EC事業者におすすめの配送方法の選び方

2022.06.20物流・フルフィルメント
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EC事業者におすすめの配送方法の選び方
新しくECサイトを開設するにあたり、どの配送方法を選ぶべきかお悩みのEC事業者の方も多いのではないでしょうか。
最適な配送方法を選択できるかどうかによって、ECサイトの評判や運営コストにも大きく影響します。
そこで今回は、おすすめの配送方法の選び方、選択基準、宅配便とポスト投函便のサービス内容、大手3社の配送業者の比較・特徴についてご紹介します。
どのような基準で選べばいいか分からない方、運営中のECサイトの配送方法を見直したい方はぜひ参考にしてください。

配送方法の選択基準

配送方法選びで後悔しないためには、選択基準を明確にしたうえで、求める条件を満たしている配送業者・方法を選択することが大切です。
まずは、配送方法を選ぶ時に重要な選択基準を4つご紹介します。

コスト

ECサイトの運営側で送料を負担する場合、配送料が高額だとビジネスのランニングコストが高くなってしまいます。
利益を出して運営を持続していくためには、まずはコスト面で無理のない配送方法を選ぶことが必須です。
また利用者側にとっても、送料の安さや送料無料かどうかが、ショップを選ぶ際のポイントであることが分かっています。
顧客の購買意欲を後押しするためにも、配送にかかるコストはできる限り抑える必要があります。

出典:ネットショッピングの定着と消費者向けビジネスの構造変化|野村総合研究所

到着日数

ECサイトの利用者にとって、頼んだ商品がすぐに手元に届くのは嬉しいサービスです。
「翌日配達や即日配達のためなら追加料金を払ってもいい」と考える利用者は、全体の半数以上にのぼるという統計データもあります。
利便性を重要視する利用者は、配送料以上に到着日数を重要視する傾向があるため、翌日配送などに対応している配送業者を選ぶようにしましょう。

出典:グラフ:追加料金を払っても良いと思うお客様の割合|DLPO株式会社

安心・安全

選択基準の3つめは安心・安全面です。例えば、配送追跡ができる業者や配送方法を選ぶことで、「商品が順調に配送されているか?」「荷物が今どこにあるか?」といった利用者の不安を解消できます。
また、配送業者側で荷物の安全な取り扱いには充分配慮されているものの、万が一に配送途中の紛失や破損があった場合の補償があると、より安心感が増すはずです。
特に、壊れやすい商品や高額な商品を取り扱っているECサイトであれば、配送追跡や補償などの安心・安全面が充実しているかどうかを確認するようにしましょう。

決済方法(代引きの有無)

決済手段に代引きを選ぶ人の割合は、銀行振込や後払い決済よりも多く、特にクレジットカードを持っていない若年層に多いことが分かっています。
ECサイトの購買層が10代・20代である場合、代引きに対応している配送業者を選ぶことで、購買機会の損失を防ぐことにつながるでしょう。

出典:【調査結果】通販サイトで最も利用される決済手段とは?決済手段導入のポイントを解説|SBペイメントサービス

配送方法の種類

ECサイト運営で主に用いられる配送方法の種類として、宅配便とポスト投函便があります。
それぞれのサービスの特性が自社に合っているかどうか、メリットだけでなく、デメリットもしっかり把握した状態で検討することが大切です。

ここでは、宅配便とポスト投函便の特徴、メリット、デメリットについて解説します。

宅配便

宅配便
宅配便は、対面受取で荷物の引き渡しを行う配送方法です。ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便をはじめとする多くの配送業者が、独自の宅配便サービスを展開しています。

メリット

宅配便には多くのメリットがあります。利用者にとっての利点は次の通りです。

  • 受取日時指定や時間指定ができる
  • 代引きが可能
  • 配送追跡・配達完了確認ができる

このように、利用者の要望に応えた細やかなサービスが充実しています。また、EC運営者側にとっても、次のようなメリットがあります。

  • 小さな荷物から大きな荷物まで幅広いサイズを送れる
  • 冷蔵・冷凍の商品を送れる
  • 各社荷物の大きさや内容によって、多様な宅配便サービスが用意されている

なお、配送業者によっては対応していない場合もあります。業者ごとのサービス内容については次章で詳しく説明しています。

デメリット

宅配便には、デメリットとなる要素もあります。

  • 配達先の自宅や会社などに居ないと受け取れない
  • 不在の場合は再配達になってしまう

対面受取が必要な宅配便の場合、受取の時間が限定される点が不便と感じる方もいるかもしれません。ただし、配送業者によっては、不在時に宅配ボックスに入れるサービスなどもあるため、うまく導入することで利便性を高められます。

ポスト投函便

ポスト投函便
ポスト投函便とは、荷物を届け先のポスト(郵便受け)へ投函することで配達完了となる配送方法を指します。
ポストに入る、小さく軽量なサイズの小型配送の一つです。

メリット

ポスト投函便のメリットとして、次の3つがあげられます。

  • 不在時でも荷物が受け取れる
  • 配送料が安い
  • 宅配便と変わらない配送日数で届く

ポスト投函ができるため、配達時間を気にする必要がありません。また、宅配便と同等の配送日数でありながら、配送コストが安く済むのは大きなメリットといえます。

デメリット

ポスト投函便のデメリットは、次の4つです。

  • 受取日時指定や時間指定がない
  • 代引きができない
  • 冷蔵・冷凍の商品は送れない
  • 宅配便よりも補償額が低め

対面受取でないため、日時指定、代引き、チルドなどには対応していません。
また、宅配便と比べて、荷物の紛失や破損に対する補償額が低めです。高価な商品を取り扱っているECサイトの場合は、補償額も考慮したうえで検討するようにしましょう。

大手3社を比較:配送業者別の特徴

数ある配送業者の中から、大手3社の特徴をご紹介します。

ヤマト運輸

ヤマト運輸ロゴ
ヤマト運輸では、宅配便とポスト投函便の両方に対応しています。

宅配便:宅急便

ヤマト運輸の宅配便(宅急便)サービスには、「宅急便」と「宅急便コンパクト」の2種類あります。それぞれの価格・サイズ・サービス内容は次の通りです。

宅急便
特徴 個人・法人問わず利用できる
価格 680~5,920円(サイズ・発地・着地により異なる)
規定サイズ 200サイズ以内(3辺合計200cm)、重さ30㎏以内
日数 翌日・翌々日(離島を除く)
追跡有無
注意事項 180サイズ以上はコンビニでの受付不可
付加価値 割引サービス多数(法人割、持込割引、クロネコメンバー割)
宅急便コンパクト
特徴 宅急便よりも小さな荷物に特化した配送方法
価格 680~1,230円(サイズ・発地・着地により異なる)
規定サイズ 60サイズ未満
日数 翌日・翌々日(離島を除く)
追跡有無
注意事項 専用BOXの利用が必須
付加価値 小さな荷物を低コストで配送可能

 

出典:料金・お届け予定日を調べる | ヤマト運輸宅急便運賃一覧表 全国一覧 | ヤマト運輸

ポスト投函便:ネコポス

ヤマト運輸のポスト投函便は、「ネコポス」というサービス名です。

特徴 専用資材なしで小さな荷物を送れる配送方法
価格 全国一律385円
規定サイズ 縦 23cm~31.2cm、横 11.5cm~22.8cm、厚さ2.5cm以内、重さ1㎏以内
日数 翌日・翌々日(離島を除く)
追跡有無
注意事項 事前に契約が必要、保証金額は3,000円(税込)/個まで
付加価値 ポスト投函できるサイズの荷物を宅急便と同じ日数で配送できる

 

出典:ネコポスについて、サイズ制限(大きさ・厚さ)を教えてください。

日本郵便

日本郵便ロゴ
日本郵便でも、宅配便とポスト投函便に対応しています。

宅配便:ゆうパック

日本郵便の宅配便サービス「ゆうパック」の詳細は、次の通りです。

特徴 営業所数が多い
価格 810~3,060円
規定サイズ 60~170サイズ、重さ25㎏以内
日数 発送の1~2日後目安
追跡有無
注意事項 割引が受けられるのは持ち込みの場合のみ
付加価値 重さ25~30kgの荷物は重量ゆうパックで対応可能

 

出典:国内の運賃表(荷物)|日本郵便基本運賃表(東京)ゆうパック|日本郵便

ポスト投函便:ゆうパケット

日本郵便のポスト投函便は「ゆうパケット」といい、次のようなサービス内容となっています。

特徴 全国一律の料金で小さな荷物が送れる配送方法
価格 250~360円
規定サイズ 60サイズ以内、重さ1㎏以内
日数 発送の2~7日後目安
追跡有無
注意事項 専用の宛名シールが必要、商品保証無し
付加価値 郵便局に持ち込まなくてもポスト投函で荷物を出せる

 

出典:ゆうパケット | 日本郵便株式会社

佐川急便

佐川急便ロゴ
佐川急便では、宅配便サービスに対応しています。

宅配便:飛脚宅配便

佐川急便の「飛脚宅配便」の内容は、次の通りです。

特徴 配達スピードが早い
価格 880~2,178円
規定サイズ 60~160サイズ、重さ30㎏以内
日数 発送から1~3日以内
追跡有無
注意事項 個人向けの割引サービスが少ない
付加価値 法人契約することで割引が受けられる

なお、佐川急便では現時点で、ポスト投函便のサービスは提供していません。

出典:飛脚宅配便|佐川急便

発送代行の利用のおすすめ

自社にとって最適な配送方法が決定できたら、次は具体的な配送業務について考えていく必要があります。
ECサイトの運営では、梱包・出荷・在庫管理など多くの業務が発生するため、売上規模が増大するにつれて負担に感じることもあるでしょう。

そのような場合には、発送業務に特化した発送代行を利用することがおすすめです。
一連の物流をプロに任せることで、誤発送など人的ミスを軽減できるといったメリットもあります。

発送業務へのリソースを抑え、商品開発やマーケティング業務などの基幹業務へ注力するためにも、代行を活用することが得策といえます。
発送代行サービスについて詳しく知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。

発送代行サービスとは?メリット・デメリットや選び方を解説!

おわりに

ここまで、ECサイト運営における配送方法の選び方、選択基準、配送の種類、大手3社の配送業者の比較・特徴について解説してきました。
最適な配送方法を選択するためには、「コスト・到着日数・安心と安全・決済方法」の4つの基準を元に比較検討すると良いでしょう。

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角田和樹
上場企業であるディーエムソリューションズ株式会社の物流関連サービスで15年間、営業やマーケティング、物流企画など様々なポジションを経験。 現在は物流・発送代行サービス「ウルロジ 」のマーケティング全体設計を担う。通販エキスパート検定1級・2級を保有し、実際に食品消費財のEC事業も運用。ECノウハウに対しても深い知見を持ち、物流事業者としてだけでなく、EC事業者の両面からnoteウェビナー等での情報発信を行う。