ecforceと連携可能!おすすめの発送代行5選と選ぶ際の8つのポイント
2023.11.22物流・フルフィルメント
ecforceは利用ECサイトの平均年商が2億円を超えるなど、注目されているECカートです。
法人向けのサービスで、D2Cの企業がよく利用しています。
ecforceは機能性の高さから、購入率やLTV(顧客生涯価値)を高められるのが魅力です。しかし、注文数が多くなると悩みやすいのは配送作業でしょう。そのような悩みにおすすめなのは、発送業務のアウトソーシングです。
本記事では、ecforceと連携可能なおすすめの発送代行業者5選を紹介します。
目次
ecforceとは
ecforceはD2C企業向けのECカートで、購入率やLTVの最大化を実現しています。具体的にecforceを利用しているECサイトの平均年商は2億円以上で、導入した38社の平均売上が230%UPしました。
このように集客を着実に売り上げにつなげるecforceの特徴は、機能の豊富さです。毎月10個から20個の新機能が登場するため、最新の機能で運用をサポートしてくれます。
ecforceと連携可能な発送代行5社
ecforceに対応している発送代行は以下の5社です。
- ウルロジ
- オープンロジ
- はぴロジ
- 日立物流
- クラウドロジ
ecforceは2017年にリリースされた、比較的新しいECカートです。そのため、どの発送代行が良いのか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで、発送代行5社それぞれの特徴や向いている事業者を紹介します。
ウルロジ
ウルロジは発送代行や受注代行、カスタマーサポートまで委託できるEC・通販の物流代行サービスです。倉庫管理システムや自動仕分け機オムニソータなどの最新設備で、スピーディでミスの少ない物流業務を実現しています。
特徴
ウルロジの特徴は以下のとおりです。
- 小ロットから委託が可能
- 倉庫管理システムによる業務効率の向上
- 全国一律の料金体系を実現
- プロの専門スタッフが物流業務を伴走支援
- 13時までの依頼で当日出荷が可能
こんな方におすすめ
ウルロジがおすすめの法人は以下のとおりです。
- フロント業務に集中したい
- 出荷業務を自動化したい
- 化粧品、コスメを取り扱っている
その他
ウルロジの倉庫形態・倉庫保有資格を紹介します。
- 倉庫形態
自社倉庫が都内に3拠点あり、すべてが常温倉庫となります。 - 倉庫保有資格
化粧品製造業許可(包装・表示・保管)
医薬部外品対応ウルロジは常温で保管できる商品に加えて、コスメや健康食品も取り扱いが可能です。
オープンロジ
オープンロジは全国50拠点のなかから、ニーズに合う倉庫を提案してくれる発送代行業者です。10,000社以上の導入実績から得られた経験より、ECサイト運営にありがちな課題解決をサポートしてくれます。
特徴
オープンロジの特徴は以下のとおりです。
- 50拠点のフルフィルメントネットワーク
- ソフトウェアによる自動化・効率化
- データ活用による品質マネジメント
- 初期費用・固定費が無料
- 従量課金制で使った分だけ料金が発生
こんな方におすすめ
オープンロジがおすすめの法人は以下のとおりです。
- 分散出荷をしたい
- 食品などを取り扱っている
- 大型商品を取り扱っている
- アルコール用品を取り扱っている
- 梱包資材で差別化を図りたい
その他
オープンロジの倉庫形態や倉庫保有資格を紹介します。
- 倉庫形態
提携倉庫が全国に50拠点あります。定温・冷蔵・冷凍の3温度帯での管理も可能です。危険物倉庫とも提携しているため、危険物を保管することもできます。 - 倉庫保有資格
化粧品製造業許可
医薬部外品製造業許可
消防法の適用・届け出
オープンロジは50拠点の倉庫と提携しているため、幅広い商材を取り扱えるのが魅力です。
公式サイト:オープンロジ
はぴロジ
はぴロジはEC事業者と物流現場の架け橋となるプラットフォームです。全国130拠点以上の倉庫を利用できます。
特徴
はぴロジの特徴は以下のとおりです。
- 豊富なAPI連携
- 複数倉庫への出荷指示を自動で振り分け
- 急な波動も分散出荷で制御可能
こんな方におすすめ
はぴロジがおすすめの法人は以下のとおりです。
- 出荷の波動が大きい
- コンタクトレンズを取り扱っている
- リピート商材を取り扱っている
- 大型商品を取り扱っている
その他
はぴロジの倉庫形態や倉庫保有資格を紹介します。
- 倉庫形態
提携倉庫が130拠点以上あり、常温・冷温・冷蔵・低温に対応しています。 - 倉庫保有資格
化粧品製造業許可
医薬部外品製造業許可
高度管理医療機器等販売業・貸与業の許可
はぴロジはアパレルやコンタクトレンズ、リピート通販、大型荷物など、商材に合わせた専用物流を用意しているのも魅力です。
公式サイト:はぴロジ
日立物流
日立物流の発送代行は、自動倉庫による省人化をすすめており、物流コストを下げられるのが魅力です。また土・日・祝日も稼働しているため、休日の注文にも素早く対応できて、顧客満足度の向上に役立ちます。
特徴
日立物流の特徴は以下のとおりです。
- 初期費用・固定費が不要
- 従量課金型を採用
- EC物流向けのシェアリング自動倉庫
- 省人化率72%を実現
- 土・日・祝日も稼働
- 自動化により作業ミスを低減
こんな方におすすめ
日立物流がおすすめの法人は以下のとおりです。
- 閑散期のコストダウンを実現したい
- 発送業務を自動化したい
- 受注が増えて配送業務のリソースが不足している
その他
日立物流は、全国各地にグループ会社とのネットワークを構築しています。そのネットワークを活用した物流サービスにより様々な商材の取り扱いが可能です。
日立物流の倉庫形態や倉庫保有資格は以下のとおりです。
- 倉庫形態
日立物流グループは、26社により328拠点を有しています。そのなかには3温度帯倉庫や危険物倉庫もあります。 - 倉庫保有資格
化粧品製造業許可
医薬部外品製造業許可
日立物流グループのネットワークを利用できることが、日立物流に発送代行を委託するメリットといえるでしょう。
公式サイト:日立物流
クラウドロジ
クラウドロジは、サブスクやリピート通販にも対応できるD2C向けの発送代行サービスです。すでに600社の導入実績があり、最大年商100億円規模のECサイトに対応できます。
特徴
クラウドロジの特徴は以下のとおりです。
- サブスクやリピート通販に対応可能
- D2C物流支援での豊富な実績
- ポストインサイズの発送に強い
- ecforceとAPI連携が可能
- 販促物の同梱が可能
こんな方におすすめ
クラウドロジがおすすめの法人は以下のとおりです。
- 小さなサイズの商材を取り扱っている
- 化粧品や健康食品などを取り扱っている
- サブスク・リピート通販を提供している
その他
クラウドロジは、WMSと倉庫をセットにした物流サービスで発送作業をサポートします。クラウドロジの倉庫形態と倉庫保有資格は以下のとおりです。
- 倉庫形態
関東・九州・東北に自社倉庫を3拠点保有しています。設備には、空調設備、冷蔵・冷凍・アパレル用検針機があります。 - 倉庫保有資格
クラウドロジの倉庫保有資格は非公開です。
対応可能な商材は健康食品・化粧品、雑貨、アパレル、食品となります。
公式サイト:クラウドロジ
ecforce利用者の発送代行の選び方
ecforceはD2C企業向けのECカートです。そのため、ecforce利用者が発送代行を選ぶ際は、D2Cと相性の良い業者を選ぶのが良いでしょう。
例えば、カスタマーサポートの充実や、ギフトラッピングやパンフレットの同梱ができるなどです。
ここでは、ecforce利用者の方が発送代行を選ぶ際のポイントを8つ紹介します。
ecforceとのAPI(自動)連携の対応可否
ecforceにはAPI連携機能が搭載されています。API連携することで、倉庫管理やCRM管理が効率的にできます。機能を有効活用するために、ecforceのAPIと連携できる発送代行を選びましょう。
価格体系
発送代行業者を選ぶ際は、価格体系をポイントにしてください。
初期費用や固定費用が掛からない従量制料金や、梱包サイズごとに配送費用が決まっている業者など違いがあるためです。自社の取扱商品のサイズや出荷数から、費用をシミュレーションすると、どの業者がコストパフォーマンスに優れているかがわかるでしょう。
取り扱い可能商品
D2Cで取り扱う商材は、家電製品やインテリアなどのように常温で保管できるものだけではありません。例えば食品を取り扱う場合は、食品に適した温度での管理が必要です。
また化粧品やコンタクトレンズなどのように、許可がないと発送代行業者で取り扱えない商材もあります。
発送代行業者を選ぶ際は、自社の商材が取り扱えるのかを必ず確認しましょう。
物流品質の高さ
ecforceの強みはCRM施策により、購入率やLTVの最大化を図れることです。しかし、物流品質が低いと、顧客からの信頼を損ねる可能性があります。
例えば、注文した商品とは違う商品が届けば、次も購入しようとは思わないでしょう。
そのようなことを避けるために、倉庫の自動化を進めている発送代行業者をおすすめします。機械に頼ることで、ヒューマンエラーによる配送ミスを抑えられるためです。
出荷タイミング
スピード出荷は顧客満足向上や顧客育成に役立ちます。可能な限り当日出荷できる発送代行を選ぶと良いでしょう。そのために、何時までの依頼で当日出荷できるかは、押さえておくべきポイントです。
最低出荷数
発送代行を依頼する際のポイントに最低出荷数があります。費用にも関わることなので、最低出荷数については詳しく確認しましょう。
拡張性
拡張性が必要なのはECカートのシステムだけではありません。物流現場においても拡張性は大切です。
例えばテレビCMなどにより、爆発的に注文が増える商品もあるでしょう。そのような場合でも出荷遅延とならないように、人員や保管スペースの確保が重要なためです。
自社では余分な人員やスペースを確保し続けるのは難しいため、急な波動にも対応できる拡張性のある発送代行業者を選びましょう。
その他
D2Cの物流フローの梱包で大切なことは、細やかな対応や柔軟性のある対応ができるかです。
例えば、以下のようなユーザーからの要望が聞かれることもあるでしょう。
- メッセージカードを入れてほしい
- ギフトラッピングしてほしい
またリピート購入につなげるために、サンプル品やチラシを同梱したい場合もあるはずです。
自動化が進むなかでも、このような細やかな対応・柔軟性のある対応ができる発送代行業者を選ぶことで、ユーザーの顧客満足度を高めるのに役立つはずです。
D2Cの物流フロー構築のポイントについては下記記事を見てください。
おわりに
ecforceはD2C向けのECカートのため、発送代行にあるとうれしいサービスは、ギフトラッピングやチラシ同梱です。
ウルロジでは、このような顧客満足度の向上に役立つ梱包作業も承っております。さらに受注・発注業務に加えて商品管理、注文代行、カスタマーサポート代行など幅広い支援でEC運営を強力にサポートできます。
スタートアップや小規模のECサイト事業者の方は、ぜひウルロジで事業拡大を図りましょう。
✓既に自社で物流を行っているがコスト安く外注できるか知りたい
✓物流会社に外注をしているが現状と比較してみたい
初めての方でも、営業担当が導入をサポートいたします。
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