

用語集

検針とは

検針(けんしん)とは、縫製工場などで折れた針が洋服や商品に刺さったままになっていないか、出荷前に検査することです。

基本的に、アパレル業界など針と糸を使用する現場では、製品の縫製時に使用する針を厳重に管理することが通例となっています。

もしも、作業中に針が折れた場合は、折れた針と洋服に残った方を照らし合わせるなどの対策をとっていることが多いです。

しかし、万が一商品に針が残ってしまった場合には、大きな事故やクレームに繋がりかねません。

製造物責任法(PL法)の第3条でも、「製品の欠陥によって怪我を負わせた場合などには、製造者が損害を賠償する責任がある」といった内容が定められています。

そのため、検針によって針の混入を防止することは、顧客からの信頼を守るための大切な作業の一つといえます。

参考e-Gov|製造物責任法

タグ : 用語
Pocket

The following two tabs change content below.
藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。