クール便とは?各配送会社の温度領域を比較解説

2022.06.08EC/物流用語集
Pocket

用語集

クール便とは

クール便とは、低温度で管理が必要な商品を保冷機能がある設備・車両を用いて配達するサービスのことを指します。
冷凍便・冷蔵便・チルド便も含めた総称で、-15℃〜10℃の温度帯すべてをクール便と呼びます。
-15℃〜10℃の温度帯の中で、各配送会社によって温度領域を設定し、冷蔵発送・冷凍発送のようにタイプを分けて展開しているのが特徴です。
実際に、ヤマト運輸の「クール宅急便」、佐川急便の「飛脚クール便」、郵便局の「チルドゆうパック」は以下のように温度帯が分かれています。

業者名 サービス名 温度帯
ヤマト運輸 クール宅急便 冷蔵タイプ:0〜10℃
冷凍タイプ:-15℃以下
佐川急便 飛脚クール便 冷蔵品:5℃基準(2℃〜10℃の範囲内)
冷凍品:-18℃以下
郵便局 チルドゆうパック 0〜5℃

クール便があることで、より商品の鮮度を保ちながらお客様や取引先の下へ届けることが可能です。

参考サイト
ヤマト運輸|クール宅急便
佐川急便|飛脚クール便
日本郵便|チルドゆうパック

関連用語
冷蔵発送
冷凍発送とは

タグ : 用語
Pocket

The following two tabs change content below.
藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。