自動倉庫とは?物流代行会社が最新倉庫運用のメリットを解説

2022.06.08EC/物流用語集
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用語集

自動倉庫とは

自動倉庫とは、物流業務の入荷・管理・ピッキング・運搬・出荷などの工程で、オートメーションシステムを活用することで自動化・省人化した倉庫のことを指します。

具体的には、荷物の入出荷情報を一元管理できる倉庫管理システムと、スタッカークレーンや制御装置を組み合わせることで作業の自動化を実現します。

Amazonやニトリなどの通販大手が導入しているため、注目を集めている物流倉庫です。

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自動倉庫を導入するメリット

自動倉庫が注目されている理由は、導入することで以下のメリットがあるためです。

  • 効率アップ
    自動倉庫のメリットは、機械が作業をするため大幅な作業効率アップにつながることです。人であれば疲労により休憩が必要になったり、パフォーマンスが落ちたりします。しかし、機械であれば24時間一定のパフォーマンスを維持できるためです。
  • スペースの有効活用
    自動倉庫の特徴は、高層のラックシステムを構築できることです。今までは、人の手が届かないほどの高い保管スペースは作業効率が悪く、危険も伴うためデッドスペースになりがちでした。しかし、自動倉庫であれば機械が運搬するので、そのようなデッドスペースを有効活用できるようになります。
  • 人件費の抑制
    自動倉庫のメリットは、人件費を抑えられることです。従来の人の手に頼った物流倉庫の場合、物流業務をこなすためには多くの従業員が必要でした。しかし、自動倉庫にすることで作業を自動化できるため、大幅な従業員の削減が可能になるためです。少子高齢化が進む国内において人員確保が難しくなっていることも、自動倉庫で省人化を図るメリットと言えるでしょう。
  • 品質の向上
    物流業務を機械で自動化すると、ピッキングミスなどのヒューマンエラーが発生しないため品質の向上につながります。
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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。