ハブアンドスポークとは?物流ネットワークのメリット・デメリットを紹介

2022.06.08EC/物流用語集
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用語集

ハブアンドスポークとは

輸送する貨物を中心(ハブ)拠点に集約させ、そこから各拠点(スポーク)に仕分けて配送する物流ネットワークの仕組みのことです。
フェデックス創業者であるフレッド・スミス氏が提案した考え方で、日本ではクロネコヤマトが土台を形成し、日本全国の効率の良い配送が可能となりました。

    ハブアンドスポークのメリットは以下の通りです。

  • 路線数の削減
    一度に積載する貨物量が増加する
  • 輸送距離の短縮
    ドライバーの長時間労働を防止できる
  • 環境負荷の軽減
    輸送時のCO2排出量が削減される
    ハブアンドスポークのデメリットは以下の通りです。

  • リードタイムが長くなる
    ハブを経由することで、直送するよりも運送距離が延びる
  • ハブでのアクシデント発生時の対応が困難
    中心拠点で何らかの障害が起こると全ての配送経路に影響が出る恐れがあるため、対策を講じる必要がある
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藤田直樹
国立大学院にて工学修士号を取得。大手企業のマーケティング支援を経て、ディーエムソリューションズが運営するEC物流代行サービス「ウルロジ」に参画。 現在はウルロジのマーケティング責任者として戦略から実行までを統括する傍ら、物流倉庫の作業標準化や品質改善プロジェクトも主導。工学的な知見、マーケターとしての顧客視点、物流現場の視点を掛け合わせ、EC事業の成長を加速させる実践的ノウハウを提供する。